初体験

金正恩ではないが革命的一夜である。この写真僕が撮ったものである。スマホに変えて苦節半年、電話とメール、見ようと思えばエロビデオを見られるくらいにはなった。だが写真はもともと取る趣味がなかったのでこれが3枚目になる。何でこんなつまらない写真をアップするのだというあなた・・・革命的鉄槌が下されるであろう。最後の時短営業の給付金申請の際店の外観が分かる写真が不足しているのでメールに添付して送れとおっしゃる。コロナ対策と店舗外観は関係ないのではとコールセンターのお姉さんに食い下がった。そのお姉さん「今回の給付金は今までとは違うタイプの給付金なので審査が厳しくなっていますので・・・」とおっしゃる。長いもにはまかれろ・・という諺もある。堪え難きを絶え、忍び難きを偲んで撮った一枚である。前からブログに写真を入れたいと思っていた。制作してくれた人に聞けばすぐわかるのであろうが自力でやろうと思っていたので時短で暇なときにプログラムを一個ずつ調べていった。時々余計な所を触って壊したこともあったが今日に至った。写真を撮る。Gmailでパソコンに転送する。ファイルを作って画像を保管する。それをブログ作成ソフトに取り込む。一連の作業ができるようになった記念すべき日である。もうジュラ紀生まれとは言わせない

 

 

 

文化の日

高度成長期の頃「天皇陛下ネタの駄洒落」と言うのを聞いた。明治天皇は「目弄ってんの・・」
ウクライナ問題の隠れ蓑を借りて日本の極右勢力の中で不穏な動きがある。「文化の日」を「明治の日」と呼称変更しようとしているのである。自民安倍派と維新を中心に日本会議の主力議員が根回している。祭日で休めるのなら名称などどうでもいいではないか・・・・という意見が聞こえてくるが大阪城の外堀を埋める戦術と同じである。あの輝かしかった大日本帝国に戻ろうよ・・・と肩を叩かれていると思ったほうが良い。この事はニュースにも流れないし新聞にも取り上げられていない。本丸は憲法への緊急事態条項の導入である。この緊急事態条項はコロナ禍の緊急事態宣言と混同しやすいが全くの別物。ジョージ・ベンソンとベン・ジョンソンあるいは刷毛と禿くらい違う。緊急事態条項は総理が「緊急事態です」と言えば緊急事態になる。国会は休会になり閣議決定でどんどん法律を作ることができる。それに反対するものは危険人物として弾圧される。そう今のロシアのイメージに近いのだ。スターリン時代のソ連と大日本帝国が重なる。史実以上に美化された帝国。政治的に歪曲されたロシア正教はロシア版国家神道でウクライナのロシア系住民を守ることはロシア版八紘一宇と言ったほうが分かりやすい。
今フランスでは大統領選挙でマクロンとルペンの決選投票になっているが日本のメディアはルペンを極右と半分揶揄して呼んでいるが中身は中道レベルである。ところが安倍晋三も高市早苗も極右と呼ばれることは全くない。

どないなっとるねん

大阪のコロナ重症者(直近7日間、3/29現在)は382人で全国655人の58.3%も占めてまんねん。えらいごつい数字でっしゃろ。初めて「遺体入れる納体袋を用意」しましたんや。施設での看取りも続出してますねん。3月22日マンボウが全国的に解除になりましたやろ。大阪だけは流石に無理なんちゃうかなとわしは思っていましたんや・・ところが鶴は千年、そう~でんねん吉村洋文知事は「大阪モデル赤信号」ちゅうよう分からへん標語を考え府民には外出・移動の自粛を要請しましたんや。その吉村知事今どこにいると思います。ドバイに万博視察に行ってまんねん。亀か・・・。オイルマネーに物言わせて砂漠にごっつ高級なホテルを建てたりしてる国でんねん。「ドバイはやばい」これは聴いた話なんですけど3泊で4000万以上なんですやん・・・。わしらたこ焼き売っておっかあとガキ養ってる身からしたら天文学的数字やで・・・。たこ焼き何個売ったらいいんや。計算してみるで・・・電卓の桁たらんわ・・あほらし。北新地の姐さんたちも視察の為にマンボウ解除したと噂してるわ。そろそろ顔で知事選ぶの辞めなああかん。
3月29日大阪市会で採決された大阪カジノ・IR関連の議案はすべて可決されましたやん。
ちゅうことは大阪は緋牡丹博徒の影響を受け続ける町になるちゅうことや。何人道頓堀に浮かぶかのう・・怖いで,ほんまに。
松井府知事は6年前に「IR、カジノに税金は一切使いません。民間事業者が大阪に投資してくれるんです」と断言してましたな。吉村知事も民間が全額負担と明言してたで。でも昨年12月にカジノ予定地夢洲の土壌汚染対策790億円全額を大阪市が負担すると発表しましたやん。
大阪府民舐められとるやん。6年たったら皆忘れる鳥頭かちゅことやで。怒らにゃあかん。
万博で一つ想い出したで・・2025年大阪で万博やりますやろ。そのプロデューサーと「大阪ワクチン」で名を馳せた「アンジェス」と言う会社創業者は一緒やで。
「まだどこも成功していないDNAワクチンの開発に対して、免疫にも感染症にも一切実績がないベンチャー企業に、大手製薬会社よりはるかに多い助成金が出た」っていうので有名になったアンジェスやで。そしてその後開発は断念した、あのアンジェスやで 興味深いやおまへんか。アンデス山脈ではなく「アンジェス人脈」でっせ・・・。どないなっとるんや。責任者でてこんでいい。引っ込んでろ!
こんな話マスコミによう載らんやろ~。読売新聞が大阪市と包括契約するまちやからな。
この維新が次の選挙で野党第一党を狙っているんやて。入れたら絶対あかんで。
今大阪でめちゃ流行っているジョーク教えるで
「いまドバイからの入国、帰国を厳しく制限したら、大阪の感染者、死者は劇的に減るだろう」
山田君「ざるうどん。一枚」
付記
今日はお客さんゼロ。集金二人。めげずに事務作業を続けていると時々携帯やパソコンのアラーム音が鳴る。メールを開くと17周年記念ライブの予約である。何より嬉しい。まだまだガラガラ蛇であるが早めの予約をお願いしたい。心臓に悪いので高校野球のような9回裏逆転のようなドラマはいらない。

戦争を起こす方法

道新の投稿欄にナチ政権下のゲーリングの言葉を引用した読者の意見があった。ネットでも見かける有名な一節である。ゲーリング曰く
「普通の国民は戦争を望んではいない。しかし国の指導者にとって戦争を起こすのは簡単である。国民には我が国は他国から攻撃に晒されてると言い、戦争反対の平和主義者がいれば非国民と非難すればよい。この方法はどの体制、どの国でも有効である」
今のウクライナ問題、そして太平洋戦争に至る日華事変を想い出さないではいられない。
日本軍「中国の日本人を保護する」
ヒトラー「ズデーテン地方のドイツ人を保護する」
スターリン「西ウクライナと西ベラルーシの市民を保護する」
プーチン「ウクライナ東部のロシア系住民を保護する」
「自国民を保護する」は侵略国家の常套句である。
付記
マンボウが終わって二週間程である。元々お客さんが少ない上、感染問題が起きた時の追跡調査の関係で遅い時間の酔客、いちげんさんはお断りしている。客足など戻るはずもない。この界隈の店も閉める時間が早くなった。そんな中、来週から17周年記念の特別興業である。組の存続が掛かっている。いつもより少しだけ賑わいの有るlazyを見たく40度のシャワーに打たれ願をかける毎日である。

矢切の渡し

細川たかしの曲に「矢切の渡し」と言うのがあったが当時矢切と言う地名を知らなくて「やじりの私」とか「夜霧の私」とかの語感が連想されて変な曲だなあと思っていた。本当にどうでもいい話だが。
札幌に安倍元総理が遊説に来た時「安倍辞めろ」と野次を飛ばした聴衆がいた。「やじりの私」こと大杉雅栄さんである。暴動につながる危険行為とみなされ道警に排除された。その裁判が一昨日結審し原告側の全面勝訴となった。ヤジも表現の自由と認められちょっとだけほっとしている。もし演説していた人物が志位委員長だったとしたら「志位やめろ」と怒鳴っても何も起きなかったのではないかと思っている。特定の思想に対する言論統制に審判が下ったと言う事だ。日本のロシア化も今一歩のところで留まった。多くのメディアもいたはずだが無料チケットでjazzのコンサートを見に来た客の様に単なる傍観者であった。
60年安保闘争の頃、総理は安倍元総理の祖父岸信介であった。
「デモを鎮圧せよ」と命じられた当時の柏村信雄警察庁長官は「総理は姿勢を正すべき」と弾圧を拒否した。それにつづき全国都道府県警察本部長も「柏村を罷免するのであれば全員で辞職する」と打電した。弱った岸総理は自衛隊に派遣を要請したがそれも一蹴された。一総理が権力を使って自国民を弾圧しようとした時には警察幹部も防衛相もそれに抗う独立性を有していた。それぞれの省庁でいろいろ問題はあったと思うが日本が最低の良識を保ってこられた理由がそこにあると思う。
見たくもなかったが安倍元総理のツィッターが目に入った。ゼレンスキー大統領との2ショット写真が載っていた。空いた口が塞がらない。プーチンと27回会談して6年で200億もの経済協力金を渡しているのにだ。その一部はウクライナに侵攻する戦車代になったはずだ。外交音痴にも程がある。浅田美代子が「ソフィスケイテド・レディ」を歌った時より音痴だ。
アンチ・カリプソ
音痴・カリプソ
ウンチ・クソミソ
それほど酷い。

Jazz紳士交遊録vol24 本田珠也

珠也と初めて会ったのは15歳か16歳の時・・Native Sonのライブの打ち上げの席であった。先輩ミュージシャンに対する口の利き方など流石にびっくりした記憶がある。米木に聞いた「あの態度は拙いんじゃないの」米木曰く「いいんだよ。まだガキなんだから・・・」巨匠米木はこの頃から懐が深かった。二度目にあったのが故辛島文雄さんのライブ後。20歳そこそこの頃だった。この時には先輩ミュージシャンを「さん付け」で呼ぶ礼儀は身に着けていた。後から聞いた話だが礼儀指導は故臼庭潤が指導教官だったらしい。この翌日オフなので市内の中古レコード屋を案内してほしいと言われた。希望通り主要な店は全店回った。リズム社という最古参の店に行った時の事だ。本田竹曠さんのアルバム「this is Honda」があった。このLPの定価1500円である。消費税なしである。抜きではない・・・消費税が導入される前の値段である。このLPに5000円の値がついていた。国内版の価格としては高い。珠也が店主に聞いた「なんでこんなに高いんだ」店主曰く「トリオ盤はこの先一生、再発されることがないはずだからだ」珠也は「俺、息子なんだけど」と言った。店主はほう・・・という表情を浮かべ「じゃー500円引いてあげるわ」と言った。いい話のような気もするし、せこい話のような気もする。夜酒を飲みながら僕は珠也に聞いた「なんでレコードに拘って集めるの」
「引退したらJazz喫茶やりたいんだよ」という答えであった。おいおい何言っているんだ・・・これから何十年も日本のJazzシーンを引っ張って行ってもらわなければならない存在なのだからそんなことは好事家の爺に任せておけばいいと意見した。珠也によく来てもらうようになったのはギターの津村と知り合ってからの事だ。津村、米木、珠也。最高のギタートリオだった。僕は津村トリオとして来てもらっていたが珠也が最初に結成した自分のグループも同じメンバーであったと知るのはだいぶ先の事となる。この時珠也に自分のドラムセットでないと叩けないと言われて絶句ZEKした。仕方ないのでドラムセットを空輸した。
Lazyは弱小店ではあるが東京の一部のミュージシャン筋では有名店である。それは珠也の恩恵によるところである。店に来たことが有る人は知っている事だが入口のドァーのガラスの部分にひびが入っている。珠也が蹴破った痕跡だ。その頃のlazyは最高の演奏をすると反語的表現で「帰れ、帰れ」と言われる風習になっていた。珠也もその洗礼を受けた。只真面目な珠也は真に受け本当にドアを蹴破り帰ってしまった。心配は御無用である。ちゃんと和解している。徴用工問題で揺れる日韓関係よりもすっきりしている。翌日臼庭潤から連絡が入った。面白いネタを掴んだという口ぶりであった。半分笑っている「ダメだよ。ハハハ。日本で一番冗談通じない奴だよ。帰れ帰れと言ったんだ。ハハハ」多分臼庭経由でこの話が面白おかしく東京で広まったのだと思う。初めてLazyに来たミュージシャンにも「これが珠也さんが蹴破ったところですか」と言われる。人によっては写メを取る人間もいる。一大観光スポットだ。というわけで珠也に帰れコールをした店主としてミュージシャンから舐められないで済んでいる。
見かけは近寄り難いが本当にやさしい奴である。臼庭の追悼ライブも珠也に仕切ってもらった。臼庭が亡くなってからの事だが臼庭が自分のグループを結成するとき珠也に白羽の矢をたてた。その時は進む方向が違っていたので珠也は断ったがこんなことになるのなら受けてやれば良かったというセリフを聴いた時にはほろりとした。今年は3年ぶりになる。連絡を取った時最近呼ばれないから嫌われたと思ったよ・・・というセリフを聞いた。多少冗談も通じるようになってきた。
珠也の演奏には一瞬の隙もない。生半可な気持ちで共演しようものなら一刀両断にされる。
そんな一週間になれば良いと考えている。17周年乞うご期待。

国会演説の反応

ウクライナのゼレンスキー大統領が国会で演説した。今の日本であればこの演説がどう利用されるか予想がついた。
自民党の山東昭子議員が「命を顧みず祖国のために戦う勇気に感動した」とウクライナ人を絶賛した。国の為に命を顧みない行為が賞賛される。何かこんなことが有ったなあと・・・と思い出す。先の戦争で命を落として英霊と言うキャッチコピーを付けられた日本の若者達の事である。
ウクライナの軍人や市民が戦う動機を「祖国の為」と言う乱雑な括りで総括し「国家体制ために戦う図式」を美化礼賛する。そして9条改憲、緊急事態条項導入へと暴走させようする意図が見え隠れする。グランド・ファンク・レイルロードに熱狂したのは60年代末期で終わりにしたい。ウクライナ人が血を流しても国を守ると言う決意は単なる愛国心ではなくもっと高い理念なのだと思う。ロシアから苦労して勝ち取った自由と民主主義への限りない愛着のはずだ。我々には実感しづらいが想像力を働かせるのはジャズに限ったことではない事だけは言っておきたい。
付記
マンボウが終わり通常営業に戻った。前からお客さんは少ないので客足が戻らないという表現は気休めなのかもしれない。周りの店も閉める時間が早い。そんな中4月初めより17週記念のライブを敢行する。今年は一番付き合いの古い米木と珠也のコンビネーションを満喫する企画にした。感染状況は予断を許さない状況だと思うが音楽を聴くだけならあまり危険だとは思えないので軽くお勧めしたい。

ウラジーミルの印象

ウクライナ問題全般を語るだけの見識は持ち合わせていない。只嘗てのプーチンは政治家としてはかなりのやり手であるとの印象を持っている。「やり手」と言う意味はいい目に出るか、悪い目に出るかは保証しない。勿論今回は最悪の目である。だが絶対権力を手にしてからは一気に無能になってしまった。さもありなんだ。ちょっと脅せば何でも手に入ることになれば有能である必要はないからだ。落語に「目黒の秋刀魚」と言うネタがある。初めて庶民の味、秋刀魚を食した殿様がもう一匹食べたくなって家来にその準備時間を与えるために「もう一度、後ろを向いていようか・・・」と言った話である。ウクライナのゼレンスキー大統領は秋刀魚は用意しなかったと言う事である。
ロシアが行っている行為は紛れもない侵略であるが大義名分は「親ロシア派住民」の保護である。このセリフは1939年ポーランドに侵攻するときの大義名分「白ロシア人とウクライナ人の保護」と同じフレーズを平行移調したものである。
プーチンの事を「ウラジーミル」と呼ぶとパーカーの事を「チャーリー」と呼ぶくらい違和感がある。そしてどうしてもあの人の事を想い出してしまう。
「ウラジーミル。君と僕は同じ未来を見ている。…ゴールまでウラジーミル。駆けて駆け、駆け抜けようではありませんか」
晋三君である。27回会談して北方4島に3000億プレゼントしている。確か秋田犬も進呈している。合計3000億4万5000円になるはずだ。2014年のクリミア併合時には安倍政権は北方領土問題でプーチンと交渉しているつもりであったので経済制裁には加わらなかった。今回岸田政権は経済制裁に加わった。国際社会は日本は北方領土を諦めたとみなす。せめて秋田犬だけでも返還してもらおう。
僕は音感が良くないので「ウラジミール、共に駆け抜けよう」に聴こえたが「共に抜け駆けよう」だったのだと思う。ウクライナ侵攻があった日、晋三君は民放に出演し支援者からウラジーミルと友人だったら侵攻を止めるよう助言してくれとの依頼が多数あったと嬉々として喋っていたとの事である。
プーチンはああ見えて洒落者である。お洒落な人間は見えないところに金をかける。
「裏地、見る・・・」
金がかかるとこは脅せばよい
付記
You tubeライブハウス放浪記に取り上げてもらった。その際多くの方からカンパを頂いたようである。製作者より先週頂いた。お名前をお一人づつ挙げるのは控えさせていただくがこの場をお借りして御礼を述べさせていただきたい。
ありがとうございました。
松島&岡クインテットのライブがマンボウに加え大雪で大打撃。メンバーの帰りの航空券繰り替え費用の一部に充当させていただきます。尚、火野正平氏は気を良くし「もう一本取ろうや」と言ってくれているが製作者は今回限りで・・・と言う事であった

冬季オリンピックの印象

大手新聞社の一面記事は全てオリンピック関連である。スポーツ新聞かと言いたい。これは全世界に他の問題よりスポーツが大事という間違ったメッセージを与える。現在国会も会期中であるがテレビもラジオもオリンピック中継である。ラジオでフイギアの中継を聴いてもイメージが掴めない。羽生選手が4回転半ジャンプ失敗しても犬が三回回ってワンと鳴く程度にしか伝わらない。せめてラジオくらいは国会中継を放送してほしい。コロナ対策を含め自分たちの生活がどうなるかが審議されているのである。下らない議論もあるがそれも含めて国民として知っておきたい。札幌は折からの大雪で除雪が追い付かない。そういう中大通り公園のオリンピックのモニュメントだけはすぐさま掘り起こされたと聞く。市民にアンケートも取ると言うがそれが開催の是非に反映されることはない。形作りである。開催費用は算出されているが一度決まってしまえば東京オリンピックの例にもれずマツコ・デラックスの様に膨らんでしまうはずである。その負債はオレオのコード進行の様に回りまわって札幌市民にソロが回ってくるのである。市民団体から札幌オリンピック反対署名が回ってきた。あのIOC委員や甘い汁に群がる中抜き業者を肥え太らせることには断固反対なので署名した。決してウインタースポーツが嫌いなわけではない。道産子なのでスキーもスケートも腕に覚えがある。大蔵山シャンツェのランディングバーンも、札幌オリンピックの女子大回転コースも富良野のWカップコースも滑ったことが有る。Jazzギターよりははるかに上手い。話がコースを外れた。フィニッシュさせる。ジャンプスーツ問題やスケートの審判肩入れ問題は運営方法の問題なのでいろいろ疑問はあるがここで論評するのは控える。気になることは選手の精神性の在り方である。メダルを逃した選手が詫びを入れる。今回の高梨沙羅選手の様に本人は何の落ち度もなく素晴らしいジャンプをした。だが謝るのである。東京オリンピックマラソン銅メダリスト、円谷幸喜選手は重圧に耐えかねて自ら命を絶った。戦後日本は民主化された。ところが個人は対等ではなく「集団と秩序への貢献」で評価される風潮が残っている。それが一部、スポーツ選手のDNAに組み込まれている。日の丸背負ってウイニングランするのは日の丸の鉢巻きを締めて敵艦に突っ込むのと裏表の関係に見えてしょうがない。
高梨沙羅、そしてこれからも出るであろう第二、第三の高梨沙羅を小野田少尉にしてはならない。
付記
トピック欄もご覧の上ご支援お願いいたします。

マンボウ日記 vol3

折からの大雪で自宅は階段の所だけは雪掻きしないとならない。サボると段差が見えなくなりスキーのゲレンデ状態になる。以前にその状態で凍ってしまい氷壁を這って登るような姿勢で出入りしていたことが有る。ところが最近は店に行く時間にはコンクリートが出るくらい綺麗に雪掻きがされているのである。共有部分は全くなく僕しか使わない階段がである。あまりに綺麗で気持ちが悪くなるくらいだ。誰かの恩返しかもしれないが鶴や亀を助けた記憶はない。
店の方は路面店なので入り口前は自分でやらなければならない。腰痛を庇いながらいやいややっている。積み上げた雪で道路からは店のドアーは見えない。歩道は寸断され歩行者はつるつるの車道を歩かなくてはならない。歩きなれた道は曇った眼鏡で歩くよりも裸眼でゆっくり歩く方が安全だ。一昨年滑って転んでノートパソコンをダメにした。今日はライブがある。少なくとも演奏者は来るので日本語のリハビリの日になる。近所の店も途中から戦線離脱し休業する店が増えている。マンボウにドカ雪、JRは二日間一本も動いていない。休みたくもなる。
演奏中除雪が入った。こんなことなら雪山を道路の方に崩しておくのだったと後悔する。除雪作業を眺めていると道路の向こうに4人の人影が見えた。腕章をして手にはバインダーを持っている。時短の調査員だ。ワンクルーに一度は見回りに来る。店内を見られると面倒だ。音を消してシャッターを閉める。息を殺してゲシュタポの去るのを待った。アンネの気持ちが良く分かる。幸い除雪・レッドマン中だったのでこちら側には渡って来られないので助かった。
昨日大石学からメールが来た。米木が貞夫さんとホールでタキシード姿で演奏している動画があるから面白いので見るようにとの事だ。回線がつながりづらく次回にチェックすることにした。皆さんからよくこんな通信環境でパソコン動かしてますね・・・と言われるがそういうところは気が長い。こちとら屯田兵の末裔だ。臥薪嘗胆、欲しがりません勝つまでは・・・である。TPの松島から電話が入った。16日からのライブの移動、ホテルの確認である。JRは14日から全線開通の予定である。こういう事は心配してもきりがない。Que sera seraである。
東京でも札幌でも身近に感染者出ているがお互いに流れ弾に当たらないね・・・と笑い合う。まだその余裕がある