10月16日はオスカーワイルドの誕生日である。以下のエピソードは100%受け売りである。小泉八雲がアメリカ時代に書いているのだが16歳の時事故で左目を怪我した時
診てくれたのがダブリンで眼科医をしていたオスカーワイルドの父親だったと言う事だ。世の中といおうか世界は狭い。
オスカーワイルドはあまりに耽美的、芸術至上主義の香りがして学生時代は苦手だった。だが首都ダブリンについて何となくイメージが湧くのはジエームス・ジョイスの「ダブリン市民」を英語の授業で読まされたからだ。低く垂れこめた雲・・湿った石畳・・厳格な宗教観・・陰鬱な空気感・・・一か所だけ鮮明に覚えている部分がある。書斎の本棚に関する描写である。キリスト教関係の書籍が棚の一番下に入れられている表現である。これはJ・ジョイスの価値観を表していると教官が言っていた。この事が今でも本やレコードを整理する時の位置関係に微妙に影響している。
Oscar is Wilde
Billie is Wilderという英語の洒落があるがあまり受けない。