風邪と共に去りぬ

風邪と共に去りぬ
この文章を書いている時間帯は本来なら学生のライブの予定だった。前日リーダーのK子から連絡が入った。熱が下がらないらしい。インフルエンザの予防接種もしているし一過性のものだとは思うがもし当日になっても熱が下がらない場合にはライブを休ませてほしいという。勿論命削ってやることではない。症状が改善されなければ中止にしようと返信を出した。ウーウ唸っているK子には申し訳ないのだがちょっとおかしかった。
「情けない話なのですが熱が下がらず・・・・せっかくの機会なのに本当に申し訳ありません・・・すいません」とクローザーで送り出されたエースが逆転を許したときのように平謝りするのである。
学生が風邪をひくぐらいパーカーがヤクをやるぐらい普通のことだと思うかもしれない。
K子とは僕のところでバイトをしている、あのK子だ。医学部の五年生。「看板に偽りあり」
「現代医学の限界を感じるね」とメールを出したら」「そうなんです、突っ込みどころ満載なんです」と返事が来た。今頃は卵酒飲んで、ねぎを首に巻いて氷嚢で頭冷やして休んでいることと思う。どうかお大事に!
大森一樹監督の「ヒポクラテスたち」という医大生を題材にした映画があった。主人公の一人が妊娠してしまう「こういうのも医者の撫養生というのかな・・・・」と言うセリフを思い出した。
丁度今「病気をしない暮らし」と言う本を読んでいる。命根性が汚くなったわけではない。あまりにどこも悪くならないので自分の知らないところで何か体にいいことをしているのかもしれないと思い、そのヒントを探している。
「風邪をひきやすい人ひきにくい人」と言う項があった。
僕は会社を辞めて24年、風邪で病院に行ったのは二回。それ以外は行ったことがない。年を取ると風邪をひきにくくなるとのことだ。200種類ほどある風邪のウィルスの免疫ができるかららしい。なんだ爺になっただけのことか。そういえばK子は以前にも寒気がするという事でバイトを早引きさせたことがあった……。そうかまだ免疫ができぬくらい若いという事なのだ。くやしい・・・・。いやいやまだ何かあるはずだ。・・・・地位が高いと思っている人はひきにくい。これは社会的地位とは関係なく「矢沢、ビックだぜ」と自分で思っていると人と言う意味だ。これは当てはまるはまるのか…社会的にネットワークの広い人と対人関係の広い人も風邪をひきにくいという研究結果も出ている。以外に疲労は関係ないしサプリメントでは予防できないとのことである。
これは僕も知っていたが南極では凍死することはあってもウイルスがいないので風邪はひかないという事だ。

参考図書
「あまり、病気をしない暮らし」中野徹
あまり…と小さく書いてあるところが信用できる先生でノーベル賞を取った本庶佑先生の講座にいた先生で笑いながら病気のことが分かる。