Jazz紳士交遊録vol12

Jazz紳士交遊録vol12
臼庭潤
8月18日、一日早いが臼庭潤を偲ぶ会をやった。こういうご時世で臼庭縁のミュージシャンを呼んで追悼ライブを出来る状況にはない。せめて集まれる人間で音源をかけ臼庭の思い出を語り合った。臼庭の生を聴いたのは渋谷オーケストラが最初だと思っていた。その時の演奏はよく覚えていて頻繁に来てもらうようになったきっかけになったのだ。仲良くなってから臼庭に聞いたことが有る。
「最初に札幌に来たのはいつ?」・・・古澤さんのバンドだと言う。場所や編成を聴くと僕も聴きに行っている。だが臼庭の印象が全くないのだ。理由は分かっている。ギターの津村を初めて聴いた日でもあるのだ。津村が素晴らしくてすぐ米木に接点がないかどうか電話した記憶がある。そう言う事もあって臼庭のすばらしさに気が付くのが少し遅れた。ちょっとだけ申し訳なく思っている。
臼庭はlazyでライブレコーデイングをしてくれた。そのおかげでlazyが全国区になった。音だけ聞くと豪快だが心は繊細な奴であった。僕が主催しているjazz幼稚園というワークショップにも良くゲストで参加してもらった。臼庭だと色物企画も頼みやすい。カナダ人が歌う昭和歌謡やらモンクの曲に乗せて僕がフリーでラップを入れるという映倫ギリギリの企画にも付き合ってもらった。打ち上げで朝の5時まで駄洒落大会をやっていたことが有る。ネタが尽きたら終わりと言う事であったが勝敗付かず引き分けになった。一般の人が聞いたら典型的なおバカ男子と思うだろう。僕の駄洒落創作能力もこの時期に急速に伸びた。Jazzと同じで上級者とお手合わせを願わないと上達しない。
毎年命日に臼庭の妹さんが未発表の音源をアップしている。ぜひアクセスして聴いてやってほしい。https://ameblo.jp/ayakosblomster/entry-12618871836.html

臼庭の葬式に有志で花輪を出した。Lazybirdがディジーバードになっていたらしい。葬儀屋がガレスピーとパーカは知っているがコルトレーンは知らないという中途半端なjazz通だったのだ。列席していたミュージシャンから臼庭の葬儀らしく洒落が効いていると話題になった。
臼庭の音は僕の心にしっかり保管してある。