修学旅行

自民党女性議員がフランスに視察旅行に行った。女性局の国会議員4名を含む、地方議員、自民党職員総勢36人である。目的は少子化対策に関する意見交換とある。確かにフランスは少子化を克服しつつある。婚外子の比率も高いしそういう分野では差別のない国である。フランスは不倫騒動が少ない。男女の関係性がカップルで動く動く文化が定着しているからだ。トリフォー、ルイ・マル、クロード・ルルーシュの映画を見るとそれが分かる。予習をしてからの渡仏であるならば効果を全否定はしない。だが修学旅行よろしく36人もで押しかけ係員に概論的なレクチャーを受けるだけであったなら意味のないものである。ツィッターに挙がっている写真はエッフェル塔前での記念写真や三ツ星レストランで食したフランス料理である。日本は灼熱地獄の物価高である。シングルマザーのお母さんがうどんを子供と分け合って食べた・・・という記事が掲載される今日この頃である。アイドルが悪いわけではないが元スピードの今井絵理子はそれを慮る想像力は有るのか。そしてこの修学旅行の経費である。今井は国会議員は30万自分で負担し残りは自民党の経費で捻出し政党交付金は使っていないと胸をはった。お金に色はついていない。我々の血税が入っているのは明らかである。海外視察の場合、自民党の不文律の規定では国会議員はファーストクラスである。往復300万である。地方議員はビジネスクラス、200万。ホテルは5星、1泊7,8万である。そしてこういった海外視察の場合、官房機密費からお小遣いが配られるが慣例だ。陣笠議員であってもその額30万。官房長官のネクタイがエルメスに変わったならお小遣いで買われたお土産である。この旅行の頃、れいわの山本太郎は秋田県で洪水の害を受けた民家の汚泥を汗まみれで取り除いていた。
我々はもっと怒って良いと思う。