堂々と書かれるとついつい見落としてしまうことがある。きれいな薔薇にはとげがある。甘い果物には毒があるということか。僕が学生の頃であるが小樽駅のすぐ左に曲がったところにあった喫茶店はcofeeという看板を堂々と掲げてあった。何か眠気がさめないコーヒーを想像させる
写真では分かりづらいがダブルネックギターである。右がフェンダー左が多分ギブソンである。呉越同舟であるとも言えるしドライバーやらレンチやらなんでもついている三十三間堂の千手観音のような工具を想起させる。この手のギターを買う人間は正妻と妾を同居させる山崎豊子作「華麗なる一族」の万俵大介の様な人間のはずである。