「折れた煙草の吸殻であなたの嘘がわかるのよ」と言う昭和歌謡があったが、吸殻を見なくとも安倍首相の嘘は分かる。「私と妻が森友学園の土地値引きに関与している事実が判明すれば総理も議員もやめる」と国会で言っていた。値引きの口裏合わせの録音が出てきた時でも質問に真摯に答える姿勢は皆無であった。国民はそのうち飽きるであろうと踏んでいる。短かった会期の臨時国会で財務省の今の理財局長太田充の答弁はパーティージョークそのものである。「金額の話はしたが、価格のやり取りはしていない」多分この人も出世でするのだろうな・・・・・・。嘘が社会でまかり通るのは相手を敵か味方かで判断するからである。嘘は有効な武器になり仲間内では称賛の的でさえある場合がある。私事だが会社員時代不正経理の片棒を担いでいた。今、東芝、三菱自動車、スバル、神戸製鋼やら一部上場企業の不正経理やらデータ改ざんの問題が報道されているが「ああ、やっぱりどこでもやってんだ」と言うのが第一印象であったし、手を染めざるを得ない従業員の心理はよくわかる。僕のいた会社は融資を引き揚げられないようにまず銀行をだます。長期計画通り業績が伸びているかのように本社をだます。時々来る公認会計士にはまずい所は見られないように誘導する。年二回ある監査はないものをあると見せかけるのである。ワコールの胸を豊かに見せるブラを思い出してもらうと分かりやすい。中間管理職になった時上司から「どうだ、勉強になるだろう」と言われたことを今でも覚えている。有能になったかのように錯覚し同時にこっち側の人間になったのだと初めて意識した。