入管法と鉄砲玉

入管法の審議に中で維新の梅村みずほ議員がウシュマさんと支援団体を貶める発言をして物議を醸し出している。収監を逃れるために支援団体が詐病示唆した可能性が有るという事実無根の話であって政府からもそういった事実はないとの答弁を得ている。梅村氏は「事実はないが可能性はある」と強弁している。言語道断の発言とは思うがこの類の発言昔聞いたことが有ると思うのである。「募ってはいるが募集はしていない・・」等のご飯論法である。そしてこういう威勢の良い発言をした女性議員前にもいたなと思い出す。安倍晋三に操られて差別発言をした杉田水脈、防衛費増額を訴えた高市早苗。二人とも観測気球の役割であった。あちらの世界の人間なら「悪いようにはせえへん。国民ちょっと脅したれや」と言う事である。梅村みずほ氏の質疑ビデオを見た時前出の二人の場合と同じ演出を感じた。ところが維新の音喜多政調会長は党として一石を投じたと簡単にこれを認めた。反響の大きさに委員会メンバーからは外さざるを得ない様であるが議員辞職は勧告はしない。国会での発言は免責特権が有る。私的な場でこの類の発言をしたなら名誉棄損で訴えられても可笑しくない。その事が分かった上での印象操作で悪質である。この問題とは直接は関係ないが女性はもっと怒って良い。女性活躍社会などと嘯いているが所詮組の鉄砲玉でしかないと言われているに等しい。
三つの事件が重なった。ジャニーズ事務所性加害問題を無視し続けたジャーナリズム、LGBT差別を止められない法制度、入管法改悪を止めない政治・・・。たまたまかもしれない。日本は沈没するタイタニックの様に舵を切っている。