恩師の訃報

高校2年の時の恩師が亡くなったと同級生から連絡が来た。偲ぶ会をやるようだ。全道で最初に制服廃止を決めた高校でリベラルな校風で知られているが教師間では確執があったと卒業してから知った。
その中でも渡辺先生は生徒の自主性を重んじてくれる方であった。当番制の教室の清掃を週何回かに限定した事も席順も早い者勝ちというアメリカナイズされた方法も容認してくれた。メーデーの日先生は「これからデモに参加してくる。君たちは自習していて欲しい」と地方公務員法では禁じられているデモに出かけて行った。教室では「異議なし」の声が上がり拍手が伝播していった。その年の合唱大会の選曲は「夏の思い出」とか「翼をください」の様な曲が選ばれる中で我々のクラスは聞け万国の労働者・・・・の「インターナショナル」であった。保守的な先生からは相当にらまれていたはずである。そういうクラスメートが大勢いた学級であったので政治活動に参加している生徒も少なからずいた。国際反戦dayの日声をかけられて革マルか中核か鹿島建設かわからないヘルメット被らされてデモに参加した。そういう運動の影響かかなりの数の休学者がでて先生がつるし上げられていると聞いた。先生を男にしてあげようではないかとの声が上がった。全校クラス対抗駅伝大会というイベントがあった。そこで上位入賞して反動教師の鼻を明かそうと言う事になった。体育会系サークルに所属していたのは僕くらいしかいなかったので僕が練習メニューを作り健康管理と言う名の2か月間の酒煙草禁止令を発令した。気分は水野忠邦であった。結果は本当に優勝してしまったのだ。あまりに上手くいきすぎてドーピング疑惑が出てくるほどであった。新年会もやった。先生もいるのにまさか酒を持ってくる奴はいないだろうと踏んでいたがアホはいるものだ。先生も制止することはなかったが一人完全に酔っぱらってしまった。先生はそいつを家まで送って行った。親は恐縮して「うちの子は酒が弱いもので」と言ったとか・・・・通報されたら一発レッドカードである。先生の家にもよくお邪魔した。伝説の2年生と呼ばれる生徒がいた。僕が入学した時2年生卒業した時も2年生で何処かの高校から編入してきたのだが何歳なのかは分からなった。そのSとよく先生の社宅を訊ねた。Sは先生の前でも煙草を喫い酒も飲んでいた。先生はロシア文学専攻であったがSはその先生とプーシキンについて論じ合っていた。Sが酔っぱらいとなりの教頭先生の家を襲撃してしまった。流石にまずいと思った。案の定教頭先生が訊ねてきた。「渡辺先生、世間の目という者が有りますのでほどほどにさせてください」と言う事であった。先生も体張ってくれていたのだと思うが世間もまだ包容力のある時代ではあった。僕は人生で重要な事は高校時代に学んだと思っている。渡辺先生のご冥福を心より祈っている。合掌

沖縄県知事選の意味するもの

沖縄県知事選は残すところ3日間となりオール保守陣営の古謝玄太とリベラル陣営の玉城デニーの一騎打ちになっている。大手メディアの報道では古謝一歩リードとの事であるが選挙は最後の追い込みで決まる。予断を許さない状況である。SNS上では県外からのデマ情報、誹謗中傷切り抜き動画であふれかえり少なからず選挙の風向きを左右している。2人の宜野湾市での街宣を聞いた。基地問題には言及せず経済問題を訴える演説であった。その街宣中にも数分おきに爆音が演説を妨げる。上空には米軍機やオスプレイが飛来してる。これが基地のある街の現実なのだと改めて思い知らされる。沖縄は経済状況は悪いわけではない。ただ古謝候補が掲げる10年で所得倍増には無理がある。高度成長期ではない。年7~8%の成長は期待できない。今期待できない・・という表現を使った。この政策は県知事レベルでできる政策ではない。県知事ができる所得を上げる方策は沖縄振興一括交付金を使って最低賃金を底上げする事くらいではないのか。実はここに沖縄県知事選が意味するものが隠されていると考える。時計の針を告示2日前の8月25日に戻す。下地幹郎候補が出馬を断念する発表をした。保守陣営を一本化して玉城デニー候補に対抗するためである。下地候補は前回にも出馬し5万票程獲得している。ここで何らかの裏取引があったのではと囁かれている。下地の人品骨柄を考えると当然あったと推察される。だが問題の本丸はその事ではない。降りるにあたって自民党と政策合意を結んだ。当初ニュースを聴き間違ったかと思った。普通は私は降りて貴方を応援しますが最低これこれ‥‥のことはやってくださいと言って応援する候補と合意文書をかわすものである。ところが政策合意の相手は自民党でありその署名者は高市総理ではなく鈴木幹事長でもなく小林政調会長ですらない。署名者は西村康稔選対委員長である。普通は裏でこっそり行われることがおく目もなく地方自治も政府が関与しますと宣言しているのである。内容は4項目で構成されているが内容の是非はともかく中央政府が沖縄をこういう風に支配していきますということが述べられている。もし古謝陣営が勝ったとしてもその合意内容が守られないケースもあり得る。普天間飛行場返還、辺野古移設の条項は米国政府が明言しているので無理である。その時の言い訳が用意されている。高市総理はそんなの知らんがな。選対委員長が勝手にシンドバッドで決めたことですがな・・・としらばくれる姿が目に浮かぶ。古謝候補は中央政府の子飼いの犬である。戦いは地方自治がそこに住む住人の手で行えるかという重要な試金石となっている。

文体とリズムそしてAI

ある文学賞でAIが書いた作品を見抜けなかったと言う事で審査員だった作家最相葉月が辞任したことが有った。内田樹はAIが書いた文章は奥行きがないという。村上春樹はリズムの悪い文章は最後まで読んでもらえないと自分の著書で述べている。文芸評論家の三宅香帆は村上春樹の文章はここぞと言う時同じ音数の言葉を畳みかけるように使ってリズムを整えると指摘していた。AI は殆ど使うことはないが一度「村上春樹が書いたような文章を作って」と問題を出して見た。それはスパゲッティーをゆでる場面から始まっていて村上春樹の口癖「やれやれ」がすぐ出てきた。その文章読んだことが有る様な気がしたのでそのままパクって来たのか一部改変したのかしらべようとも思ったが著作が膨大なので断念した。AIが訊ねてくる。「何かお困りですか、お手伝いしましょうか」痒い所に手が届くやり手のスナックのママの営業トークである。会話を続けてニューボトルを入れさせられてもしゃくなので「こちとら、そんなに暇じゃないんだぜ」と見栄をはって終了させた。その文章はAIに指示して書かせた文章なので迷うことはなかったが村上春樹を全く知らない人であれば最相葉月でなくとも識別は難しいと感じた。ただ言いたいことはそれがどうした・・・と言う事である。三宅香帆が指摘したリズムの問題は例文は忘れてしまったが「飛んで飛んで飛んで、回って、回って、回って・・回る~」と言う歌が典型的である。3・3・3・4・4・4・3とリズムが変わる。三宅は村上が意図的にこの方法論を使っていると指摘する。いくつかの例文は確かにそのようになっていた。これは我々日本人の共通意識の中に和歌の57577の様なリズムが組み込まれているからで特に意図的でないのではと考える。それと村上春樹はジャズに造詣が深い。その事の方が文体とリズムに深く影響していると考える。ロリンズのST.トーマスのソロの出だし風のリズムで書いてみようと思えば書ける人である。村上はあまり長いセンテンスでは書かない人であるが時々息継ぎができないような長いセンテンスで書くことが有る。あっ・ここはリー・コニッツ意識しているなと思う事がる。
音楽、特にジャズにとってはリズムは憲法の様に重要である。文章にとってもそして会話にとっても。話が合うと言う事は会話のリズムが合うと言う事に限りなく近い。

政局と人事異動

国政は正面切って政策の議論で動かすべき・・・との正論がある。僕もそうあってほしいと常々思っていた。ところが世の中甘くない。誰と誰がくっついた・・・離れた。誰と誰が飯を食べた。そんなどうでも良いことを端緒に国が思わぬ方向に連れて行かれることもある。そんなことから政局も注視するようになった。現高市政権の立役者は麻生副総理である。党内に基盤を持たない高市が先の総裁選で第3コーナー辺りから抜け出してきた。騎手は麻生である。党内で唯一派閥を解消せず60名の所属議員がいる。それを飴と鞭で差配している。党要職は麻生が官邸は高市が指名するという棲み分けがされることになっていたがその領域がどんどん麻生に侵食されている。だが高市の支持率は未だに高い。麻生としても簡単には高市を外せない。秋の臨時国会前に党3役、閣僚の人事異動が行われるのが通例だ。今年は9月16-18の予定だ。高市にとっては政治生命をかける最大の山場だった。過去形で語るのには理由がある。もう勝負がついている。大手各紙には2,3日前から要職の留任記事がリークされている。麻生副総裁、鈴木幹事長、茂木外相、木原官房長官、片山財務大臣・・・・。高市の意見は全く反映されていない。麻生の完勝である。だが勝負はその前についていた。10日ほど前であろうか高市と麻生が3度目の会食をしたとの報道があった。時間は3時間・・・。食事にしては長い。満漢全席を食していたわけではないはずだ。今回の人事について話し合っていたはずである。高市勝利の奇策が一つだけあった。麻生を外し、その配下の閣僚も一掃し自分色を前面に出し財務省の嫌がる減税を旗印に衆議院を解散し信を問う・・・と言う作戦である。その時は麻生と会食はしない。高市は麻生の操り人形であっても自分の総理としての延命を計ったと言う事である。来年4月の統一地方選にぼろ負けしない限り麻生の腹積もりもあろうが9月の総裁選も乗り切るのではないか。そうなると日本の将来はますます暗い。

長期金利3%の意味するものは

30年振りの長期金利3%である。長期金利は10年物国債の市場での価値を決めるものである。3%ぐらいの利子をつけてくれないと買いませんよ・・・・という市場の意志の反映である。落ち目の演歌歌手のドサ回りに似ている。高市政権は責任ある積極財政と言う触れ込みで史上最高額143兆円の予算を組もうとしている。不足分の財源は示されていない。各省の税制大綱審議会で議論されているが出てきた金額は笑うことなかれ、10万円である。誤植ではない。10万円である。30年前自民党は時政権党であった民主党をばらまき予算を辞めろと糾弾していた。その民主党であっても公開処刑の様な蓮舫議員の審議会議論で1兆円は捻出していた。残りは結局国債で賄われる。その売れ行きの悪い国債を新NISAと称して非課税で国民に売りつけようともしている。利払いは0.何%の上昇で何10兆円にものぼる。それを政府はインフレ課税で軽減しようとしている。その尻拭いをさせられているのは物価高という十字架を背負わされた我々国民である。おにぎりの値段を見よ。ポテトチップの袋の小ささを見よ。やせ細った秋刀魚を見よ。いも美の領収書を見よ。ホテルの請求書を見よ。ダリウス・ミヨー、田代美代・・・浅田美代・・・。
ベッセント米国財務長官からリフレ財政は辞めよ・・・という意思表示がなされている。だが片山財務大臣はそういった意見は聞いていないと嘯いている。他国の財務長官が財政金融政策に口出しをするようになった。日本は敗戦を終戦と言い換えた時に政治的には米国の属国になったが経済的にも属国になったことがはっきりした事件であった。
個人的な話になるが30年前、1兆2000億の負債を抱えた企業の経理財務課長だった。その借入金の返済が儘ならず最終手段として金融機関に一部債権放棄をお願いし会社更生法の適用を受ける手続きをしていた。当たり前の話であるが簡単に借金を棒引きにしてくれる銀行などないし、どんどん日銀券刷ってインフレにして借金の価値を下げることもできない。その時の実感が今の日本に重なって見える

震災地視察動画の功罪

熊本地震の被災地を訪れた高市総理の動画が物議を醸しだしている。SNSではヘリコプターから祈りを捧げる高市総理の姿が切り取られ非難轟々である。そこだけ見ていても何をそんなに怒っているのか当初分からなかった。全編見た。と言っても高々2分程度である。見終わった印象はハリウッド映画の予告編、あるいはナチスの宣伝映画をとったレニ・リーフンシュタールのプロパガンダ映画を彷彿させる。女優高市早苗の凛々しさをクローズアップできるように色々な映画技術が駆使されている。カット割り、照明、ヘァーメイク、音の被せ方などなど。被災地熊本は完全に単なるロケ地として扱われている。福島震災時に被災者から罵声を浴びせられる菅総理の様なカットはない。避難所は前日に綺麗に清掃され豊富な支援物資は整然と並べられている。そこを視察する高市総理・・・。そこに出演する被災者は5人。その一人が総理に「至れり尽くせり」と謝辞を述べている。そのカットは被災者の目線と言う程で総理を写している。その老人はクーラーの利いた部屋で総理が来るまでの30分ほど新聞を読みながら待っていたと独立系メディアに抜かれている。被災者の切実な声はどこにも出てこないし瓦礫の山も写されていない。ご当地の職員と懇談する時或いは見送りを受けるときはアングルが明らかに上から目線である。撮影は映画機材で行われておりプロがとっている。これは政府広報でであり税金で賄われている。蓮舫議員はこの動画にいくらつぎ込まれたか国会で追及すると言っている。

消費税減税と為替介入

食料品の消費税減税案が閣議決定された。来年4月には1%に引き下げられ差額は現金給付される。我々庶民にとっては朗報の様に思われるが果たしてそうなのだろうか。この財源は明示されていない。市場にはどうせ赤字国債でしょう・・・と見透かされている。そうすると長期金利が上がりインフレの加速要因となる。消費税をまけてもらっても全物価が上がりインフレ課税されるのであれば元の木阿弥である。3000円ポッキリと言われて入ったボッタクリバーで何万も請求されるのと同じである。この風潮を嫌った高市政府は「どう、正しい政策なのよ」と言わんばかりに円高誘導したという陰謀論が流布している。確かに選挙期間に財源は外為特会・・・との発言をしている。3日の協調為替介入に投入された金額は5兆円と聞いていたが市場推測で12~13兆円にのぼるらしい。その為替差益が5兆円と見込まれそれを消費税減税の原資と考えている節がある。まさかネットでバズっているこんなインチキ経済学に一国の総理が傾倒しているとは普通思わないはずであるがネット情報だけに頼る難民にはこれが真実と映る。これは経済学に限らない。ジャズに関しても当てはまる。

協調為替介入の真相

日米協調による円買いの為替介入があった。163円まで急落していた円が155円台まで急騰した。米国はユーロを売り円を買い支えた。トランプは日本に頼まれた・・・とX上意見表明しているがこれはあてにならない。米国が自国の為にならないことは決してやらない国である。軍事問題であろうが経済問題であろうが関係ない。財務省三村財務官は「日米通貨同盟の完成形」と嘯いているがすべて米国の事情による。米国の長期国債の利回りが高騰している。これは米国債が流通しづらくなっていることに起因している。日本は一番の米国債保有国である。だがこれを勝手には売れないのである。消費税減税の論議などになると必ず財源の話になるが米国債を売るという話にはならない。嘗て橋本内閣の時この話を持ち出して辞職に追い込まれたことが有る。高市政権は相変わらず積極財政を誇示し根本的なインフレ対策を打ち出さない。市場はそれを見切り相対的に安い日本の不動産購入に奔走し円は売り浴びせられている。米国は日本初のデフォルト、金融恐慌を警戒しての協調介入である。米国は日本だけが静かに死んでくれることを願っているのでありそれが米国に波及することを恐れているのである。投入金額は5兆円位らしいが一時円高に誘導しただけでじりじりと円安方向に戻しつつある。効かないシャブを打ち続ける3流ジャズマンの愚行に等しい。

暴走列車

国会の最終日は大荒れであった。意味のない一週間の会期延長。副首都構想を通すという連立を組む維新へのお土産の意味しかない法案を無理くり通そうと目論んだ。維新は来春の統一地方選挙の際、大阪府知事選、大阪市長選を看板に三度目の大阪都構想住民投票を敢行する予定である。これはまだまだ人気のある吉村知事を前面に出し相乗効果で大阪都構想を通してしまおうと意図である。そのためには今国会で副首都構想を通しておく必要があるという極めて独善的な判断による。副首都が大阪に決まったわけではないが維新は既成事実の様に喧伝し自党延命、飯の種と考え重要視している。参院では採決が野党により拒否されそのお返しとして高市総理は衆院予算委員会集中審議への出席を拒否し抵抗している。。サナエトークン、物価高問題、消費税減税など何一つ説明されていない。結局集中審議は会期中には開かれなかった。高市総理のSNSでは寝る時間がないアピールが頻繁にされ限られた時間で洗濯やら裁縫やら家事をこなしているらしい。そういう情報が女性有権者に受けると考えている。悲しいかな実際に受けている。だがここにおいて急速に支持率が落ちてきている。皇室典範改正、国旗損壊罪など法としての枠組みが曖昧なものを通過させてしまった。数の力で国会を冒涜している。この事実が少しずつ国民に浸透してきたようだ。不幸中の幸いである。
1960年代一世風靡したグランドファンク・レイルロードというハードロックバンドが存在した。このバンドの日本公演は大雨の後楽園球場で開催され興奮した聴衆が暴れ出し警官が動員された。バンドの印象が暴走列車と重なる。それが二重の意味で高市総理と重なるのである。

欲望という名の電車風に・・・

テネシー・ウィリアムスの戯曲でもマーロン・ブランド主演の映画でもなくケニー・バレルの名演でもない。
皇室典範改正という名のクーデターである。タイトルに惹かれてこのブログを開いた方は騙されているように我々はこの法改正に二重の意味で騙されている。この法整備過去に何度も議論されており悠仁親王が誕生した時一次沈静化棚上げされた経緯がある。皇族数の不足という観点から議論されていたが今国会に上程された内容は養子を含む男系男子による皇統継続と言う全く違う内容であった。殆ど国会の審議を経ず通過してしまった。国会の総意という点で騙し打ちにあった。2016年上皇の生前退位の御言葉が発表された。国民統合の象徴としての公務を果たせなくなったとのお考えからであった。上皇の在位期間は安倍元総理の在位期間と被っている。この時期は国民間の分断が進み格差が顕在化していった。寄り添うべき国民が分断されていることに心を痛めておられた。上皇は象徴天皇としての自分の責務を考え抜き国民に寄り添うかたちで災害の地域を訪問し先の戦争の激戦地を訪れ祈りを捧げた。その考えは今上天皇にも引き継がれており愛子さまにも受け継がれているはずである。愛子さまの小学生の時の作文を読むとそれがわかる。その平和主義が今の政権とそれを支える勢力にとっては邪魔なのである。先端産業では周回遅れをとっており、手っ取り早くGDPを上げるのに軍事産業に傾倒する安易な道を選んだ。その方針が現皇統の考えと西瓜と天ぷらの食べ合わせ位相性が悪い。それを今回の皇室典範改正という現天皇の皇統を断絶しかねない施策を強行に押し通してしまった。このだまし絵は分かりづらい。憲法に定められた象徴天皇制と言う国の形を変えるクーデターと言ってよい

七夕の棚ぼた

7月7日、高市総理と吉村維新代表の七夕会談があった。維新の公約の一つである議員定数削減を今国会での成立を見送らせる事を約束させ皇室典範改正案を強行突破させる事を通告した。維新はすがりつき連立政権に残る道を選ぶか大阪で地域政党として細々生きるか選択を迫られた。維新は自党には影響しない比例定数の削減を打ち出し少数野党の顰蹙を買っている。参政党は大阪に大量の立候補者を擁立し全面戦争を辞さない構えである。維新も大阪でも安穏としてはいられなくなった。これで得をしたのは誰なのか・・・。麻生副総裁である。棚から牡丹餅が落ちてきたように見せかけているが完璧に仕組まれた政局である。皇室典範改正を何故今国会で成立を目指しているかと言えば高市人気が冷めぬ今しかないと麻生は踏んでいる。改正案は女性天皇を排除する内容になってる。これは明治時代の男尊女卑の考えにもつながる思想でありもっと突っ込んで言うなら国民の象徴としての役割を模索した上皇、今上天皇の皇統を排除したい発想に裏付けられている。先の戦争の反省など要らぬという事である。皇室典範改正も国旗損壊罪も防衛装備移転法案も安保法制解釈変更も地下水脈で繋がっている。戦争は明日から戦争します・・・と言って始まるものではない。高市総理は以前女性天皇容認の言説を吐いていた。元々確固たる政治理念を持っているようには思えなかったが自分の地位保持の為なら右だろうが左だろうがすり寄っていく。そこを麻生に見透かされた。大人しく俺の言うことを聴いていりゃ・・・総理の椅子にも少し座らせてやるわ・・・と脅されたのである。維新と手を切らされ国民民主との連立が見えてくる。今まで高市総理の施策は全く支持できないが首を取り換えられたとしてもキングメーカー麻生の息が罹った人間であるなら前門の虎後門の狼に等しい。

ベストジューエリードレッサー賞の怪

高市総理の思想信条、人柄には一切共鳴できるものはないが服装のセンスは良いと思っている。高市総理がベストジューエリードレッサー賞なるものを受賞した。まずこの授賞式に出席した日時が問題である。インドとの首脳会議から帰国した翌日の事だ。その日の首相動静を見ると公務は何も入っていない。この授賞式に出席しただけである。国会の日程が厳しいとの理由でインド滞在期間を縮小したが当初地方の経済都市での開催を提案されたが先の事情で却下した。高市総理は国会答弁を拒否し逃げ回っている。飲んで飲んで・・・と歌ったのは河島英五であるが「働いて働いて」と表明したのはどなたであっただろうか・・・。寝る暇も無いと言うのであればそんな授賞式に出る暇あったら寝てください。高市総理はこの賞を主催しているジュエリー協会の副会長である。この授賞式に装着していた真珠のネックレスは2800万と発表されているがこの品は貸与されている。だがこの品とは別の800万相当の品が贈呈された報道されたのちこれも貸与されたとの訂正が入った。この品は国民の前には登場していない。よもやそんな首飾り貰ってはいないと思うがそんなことが有れば完全な贈収賄である。
李下に冠を正さず・・・という格言は知らない様である。高市総理は色々な真珠のネックレスをお持ちの様である。そのほとんどが母親の形見有ると公言しているがこれが又眉唾物である。母親は一時期公務員であったことがあるが常識的に考えて公務員の収入では宝石を買いあさる余裕はない。折れた煙草の吸殻で貴方の嘘がわかるのよ・・・♪」と中条きよしは歌った。高市総理の煙草部屋の吸殻を見てみたいものだ。
当日、この授賞式会場近くで安倍晋三回顧展が開かれており安倍昭恵夫人も出席していた。あれほど安倍元総理の威を借りて登り詰めた人間であれば最低の義理を果たしてしかるべきと思うが顔さえ出していない。東映ヤクザ映画を見たほうが良い。
義理と人情を秤にかけりゃ義理が重たいこの世の定め・・・♪
首で泣いてる唐獅子真珠

皇室典範改正の水面下

悠仁親王が生まれるまで愛子様へのバッシングは酷かった。天皇はオランダ、ベルギー外遊前に皇室問題は国民の納得できる形でと述べられている。棚上げしていた後継者問題が皇室典範改正という形で加速化していた。高市政権、それを裏で支える程を装っている麻生副総裁の思惑での改正案である。当初皇族数の確保という観点からの議論であったはずであるが蓋を開けたら男系男子限定、旧宮家からの養子案が盛り込まれ案が閣議決定された。ここ最近の愛子さまブームに水をさす形で絶対女性天皇はダメだと宣言した。自民党極右勢力の一角である中曽根弘文は愛子さまとは結婚する人もいない・・・等と発言した。流石の天皇もぶちぎれた。「てめえ、人の娘にケチつけやがって。二世議員のウィスキーボンボン野郎」と言いたいところをぐっとこらえて宮内庁長官に思いのたけを穏やかに伝えた。宮内庁は異例の意見表明を行った。そこには政治的発言が許されていない天皇陛下の思いが隠されている。天皇後継者問題が今回の様に皇室典範改正という形で変更されるならば今後も政権与党の思惑で政争に利用されかねない。それは国民の総意とは程遠い所にある。世界の情勢を見ても長子が継承するのが時流である。イギリスのエリザベス女王を見よ。訪問先のオランダ、ベルギーも皇太子は女性である。この少子化時代に男系男子で皇統を維持するのは無理である。かと言って竹田恒泰のような人間が皇族に復帰するようなことになれば皇族に対する尊敬の念は爪の垢ほどにもなくなる。明治までは皇室典範は憲法と同様、法律ではなかった。国も形を決める要素を含んでおりその流れが現憲法にも残っており1条から8条まで天皇に関する記述である。海外ではカジノや女性問題で身を持ち崩す輩が出てくる皇室もある。だが幸い日本ではそのような人物が出ない教育が施されている。その道徳性と品位が保たれる皇統維持のシステムが担保されるのであれば天皇制には賛成である。天皇制が廃止されていたとする。となると今の国家元首は高市総理になる。そんな国の国民ですとは恥ずかしくて名乗れない。
本日の駄洒落 天皇陛下に捧ぐ
明治天皇 「目、弄ってるの」
大正天皇 「鯛しよってるの」
昭和天皇 「show終わってるの」
戦前であればこんな言動が発覚すれば不敬罪で銃殺刑に処されたはずである。臼庭が存命だった頃、学習院中等科で現天皇陛下のご学友に選ばれたが陛下に駄洒落を教えるのでクラスを替えられたという話を聞いた。当時駄洒落を言う天皇がいればファンキーだろうな・・・と思っていたが今はそういう天皇はちょっと尊敬できないなあ・・・とは思っている。大体この話誰かが盛っている。陛下と臼庭は年がだいぶ離れている。

国旗損壊罪という馬鹿法律

国会が大荒れである。国旗損壊罪という愚策を数の勢いで衆院を通過させてしまった。その場に野党はいない。元々外国の国旗を侮辱する目的で傷つけると外交問題に発展する可能性が有るという意味で制定された法律である。自国の国旗については国旗損壊罪には該当せず器物損壊罪か窃盗罪で十分対応可能であったはずである。なぜこんなこんな法律を物価高の猫の手も借りたいときに制定するのか・・・・。不特定多数のいる場所で人に著しく不快感や嫌悪感を与えるような方法で国旗を破る蹴る犯す等の行為をした者を処罰する為とある。国旗に象徴される愛国心と言う信条にかかわる問題を計る踏み絵に利用され憲法違反の可能性もある。不快感、嫌悪感と言う曖昧な感情的な基準で処罰されるどうか決まってしまう。これを取り締まるのは末端の警官である。恣意的な運用で使われるのが目に見えている。例えば市民運動のデモで国旗の扱いが不味かった場合も処罰の対象となり得る。まあ・・・危ない行為はやめておくかという市民運動を抑制する効果もある。芸術行為に関しては除外とあるがこれも怪しい。大体どこまでが芸術か・・・・マルセル・デシャンの便器を陳列するのは芸術行為か・・・そこに日本国旗を干すように掛けたとしたらどうなるか。馬鹿げた議論がとめどもなく出てくるはずである。お子様ランチの国旗は除外とあるがとんかつ定食に立てたら法に抵触するのか。これが中華丼だとするとかなり微妙なはずである。書いているだけで馬鹿らしくなってくる。
余談
高校一年の時大雪青年の家で宿泊研修があった。朝は体育館に集められ国旗掲揚から始まる。その国旗を隠した若きチェ・ゲバラがいた。当然ながら夜全員集められ罪は問わないから返しておくように・・・との訓示があった。勿論その国旗は二度と掲揚されることはなかった。[killing me softly]
を口ずさんでいる奴がいた。隠し場所が分かった。
炉端・フラッグ

G7の風景

フランスのエヴィアンで主要国首脳会議が開催された。だがこの会合の目的が米国を引き留めることが主眼の会合に変質している。内容的にはG6+1あるが踏み込んでいえばG5+1+グリコのオマケである。そう思わせる情景がいくつかあった。各国首脳が席につく前談笑しているが高市総理は蚊帳の外である。英語が堪能ではない石破総理の時も同じような雰囲気であったが少なくとも媚びず堂々とはしていた。高市総理は会話に参加している振りをしてしまう。動画では一言も発していないのが分かるが政府広報の切り取り画像では何人かで談笑しているかのように印象操作されている。総裁選、衆院選の時と同じ手法である。首脳会議の場は外交の場である。空いている時間は友好的に使わなければならない。各国首脳は積極的に動く。誰からも話しかけられないし話もしない高市総理は手持無沙汰に椅子を揺らして時間を潰している。置き屋の芸者がお茶を挽いているのに等しい。英語ができないだけではなく中身をもう見透かされている事の帰結である。同じ女性のイタリア、メローニ首相は思想的には何ら共鳴するところはないが華が有り場を和ませる外交能力はある。スピーチでもトランプを持ち上げているようで内実凄い皮肉を込めていた。この会合のハイライトはイランとの停戦合意文章にトランプがサインするシーンである。場所はベルサイユ宮殿。普仏戦争、第二次世界大戦の調印をした場所でもある。マクロン仏大統領は歴史上残る画像を取る目的でこの場所を選んでいる。サインを終えたトランプに「good job」と誉めそやしている。世界の力関係が変わっていることを目の当たりにした感がある。記者会見で日本の記者が質問する機会を得た。
「どこから来た」
「日本」
「日本の総理は私の大フアンだ」
名前をまだ覚えていない。完全に見下している。高市総理にも何のシンパシーも感じないが同じ日本人として情けない。
マリー・ローランサンの鎮静剤からの一節を一部改竄、切り取り高市総理に捧ぐ
愛されない女より不幸なものは忘れられた女である。

余談
先日学生ライブの打上で学祭の打上の話になった。普段は顔を見せない女子部員が打上に来たらしい。過去にいくつか問題を起こした様に聴いている。打上の写真を見せられた。談笑している部員の肩越しに一人で恨めしそうにこちらを見ているその子の顔があった。
高市総理の印象と重なるものがあった。

誹謗中傷動画問題の現在

週刊文春の報道に端を発した高市陣営の誹謗中傷動画問題は真相を究明すべく国会に議論の場を移したが高市総理はご飯論法やら一休さんのとんち話の様な逃げ口上を駆使しいっこうに話が前に進まない。IT会社代表松井健氏は高市総理公設第一秘書木下剛志氏から依頼を受け総裁選、先の衆議院議員選で対立する候補、陣営を貶める動画を大量に作成した事を文春に吐露したが高市総理は松井氏とは一切面識はないとし秘書からは週刊誌と私のどちらを信用するのかと怒られたなどと発言し国会の会期末まで粘るクリンチ作戦であった。ところがここで大きな進展があった。松井氏が実名、弁護士同伴で共同通信社の記者会見を行った。週刊誌を馬鹿にした様な発言をしていた高市総理もニュース配給会社は鼻であしらう事は難しいはずだ。大手メディアも後追い報道で援護射撃をして欲しいと望むものである。高市総理の国会質疑を見ていたが呆れて口が塞がらないしこんな資質の人間に今の石油危機を乗り切る能力などあるとは思えない。松井氏は暗号資産サナエトークンにも関わった人間である。このままでは全部自分に罪が覆いかぶさってくるとの危機感からゲロしたようであるが根は深い。

大政翼賛会への逆行

タモリが新しい戦前という言葉を放ったのは何年前であったろうか・・・・。その空気感が今、色々な方面で充満している。高市総理が就任して初めての党首討論があった。時間は45分、それを各党の議席数の割合で時間配分するので3分という党もあった。キューピー3分間クッキングか・・・。どの党も全く政権を料理しきれていない。韓国外遊の高市総理をヨイショする外交辞令で無駄な時間を浪費し今日本が直面する問題に切り込む議論が全くない。週刊文春にすっぱ抜かれた公選法に抵触するかもしれないSNSでの誹謗中傷メール問題に関して誰も質問すらしない。付け加えて質問予告までしていることまで討論中にバレてしまった。茶番the茶番である。こんなことが許されるのであれば政権は真面目な議論などすっ飛ばして何でも数の力で押し切ってしまう。自民党内でも怪しい動きがある。「国力研究会」なる自民党議連が立ち上げられた。名目は高市総理の政策を挙党一致で支えるという勉強会である。417人の自民党議員のうち327人が参加している。これを裏で糸を引いているのは麻生太郎である。麻生副総裁は高市政権の生みの親ではあるが高支持率を背景に高市総理は麻生副総裁を閑職に追いやろうとして関係性は冷え切っていた。策士麻生はこれを逆手にとって政局を仕掛けた。表向きは高市政権を支えるという錦の御旗であるが参加しない、あるいはさせない反逆分子をあぶり出す細川踏み絵である。高市には「俺の言う事を聞いていりゃ来年の総裁選を無投票で通してやる」との圧迫をかけ反主流派には「人事で冷や飯食わせてやる」とのメッセージを送りつける。この飴と鞭によって麻生はキングメーカーとしての地盤を盤石にしようと目論んでいる。だが大手マスコミは大政翼賛会化する時流の本質を報道しない。そんな政局に左右される悪政を押し付けられる国民こそいい面の皮である。

東大五月祭中止における問題点

東大の学園祭が爆破予告で一日中止になった。政治サークル「右合の衆」が参政党党首神谷宗幣を招聘した事に端を発する。神谷宗幣はこれまで知的障害者、外国人、LGBTQに関する関する差別発言をしてきている。この講演に反対するグループが座り込み、神谷氏に文書にて誓約書の提出を求めた。
この誓約書はそれらの発言を撤回するよう求めている。この文章には日時、発言内容など具体的に記載されており神谷の発言は明らかにデマである事が分かる。講演を中止させるよりその事も含めて議論する方が良いのでは・・・という意見がある。ここに一つ目の問題点がある。言論の自由に抵触するのではないかとも・・・。議論は事実関係を共有したうえでそれぞれの立場を表明する行為である。デマによる差別発言には議論する土台がそもそもない。学園祭は学生の自治によって運営されている。学生が誰を呼ぼうと目くじら立てるようなことではない・・という大人の意見もある。だが学園祭とはいえ学問の府で行われている催事である。東大にも東大憲章があり神谷宗幣の講演はそれに抵触するというのが反対派グループの拠り所である。ここに学校当局が介入してくる危険性がもう一つの問題点と考える。こういう事件が起こると当局は内容を規制する動きになるものだ。1969年の安田講堂占拠事件を最後に学生運動は急速に衰えていき学生の自治権もそれに並行して縮小していった。今や東大には立て看板一つない。北大も・・・・
札幌も学園祭の季節である。つつがなく終わることを祈っている。

米中首脳会談で見えたもの

米中首脳会談が終わったが大山鳴動して鼠一匹という印象である。ウクライナ問題もイラン戦争にも何の進展もない。大名行列の様に連れてきた経済界のCEO達もいたが具体的な取り組みも発表されなかった。年内に4回の首脳会談を開くという目標は確認された。今回はその枠組みを作ると言う事でそこに流し込む中身は次回からと言う事らしい。中国は中長期的な視点に立ち米国は近視眼的な対応しかできないと言う事が晒された。トランプいかにもディールをしに来たという感であるが持ち札はあまりに少ない。高関税政策は国内で違憲とされ今回は話題にも上らなかった。世界中を混乱させたあの政策は何なんだったのだろうか。ロッキードを200機買ってもらって大豆と石油の購入量を少し増やしてもらいレアアースの輸出を止めない確約をとる。経済的には2G体制で世界を牽引していく意思表示である。ここで気になるのは習近平から台湾問題に釘を刺された事である。帰りのエアフォースワンの機内での米国報道陣に質問されたことは重要である。台湾には米軍を派兵するのかと習近平から聞かれ答えたくない・・・と返した事を吐露した。台湾の事はふれないようにしようという確認である。ここで高市総理は完全に梯子を外された形になった。高市総理とトランプが15分の電話会談をした事が殊更大きく報道されることが大手マスコミの後期末期がん的症状を露呈している。台湾有事は存立危機事態に相当するという見解は米国にも中国にも疎まれる結果となった。真綿で首を絞められるようにレアアースの輸出規制は日本の産業界に効いてくる。折しもイラン戦争の影響で原油も高騰し前門の虎後門の狼状態になっている。もう諸物価高騰の兆しが窺える。だが政府は大丈夫だ・・大丈夫だと同じフレーズを反復するグラント・グリーン様にアナウンスするだけである。我々平民は批判の声を上げつつも白黒パッケージのポテトチップを食べながら日常生活も営んでいかなくてはならない。

米中首脳会談の行方

トランプが北京に到着した。大統領専用車ビーストで習近平の待つところに向かう。その実況を見ていた。車を降りたトランプはゆっくりとした足取りで習近平の元へ近づく。その時米国記者たちの囁く声が聞こえたとの報道があった。「ここが最初の見どころだ。ハグするかどうかだ」先の日米首脳会談の高市総理の行動を揶揄している。最初の会見ではトランプは世界に対しては傲慢ではあるが習近平には媚びているとさえ見える態度である。ここに日中の扱い方の差がもう出ている。中国はオーケストラピットの前のS席、日本は立ち見の天井桟敷の人々である。首脳会談は当初予定の2倍以上の時間に及び微細なディールにも言及したらしいが現時点では詳細は報道されていない。晩餐会では9月に習近平がワシントンに招待され今年中に4回の米中首脳会談を持ちたいとの意見が交換されたという。日本の「に」の字も出てこない。トランプはこの会談の為イーロン・マスク他ビックテックのトップを同行させている。最先端半導体を輸出する代わりにAIを巡る枠組みを構築しょうと目論んでいる。この会談に先立ちトランプは周到な準備をしている。高市総理の台湾有事発言をたしなめ、イラン戦争を会談前に収束させようとする。トランプの訪中前にベッセント財務長官が日本を訪れている。アメリカに不利なる様な財政政策を取らない様釘をさすためである。中国はここまでウクライナ戦争といいイラン戦争といい気持ちが悪くなるくらい静かなる首領である。

On a slow boat to China

On a slow boat to Chinaというジヤズのスタンダード曲がある。ロリンズの初リーダーアルバムでの快演が口をついてくる。歌ものでは憂歌団のものが印象的だ。村上春樹の短編小説に「中国行きのスローボート」というものがある。村上春樹の最初の短編小説でどう書き始めたら良いか分からなかったので取りあえずタイトルだけ決めたという。頭に浮かんだのはロリンズの演奏だったという。
その小説は次の様に始まる。
「最初の中国人に出会ったのはいつの事だったろう」
8人目の中国人がlazy に来たのはデュオのライブの日だった。毎日店につくと最初にやる仕事はメールのチェックである。予約を確認しピッキングの糞メールを素面のうちにホルムズ湾の機雷撤去の様に削除する。林さんから日本語が上手くできないが予約なしで言っても大丈夫でしょうかとのメールが来ていた。確かに拙い日本語ではあったが誠実さを感じさせる文面であった。僕は予約なしでも楽しめます・・・。ただクレジットは使えません。・・・と拙い英語で返信した。ライブが始まった時は来ていなかったのでメールのやり取りをした事は忘れてしまった。ステージの途中でフリーのお客さんが来店した。メニューを見せ普通にビールを頼まれた。意思疎通に齟齬はなかったのでその時は林さんだとは気が付かなかった。演奏が終わり演者も含めて談笑している時にメールをくれた林さんだと分かった。北京から来たこと。上手ではないがチエロを弾いている事。翌日はストーンズのライブを聴きに行くこと・・・ええ・・ローリングストーンズが来日しているかと驚いたが肉じゃがーのいるストーンズではなくアイドルグループにストーンズというユニットがあることを初めて知った。嵐も知っていると言った。大野君は僕の義理の弟だと軽いジャブを放つとクスクス笑っていた。lazyの情報はGoogle検索で知ったという。検索序列の上位に出てくることはないのでそれだけでも一期一会の縁と言える。翌日丁寧なメールと演者の写真が送られてきた。大した話をした記憶はないがとても楽しかったとあった。僕も楽しい旅を・・・気をつけて帰ってくださいと通り一遍の文章の後・・中国と日本がもっと仲良くできたら良いですねと・・返信した。林さんから再度返信があった。「私は国家間の関係も一人の人間の関係から始まると思っています」とあった。周恩来が日本の賠償責任を免除し新しい二国間の関係を模索したのも関わらずそれを邪魔した人間が居た。今や嫌中感情を醸成し米国との抱きつき外交一辺倒の総理の元、関係性は最悪である。だが市民レベルの交流は途切れてはいない。それが実感できる林さんとの時間であった。「日本に来たら又寄ります。」とあった。だが北京と札幌はあまりに遠い。
中国行きのスロウ・ボートに
君を乗せられたらな
そして、僕だけのものにできたらな

憲法記念日に思う。2026

5月3日憲法記念日である。札幌はまずまずの天候であるが日本には改憲の暗雲が立ち込めている。読売、毎日の世論調査では統計の取り方に問題が有るとしても改憲が護憲より勝っている。数日前昭和100年の記念式典が有った。高市総理の式辞は終戦、戦後復興、経済成長の話でジャズの楽曲で言えばAABA32小節のスタンダードであったが重要な戦争と戦争に至る過程のバースの部分が省略されていた。その話を温厚な表情で聴いている天皇陛下が居た。天皇陛下の発言機会はなかった。政府の意向らしい。天皇陛下の式辞には先の戦争の反省と戦没者への鎮魂の意が込められたはずである。それが改憲の流れに掉さす事になると言う懸念から省略されと考える。会場の中央に鎮座する天皇ご夫妻が縫いぐるみと感じられる悪意の演出になっていた。現在戦後最大と言っても良い経済危機である。政府のすべきことは国民の生活を守ることが最優先課題である。それがどさくさに紛れて改憲、皇室典範改正、スパイ防止法案等々一気に戦前に戻す機運が高められている。ハンナ・アーレントは戦争とは国同士の憲法の戦いである。・・・と定義した。アフガニスタンで医療、開拓の仕事に従事した中村哲氏は物資の輸送車両に日本国旗をつけることで戦禍を免れたのは憲法9条のおかげと発言している。ゼレンスキーが日本に来た際欧州各国で依頼していた武器援助の話を封印した。武器輸出三原則を底辺で支える憲法第九条があることを知っていたからだ。

武器輸出拡大の意味

まず大手新聞の一部には防衛装備と表現されている。条文が防衛装備移転3原則という苦い薬をオブラートに包んだ表現になっているから仕方ないのでもあるがここに国民を欺く伝統がある。全滅を玉砕、占領軍を進駐軍、敗戦を終戦と言い換え本質を隠す。戦闘以外の救難、輸送、警戒、監視、掃海の所謂5類型の用途を撤廃し何でも輸出出来るとした。国会の審議は全く得ていない閣議決定である。日本は戦後80年戦争に加担しなかったばかりか武器も輸出しなかったのである。宮澤喜一外相が日本は武器を売るほど落ちぶれてはいないと宣言していた時代が眩しい。政府は経済に寄与するところも有るとしているがこれも怪しい。輸出出来る国は技術移転協定を結ぶ国に限る。アフリカの紛争地域例えばソマリアに輸出出来るならば元々反対ではあるが儲かりはする。だがこれは出来ない。ぶっちゃけた話、米国が商売している国に限られる。このイラン戦争で国民が生活不安を訴えている時に慌てて安全保障政策を転換しなくてはいけないのか・・・・。米国の継戦能力が落ちてきているからである。ウクライナとイランの2か所で武器を使いまくり在庫が品薄になってきた。そこで子分の日本にお声が掛かった。武器の生産ラインを稼働させよ・・・。生産数は指示する。こちらに納品せよ。場合によっては同盟国に直接納品してもらうこともある。その時はたっぷり手数料は貰うぜ・・・。と言う事である。武器は国家機密の塊である。経済効果がまんべんなく波及することはない。そういえば買ったはずのトマホークが1発も届いていない。先の2国で使って品薄だからだ。指名料だけ払わさられて女の子が一度も席についてくれないボッタクリバーと同じ手口である。

針の穴にラクダを通す

裁判というものは全ての証拠を検察、弁護士、裁判官が共有し審議するものと思っていた時期がある。大間違いである。検察はある事件を公判に持ち込むまでに自分のストーリーを構築する。それに合致するような証言を被疑者から引き出そうとする。そこには恫喝まがいの取り調べも頻発する。容疑を否認すれば何度も拘置期間を延長される。裁判所が許可するからだ。大河原化工機事件では拘留中にガンが悪化し死亡した事例もある。人質司法の悪癖の典型である。袴田事件では結審するまで58年を要した。気が遠くなる。こうした矛盾を是正するため再審法の改定がいま議論されている。70年前に制定された刑事訴訟法は500ほどの条文で成り立っているが再審に関する部分は19だけである。法制審からあがってきたものは条文の変更はなく申し訳程度に付則が加味されているだけである。部会では流石の自民党議員からも怒号が飛び交う事となった。取り調べの可視化、証拠の開示、幾つかは是正されてきた部分はあるが不服申し立ての抗告条項には大きな問題が内包されている。再審には時間がかかりすぎると言う事である。被告が再審を申し立てしたとする。大方の裁判官はいい顔はしない。裁判の回数は裁判官の籤運で決まる。数年に一度という回数では必然的に結審するまで時間がかかる。逆に被告が無罪になったとする。検事は100%抗告する。チエホフの演劇論ではないが抜かれた剣は使われなくてはならない。抗告制度が有れば使うと考える組織体である。これを検事側には付与しなければ胸を撫でおろす検事が多数いるのではないかと言う議論がある。だが出てきた付則は裁判官側弁護士側に再審に見合う証拠を1年以内に提示せよという上から目線の条項であった。それは検察の体質に起因している。日本は世界でも治安が安全な国として知られている。それは我々検察が悪者を厳しく取り待っているからだ・・・・という自負から来ている。有罪立99%の検察を相手に再審抗告で無罪を勝ち取るのは針の穴にラクダを通すより難しいと司法業界では云い伝えられている。なぜラクダなのかは分からない。

砂場で学んだこと

自民党党大会で現役自衛官が制服姿で君が代を歌った事が物議を醸し出している。一点は自衛隊が特定の政治宗教団体の集会には参加しないとの自衛隊法に抵触するのではないかと言う事。もう一点は自民党が自衛隊を政治目的の為に利用しているのではないかという疑惑である。自民党本部はイベント会社(九分九厘電通である)に委託した件であることを理由に責任を回避している。この女性自衛官は休暇中であり出演依頼が有ったことは上司に報告し制服組トップまで情報は上っている。ただ小泉防衛大臣には報告があがっていなかった。ここに文民統制の観点からも問題が起きている。高市総理の挨拶には消費税の話もイラン戦争の話も石油危機の話も出てこない。憲法改正論議を加速させる話で埋め尽くされていた。折しもトランプからホルムズ海峡への自衛隊派遣の依頼を条件付きで承諾しそうになり今井尚哉内閣官房参与に羽交い絞めにされたとの報道が流出している。この事は同じ地平で起きている事である。現役自衛官が刃物を持って中国大使館に侵入した事件もあった。現役将官クラスが制服姿で靖国参拝する姿も散見する。自衛隊内部での箍が外れかかっている。子供の頃砂場で山崩しと言う遊びをよくしていた。砂山の真ん中に憲法と書いた旗が立っている。周りの砂を掠めとるが旗は倒してはいけない。そこに悪い女の子が来て旗を倒そうとする。その子はディープパープルの表敬訪問を受け世良公則に「燃えろいい女」の替え歌でヨイショされて浮かれている。

8days a week+1

8days a weekはビートルズの名曲である。恋人への愛を伝えるのには1週間じゃ足りないよと・・・いう内容である。周年記念9daysが終わった。僕の愛はビートルズを超えてしまった。学生から東京のプロまで色々な組み合わせでの九日間であった。実は幻の10日目が有ったのだが松島を熱帯ジャズ楽に譲った。それが実現していると「一週間に十日来い」というカマキリ夫人五月みどりの曲と並ぶことになった。空になった酒瓶、大量のペットボトル、まだ洗いきっていないグラスを見ていると音が甦ってくる。どれも素晴らしい演奏であったがそのピークは金曜日のカルテット、松島が一音出した瞬間に訪れた。アイドリングなどする間もなく一気にトップギァーに入っていく。背筋に走るものが有った。今回はホテルがバカ高くはなかったので多少救われた。満席の日が二日ほどあったのだがお客さんの怪我、御身内の入院、体調不良、急な仕事10人くらいのキャンセルが出たのは残念であった。「おお、神は我に試練を与え給う・・・・」という映画ポセイドンアドベンチャーの神父役ジーン・ハックマンのセリフが思わず口をついた。遠隔地からホテルをとってきたくれた方も大勢いた。たくさんの頂き物も頂戴した。酒、おつまみ、ご祝儀、ケーキ、祝電・・・それぞれ有効的に使わせていただいた。この場を借りて御礼を申し上げる。今回新しい試みを行った。jazz研新入部員の招待日を二日設けた。15人くらい来てくれた筈である。質の良いリスナーに育ってほしいと願っている。
9日間飲み続けた割には元気である。毎年思うのであるが祭りの後の寂寥感と9試合投げぬいた甲子園球爺のまた来年ここへ戻っって来るぞ・・・という意気込みが錯綜する。甲子園の砂の代わりにlazyのゴミを袋に詰めている。

周年記念への思い

明日から周年記念のライブが始まる。九日間の長丁場である。当初lazyは蝶ネクタイをしたバーデンダーのいる正統派バーとしてスタートを切った。僕はまだ隣にあったGroovyを切り盛りしていた。ライブは東京のミュージシャンを呼ぶ時を中心に月に1回くらいであったと思う。BGMにはジャズを流していたがgroovyから持ち込んだものをダスキンの様に定期的に交換する手法を取っていた。週一回、ソロピアノでラウンジミュージックみたいなものもやっていた。それなりに客は入っていた。バーテンダーも良い人間で人気もあったがジャズに愛着が有ったわけではない。そういう店はジヤズのフアンは決して増えない。ある時から今のlazyの様な形態に大きくかじを切った。それはそれで大変であった。急にジャズフアンが増える訳ではない。やせ我慢をしてやっているうちに20年を過ぎた。何度も土俵際まで押し込まれた。昨年は完全に土俵の外に足が出ていた。それを箒で痕跡を消しての22周年である。諸物価は高騰し続け交通費、宿泊費に金を掛ける僕の方法は経営者としては愚の骨頂である。
分かっちゃいるけどやめられない。ほれ・・スイスイスダララッタ・・スラスラスイスイスイ(^^♪
学生、社会人、から地元のプロと東京組とのコラボ、週末のメインディッシュまでフルコース9品揃えてお待ちしている。

三度目の正直

人間は人生で3回は手放しで褒められる。生まれた時、結婚するとき、そして死ぬとき。僕はその前にもう1回褒められる栄誉を頂いた。以下渋谷琥珀の店長毬子さんのface bookの文章である。さすがにちょっとこそばゆいがこういう風に生きたいとは思っていた。

【感謝と余韻 出張 Lazybird @渋谷琥珀】
先日、琥珀にて
札幌ジャズバー「レイジーバード」のマスター
吉田さんをお迎えし、
2日間のライブイベントを開催しました。
この2日間は、音楽が人を繋ぎ、
人が人を想い、長い年月で育まれてきた時間が
重なり合うような、とてもあたたかい空間でした。
この日に集まってくれたミュージシャン達は
出演料という形を超えて、
吉田さんへの感謝と敬意の想いを
そのまま音にして、ステージに立ってくれました。
それは、吉田さんが長年にわたり
多くのミュージシャンを育て、
居場所を守り続け、
音楽と人の縁を大切にしてきたことへの
自然な答えだったのだと思います。
吉田さんが琥珀にいてくださった時間は、
何か特別な演出をしたわけでもないのに、
空気がやわらぎ、
人の表情が少しずつほどけていくような、
そんな不思議な温度に包まれていました。
ステージに立ったミュージシャン達は
肩書きや条件ではなく、
「吉田さんと音楽で繋がってきた時間」
そのものを抱えて、
一音一音を大切に鳴らしていたように感じます。
それは、長い年月の中で
出会い、育て、見送り、
また迎え入れ、
迷いながらも続けてきた
吉田さんの歩みへの、
自然な感謝のかたちだったのだと思います。
ライブ終演後のアフターセッションには、
本当にたくさんのミュージシャンが
吉田さんに会いに来てくれました
演奏を終えてもなお、話したい人がいて、
会いたい人がいて、同じ時間をもう少しだけ
共有したくなる。
その光景を見て、
吉田さんがこれまで、どれほど多くの人の人生に
静かに寄り添ってきたのかを、改めて感じました
北海道から足を運んでくださったお客様、
吉田さんに会いに来たミュージシャン
北大jazz研究のOBの皆様
かつてレイジーバードで働いていた
青年達の姿もあり、そこには
「続けてきた人にしか見えない景色」が
確かにありました
吉田さんがどれほど多くの人に
愛され、信頼されてきたのかを
胸いっぱいに感じる2日間でした。
この時間に心から賛同し、
音楽を捧げてくれたミュージシャンの皆様
想いを受け取り、集まってくださったお客様
そして、この場を共につくってくれた
琥珀スタッフのみんなへ
言葉では足りないほどの感謝を込めて、
音楽は、続けてきた人の背中を照らし、
次の世代へと静かに受け渡されていくもの
このご縁と、この時間が
またどこかで繋がっていくことを願っています
本当に、ありがとうございました。
1/29 (Thu) 1/30 (Fri)
Special two days!!!!!
あとがき
毬子さんの文章を読んでうるっと来ている

暫定予算の意義とは何か

今日3月30日暫定予算案が成立する予定である。何故暫定予算が組まれたのか・・・・。本予算が年度内に成立しない為である。なぜ成立しないかと言うと国会の審議時間が足りないためである。高市総理は国会開催の冒頭で衆議院を解散した。結果は自民党の歴史的大勝に終わった。その国民の支持率の高さを追い風に集中審議など野党から突かれる委員会はすっ飛ばし数の力で強行採決により予算案の衆議院通過を成し遂げた。参院では自民党は少数野党である。衆院の様な横暴な運営は出来ない。だが衆院は通過しているので参院で否決されても法案は30日後自動成立する。だがプライドの高い高市総理はこれが許せない。支持率70%の私が提出した予算案よ・・・速やかに通しなさい・・・と言う事である。ところが参院は抵抗した。ここにかすかな望みを見出すのであった。本予算が採択されなければ行政が機能しない。例えば公立病院が休みになる。給食がでない。役所の窓口業務が滞る。・・・様な事が起こりえる。そこで採択されるまでの間仮の予算で運営される。財務省は仕事が増えるのでこれを嫌う。財務省に嫌われたくない高市総理は何とかこれを避けたいと考えていた。元はと言えば自己都合解散である。何をかいわんや・・である。戦前はどうしてたかと言うと予算が通過しない場合は天皇の詔勅により前年度予算で執行されていた。起源はと言うと19世紀のプロイセンに遡る。鉄血宰相ビスマルクが議会と対峙していた。軍拡派のビスマルクと当時リベラルであった議会は一歩も譲らず行政は混乱を極めていた。それを解決したのが戦争であった。非常事態にちんたら
議論している場合ではない・・・といってビスマルクは軍拡予算を強行に遂行していった。その反省からじっくり議論しましょう・・・と暫定予算で動かす発想が生まれた。予算が通らないと言う事は法的に言うと緊急事態に該当する。最近耳にする憲法論議で緊急事態宣言を盛り込むという発想は時計の針を19世紀に戻すことに等しい。高市総理は衆議院の運営は強行突破に味をしめてこの手法を乱用すると思われる。参院での抵抗はアームストロング船長の言葉を借りれば「この一歩は我々にとっては小さな一歩であるかもしれないが国民にとっては偉大な一歩である」と言う事になる。

松風鉱一の命日

1月29日が松風さんの命日であることを本田珠也のFacebookで知った。今日ピットインでは追悼ライブが行われる。出演者6人のうち4人は因縁浅からずといったミュージシャンである。僕がlazyをやる前に引き継いだGroovyのマスターは松風さんに深く傾倒しており松風さんの音楽活動を支援する事が店の営業目的位まで発言していた。ある時期までマルチリード奏者の松風さんはアグネスチャンのバックも務めていたはずでありよく札幌にも来ていた。そういう事もあって聴く機会は多かった。前マスターが亡くなった時もいの一番に松風さんに連絡した。葬儀当日はライブが入っていて来られなかったが日を改めて線香をあげに来てくれた。奥さんの依頼で3周忌に松風さんのトリオに来てもらった。そういう縁もあってアルバムにGROOVYという曲を残してくれている。Lazyでの演奏はないがGroovyには来てもらったことが有る。その時はバリトンサックスからバンブフルートまでありとあらゆるリード楽器を持ってきた。狭い店内には置く場所はない。カウンターのお客さんが膝の上に置いて保管に協力してくれた。演奏中に楽器を取り換えることもあり僕が司令塔になり伝言ゲームの様に伝達し楽器を戦時中のバケツレースの様に移動したことを覚えている。エリック・ドルフィーに特化したクリニックをやってもらったこともある。音使いはそんなに凝ったものではないが音程を飛躍させることであの効果が出ると説明していた。米木が若いころごく短期間だが自分のグループを持っていたことが有る。フロントが松風さんと今泉博の2ソプラノサックスであった。マルチリード奏者の松風さんにソプラノだけを吹かせるというのは勇気がいる。米木の弁であるが・・・松風さんのアルトの纏わりつく感覚が苦手でさぁ・・・・分かる節がある。珍味商人の僕もこのマニアックなグループに来てもらうことはなかった。松風さんは渋谷オーケストラでも重要な役割を担っていた。松風さんが一番左にいてその隣は峰さん、その隣には臼庭もいた。素晴らしい並びである。合掌。

日米首脳会談報道における温度差

日本の大手報道機関の論調はおおむね良好である。高市総理は大量失点を免れたリリーフエースの様な扱いである。だが11兆円の投資がお土産として渡されているのである。ジャッジも甘くなろうというものだ。まず芸能週刊誌的観点での日米での温度差である。高市総理とトランプ大統領が会う場面である。高市総理はトランプに抱きついた。これを親愛の情と見るか軽薄な行動と見るかは意見の割れる所である。日本で報道されているのはここまでである。この後2人はホワイトハウスに入る。その時の後ろ姿が米国では報道されている。外交でここまでやるかというような失楽園的は不倫を感じさせる絵になっている。高市総理を支持するものではないが明らかに高市総理を貶めている。だいたいトランプは高市の名前さえ憶えていないと思われる。高市がいくらドナルドと呼んでも先方は日本の総理という呼び方しかしていない。高市ともさなえとも報道されていない。ここからが重要な事なのだが日本の報道機関はホルムズ海峡への自衛隊派遣の件については渡米前の説明を繰り返して印象操作を行っている。法的に出来る事と出来ない事があるという論法である。これは憲法改正をもくろむ高市総理が拳法第9条にすがっている姿でもある。アメリカの報道番組では国連大使が日本は艦船を派遣してくれるとの返答をもらっていると発言している。法的に問題があるのなら法律を改正すれば良いとさらっといいのけている。このことは日本の報道機関は全く触れていない。最早大平戦争前の大本営発表に酷似している。

日米首脳会談、米国での報道様相

なにかすっきりしない。日米首脳会談に関する日本の報道機関の評価は概ね良好である。ホルムズ海峡への艦船派遣に関しては法律上出来ることとできないことが有るとして明言を避けた。ここだけ見ると大成果と感じる。NATO諸国はどこも良い返事をしていない。そこで日本はいの一番に手を上げトランプの歓心を買うのでは戦々恐々としていた。高市総理がトランプ大統領と会う時の品のない抱きつきはその後の会談の伏線である。日本の記者がイラン爆撃の情報をなぜ日本に知らせなかったのかとトランプに質問した。トランプは待ってましたとばかりに日本は真珠湾奇襲の際なぜアメリカに知らせてくれなかったのだと答え笑を誘った。そしてその時の高市総理のキョトンとした表情が何度もアメリカの報道機関で流されている。悪意を感じる。そしてそのインタビュー番組でキャスターはトランプから日本から艦船の派遣了承を取っていると明言している。トランプの発言なので100%信じる訳にはいかないが何らかの裏取引があったのではないかと勘繰らせる内容である。

日米首脳会談の行方 2026/3/19

高市総理の抱きつき外交で始まった日米首脳会談はすっきりしない形で幕を閉じた。艦船の派遣は法的に精査を必要とすると言う事で先延ばしにした。トランプも毎日言う事が変わる。たまたま地雷を踏まなかったと言う事である。対米融資案件第二弾として次世代原発小型モジュール炉の建設も表明した。アラスカの原油開発など盛りだくさんのお土産である。自衛隊を派遣するよりはましだとは思うのだが日本がこんな卑屈な外交しかできない国であることが本当に悲しい。この日日本の戦後80年の国の在り方が変わったかもしれない日であった。皮一枚で繋がったが前門の虎後門の狼である。明日ホルムズ海峡封鎖前に出港した最後のタンカーが到着する。その後この戦争が解決しないと原油が入ってこないと言う事である。日本の備蓄は254日分。日本政府からその対策を聞いたことはない。
原油不足は物流、工業、農業全ての分野に影響が出る。物価高騰は必死である。そんな中で我々は生きていかなければならない。

jazz紳士交遊録 vol28 中本マリ

初めてマリさんを生で聴いたのは1979年か80年の頃である。「アフロディーテの祈り」が1979年にリリースされその発売記念のコンサートであった。このアルバムは今なお日本最高のヴォーカルアルバムと思っている。僕は札幌市民会館の最前列に陣取っていた。そのライブの途中でヤンキー座りになりあまりに大人しい札幌の聴衆に半ば切れ気味に「ねえ、楽しんでくれているの・・・」と語りだした事を今でも覚えている。それから何十年経ったか覚えていない。札幌のライブハウスに来ると言う事で聴きに行った。バックは米木が居たのは覚えているので大石のトリオであったと思う。僕はいつになくはしゃいで聴いた。79年の悲劇を覚えているからだ。マリさんもその事を覚えているようでMCでその事にふれた。「今日は良い雰囲気よ」僕は札幌のリスナー代表として胸をなでおろした。打上にも参加し79年のツアーの時最前列に居たことをアフロディーテに告解した。「あら、吉田ちゃんいたの・・やあだ」それが縁でlazyでもやってくれることになった。マリさんからどういう経緯でjazzを歌うようになったかなど・・・という話を聞かせてもらった。それは日本の芸能界の誕生の話でありjazzの歴史でもある。60年代半ばにナベプロ制作の音楽番組があった。そこにはバックコーラ隊がいてメインの歌手を盛り上げていた。マリさんもバックコーラス隊の一員であった事を知った。「同期にはマリコやしんちゃんもいたのよ」まりことは「五番街のマリー」の高橋真梨子でしんちゃんとはクレヨンしんちゃんでも松原慎之介でもなく森進一の事である。ナベプロは新人を発掘しその方向性まで指導していたのだ。もしかしたら高橋真梨子が「アフロディーテの祈り」を歌いマリさんが「五番街のマリー」を歌っていたかも知れないのだ。マリさんはギターリストに育ててもらった・・・という話をよくしていた。デビューアルバム「アンフォゲタブル」の横内章次さんの事である。ギターリストに恩返しをしたいとも話していた。ブレイク前の渡辺香津美を使ってアルバムを制作しているのもそういう経緯がある。今回は札幌のギターリスト長沼タツルを使ってくれている。その内容については牛さんのライブレポートも合わせて読んでいただきたい。
余談
ヴォーカル物のライブがあるときは母親にも声をかけていた。マリさんの時も来ていた。インターバルの時マリさんが「米ちゃん、ちょっと」と呼んでいた。母親は何を思ったか危なげな足取りでマリさんのところへ.近寄った。僕はしょうがないのでマリさんと米木に母親を紹介した。2人は歯の浮くようなセリフで僕のことを褒めてくれたのである。母親はその間中頭をぺこぺこ下げっぱなしであった。母親の名前は「米子」という。僕の叔母だけが母親のことを「米ちゃん」と呼ぶ。

イラン空爆の落とし前

トランプが秋の中間選挙対策の為ネタニアフにけしかけられる形でイランを空爆したのが1週間前になる。その行為自体国際法違反でありアメリカ議会の承認も得ていない憲法違反でもある。トランプは軍事行動は4,5週間続くと発表している。地上軍を投入すればその期間で終わることはない。歴史が証明している。戦争は相手が負けましたと言うまで続く。イランの支配者は今不在である。革命防衛隊はゲリラ戦を展開し白旗を上げることはないだろう。まず誰が白旗を上げるのだ。トップが決まるまで最低1カ月はかかる。その間不毛な戦闘が続く。イラクを見ろ。アフガニスタンを見ろ。ベトナムを思い出せ。侵略した方が勝利したことなど一度もない。日本はどうする。せっかくイランと良好な関係にあったものを現政権を批判しアメリカの傍若無人の行動を諫める行動は取らなかった。高市内閣はイラン戦争対策と嘯き予算を強行採決した。その予算案の中身も出鱈目である。物価対策など爪の垢ほどもない積極財政政策である。それだけでもインフレを加速するのにこの戦争で原油はうなぎ上りに高騰している。ホルムズ海峡を閉鎖されると中東に石油、液化天然ガスを依存している日本は息の音を止められる。石油が値上がりすると全てが値上がりする。最早スタグフレーション目前である。第一次オイルショックの頃を思い出す。本当に店頭からトイレットペーパーが消えた。まだ親のすねをかじっていた頃なので物価高の実感は無かったがトイレットペーパーを見つけたら買え・・・という親の言いつけは守っていた。19日には高市総理は渡米する。手が痛いと断れ・・・。どうせ軍事費増強、アメリカへの投資推進、下手すれば自衛隊をホルムズ湾に派遣させられる。こんな世界に誰がした・・・。と恨み節が口をついてくる。

イラン空爆

トランプが又とんでもないことをしでかした。イランの核開発の阻止という名目で空爆し最高指導者ハメネイ氏を殺害した。その部下も殺害されているのでベネズエラの大統領拉致の時同様念入りに計画された行動である。水面下では核開発に関しての話し合いもされていたがこの場に及んでは形作りとしか思えない。全くの国際法無視の愚行であり人類が長年培ってきた民主主義を突き崩し時代は中世に戻った感がある。トランプ関税は最高裁で違憲の判決が出された。ネタニアフと同様時代が時代なら法廷で裁かれて檻の中にいるべき人間である。そして気になる日本首脳の反応である。高市総理も小泉防衛大臣もアメリカに一定の理解を示した。相変わらずの頭の悪さである。日本とイランの関係は悪いものではなかった。NHK職員が逮捕された件でトランプに救出の相談をしたようである。外交センス0である。ホルムズ海峡が封鎖されるかは予断を許さない状況であるが短期的には石油価格は高騰しインフレをより加速させる要因になる。安倍総理が存立危機事態の説明にホルムズ海峡封鎖を持ち出していたのも思い出した。だがホルムズ海峡を封鎖して一番得をするのは石油資源を持つアメリカである。イランの石油が市場に出回らなければ高騰し漁夫の利を得る。どちらにしろ日本はとんだとばっちりを被る。空爆だけで政権を転覆できるはずはない。イランの兵力は61万、人口9000万人。地上戦と言う事になればイラク戦争やアフガニスタン侵攻の様に泥沼状態になること必至である。日本も軍事大国への道を歩みつつある。政府首脳がこの戦争に加担しない様見張らなければならない。

国民会議と言うまやかし

自民党は11月までは消費税減税には反対であった。ところが選挙に突入にするにあたり期限付きの減税をうたいだした。本音は見え見えである。やりたくない、逃げおおしたい・・・である。そこで国民的レベルで議論するという名目で国民会議なるものが立ち上げられた。衆議院で絶対多数を維持する自民党は国会でこの議題を議論をする事を嫌っている為である。その免罪符として国民会議で充分議論した。よって国会ではすんなり通してほしいと言う事である。そのメンバーには消費税減税を表明している共産党、参政党等は呼ばれさえいない。参加しているのは自民、維新、チーム未来など減税反対の党ばかりである。飲み会の誘いではないのだから自分のお友達ばかりに声を掛けるのはそもそも公平だはない。給付付き税額控除もその場で議論されるではあろう。元々複雑な仕組みである。税は貧乏人程堪えるものであるがそれを少し緩和する目的がある。だが気候変動で寒暖化が進むとしたらその対策をハゲが帽子被ってしのぐ事に似ていて根本的解決策にはならない。そのうち廃案になる。それを野党も参加した国民会議のだした結論と逃げの道具にされる

出張lazy bird 顛末記 最終章

2日目一般の御客さんが居なくなってから宴会セッション状態に突入した。ギターリストの平田晃一や荻原亮がビートルズメドレーを弾き、楠井五月がデープパープル王様バージョンを歌う。僕にもギターが回ってきたが勿論丁重にお断りした。君子危うきには近寄らずである。この企画の話が出たのは昨年の秋ごろである。零細企業lazy birdは物価高、ホテル代の高騰の煽りを受け青色吐息であった。今の日本の様に赤字国債を連発しデフォルト寸前である。そろそろ潮時かな・・・と考える事もあった。何とか増資出来る一脈の光を見出した時この企画の話が出た。ご褒美を授けるからもう少し続けろという天の声と思った。僕は店を演者、お客さん、店の人間のコモン(共有地)と考えている。その地を豊かにできるかどうかは3者の関係性による。東京の渋谷で理想のそれが実現できたのは奇跡と言ってよい。改めて毬子店長、店のスタッフの方々、遠路駆けつけてくれたお客さん、演者の皆さんに御礼を申し上げたい。帰ってきてから体調を壊したこともあるが怖い夢を見ることが有った。楽器を持った大勢のゾンビが「今回の貸はいつ返してくれるんだ」と繰り返しながらドアを蹴るのである。今年いっぱいかけてそれらのゾンビにお返しをしようと思っている。

出張lazy bird顛末記 その3

琥珀で何人かの方に紹介された。その一人がPIT INNの社長であった。自分の店で日本最高の演奏が聴けるのに他店にも顔を出す行為に頭が下がった。。多分であるが珠也が僕が組み合わせたバンドを気にいって「lazy bird reunion」という名前で何回かPit Inndで再演してくれたからではないかと思っている。今回の上京目的は琥珀で演奏を聴く以外に故人となったミュージシャンの仏前に線香を上げる事でもあった。臼庭潤、鈴木央紹、津村和彦、井上淑彦、セシル・モンロー・・・・
臼庭はお母さまの体調が思わしくなくお邪魔できなかった。央紹は奥さんが東京の家を引き払って九州に帰られたと言う事であった。一日目飲み過ぎた事もあって東京の昼は北欧の昼かと思うくらい短かった。結局臼庭の妹さんと想い出話をするだけで終わってしまった。名前を上げたメンツが生きていたなら快くかいやいやかは分からないが出張lazy bird企画に参加してくれた事と思う。演奏を聴きながらそんなことが頭をよぎった。体調を崩していた曽我部が元気に吹いていたのを見てちょっと安心した。ピアノの大石が顔を出してくれたのには驚いた。大石はこういうセッションものは好きでないことは知っているからだ。米木も原大力もいる。期せずして5年ぶりに大石学トリオが再現されることになる。松島のバックで田中菜緒子、大石、平倉初音が順番に弾いてくれた。同じ会場にピアニストが何人もいることはフェス以外あまりない。豪華絢爛。ラーメンを味噌、塩、醤油のスープで3杯食べた感覚である。松島麺へのスープの絡み方の違いを食べ分けられる。もうおなか一杯。lazy のバイト経験者も4人駆けつけてくれた。その一人昇太が東京でいも美も見つけて差し入れしてくれた。渋谷でのいも美は格別であった。
続く

この写真が2日間のすべてを物語っている。

出張lazy bird顛末記 その1

渋谷の琥珀に行ったのがもう3週間ほど前の事になる。帰ってきてからすぐその様子を書き記そうと思ったがインフルにかかり1週間ほど寝込んでしまった。渋谷に行くのも飛行機に乗るのも20年振りであるが病院に行くのも20年振りである。今回東京にいくにあたりいくつか心配事が有った。飛行機の搭乗手続きが自動になっているらしい。皆スマホをかざしてピュッと小粋に搭乗手続きを済ます。
こちとらそんな高度な技は身に着けていない。便名やら予約番号やら確認番号やらをメモ用紙に書き胸ポケットに入れる。紛失した時の事も考えて手帳にも書き写す。足が弱ってきていることもあるが持病であるおなかゴロゴロ状態になっても途中下車できる様時間には相当余裕持たせて自宅を出発した。札幌でもインバウンドの話はよく聞くが24条で生活していると時々見かける観光客しか接点はない。札幌駅に行って驚いた。切符売り場にインバウンド専用コーナーがーが有りずらりと人が並んでいる。嫌な予感がした。案の定空港行きJRは満員で立錐の余地もない。天候は悪くはないのだが飛行機も2時間以上遅れる。自力でホテルまでは行こうと思っていたが暗くなると自信がない。毬子店長に迎えに来てもらった。待ち合わせ場所は田舎者でも分かるハチ公前である。僕は毬子さんを識別出来る自信がないのでリックを背負って正ちゃん帽を被っているジャン・レノ風の日本人が僕であることを告げて探してもらうことにした。ハチ公前は観光スポットらしく外国人が写真やら動画をとっている。犬の前にいる僕を邪魔者扱いし追い払おうとする。僕は外国人にも分かるように「vow vow」と英語で吠え場所を譲ってあげた。毬子さんと丈造が迎えに来てくれた。店の場所を教えてもらいセンター街を歩くこと15分。そこを抜けると急に閑静な住宅街になる。NHKの向いにホテルはあった。とっていただいたホテルなので名前を覚えていないがこじんまりとしているが応対から全てが行き届いている。そんな記憶の断片の総体が今回の東京訪問の想い出になっている。この段階でまだ琥珀には到着していない。続く

内閣参与の知恵袋

僕が内閣参与であれば高市総理に次の様に進言するであろう。
総理選挙大勝利おめでてとうございます。ですが議席獲得数程得票数は離れていません。SNSを駆使した我々の戦い方の勝利ともいえますが公職選挙法ギリギリの戦略を揶揄する独立メディアの言動もちらほら聞こえてきます。ぼろが出る前に本丸に切り込んだ方が得策と考えますがいかがでしょうか。スパイ防止法案、原潜所有の議論も出来る環境ですが、経済政策のぼろが徐々に出てきます。そうですよね。一時金をばら撒いても焼け石に水です。インフレ抑制策は全くとっていないのですから。流石に国民も怒りだします。その前に憲法改正やってしまいましょう。中道をはじめとする野党は議論する体力さえ残っていません。市民運動も先の選挙の大敗で沈静化しています。国政選挙は2年半後までありませんが一気にやってしまうのが得策と考えます。国会召集の日の冒頭解散と同じ手口です。憲法改正の発議やってしまいましょう。参院で国民民主と維新に連立の打診しているのは参院での発議を可能にする画策ですよね。衆議院で絶対多数の議席を獲得しているのに両党に秋波を送っているのはそのためですよね。物事の白黒はっきりさせる総理に共感し中国に反感を持つ国民は3割はいると考えます。今が最高の機会と考えます。
18日国会が召集される。上記の様な悪夢が実現しない様祈る毎日である。日本は思っている以上に崖っぷちに追い込まれていると思っている。

衆院解散の意義

高市総理衆院解散の記者会見を見た。全くの茶番the茶番である。解散の大義を総理が高市早苗で良いのかと問いたいと言う事であった。日本は議院内閣制である。憲法にも抵触する発言である。国会は開かれず冒頭解散である。物価対策だどはなからやるつもりはない。責任ある積極財政・・・政策を転換させた印象をあたえるが中身は赤字国債連発のインフレ政策である。税収は自動的に増え負債は相対的に目減りする代わりに庶民の暮らしはますますきつくなる。ここで大きな政治的な動きが有った。立民と公明が新組織を立ち上げた。中道改革連合である。綱領は玉虫色ではあるがあのいつも寝ている立民が目を覚ました事を評価しておきたい。選挙結果によっては政界再編が起こりえる状況となった。財源を示したうえでの消費税軽減は庶民には嬉しい。それに呼応するかのように高市総理も消費税減税の議論を加速させるとの発言をした。勿論財源など示してはいない。霞が関文学では「やらない」と言う事である。選挙で後れをとってはならないとの対策である。今までひどい総理は何人も居た。だが高市総理だけは勘弁してもらいたい。プライドが高い。義理人情に薄い。外交センスは全くない。中道改革連合が比較第一党になったとしても荊の道である事には変わりない。だが一脈の光を見出せばそれに耐えうる忍耐力を我々は持っている。外はこの冬最大の寒波が訪れて吹雪いている。僕は吹雪の南極大陸に立ち尽くす皇帝ペンギンを想い出すのである。

衆院解散の裏読み

読売新聞に衆院解散検討の記事が出た後大手メディアの後追い記事は出なかった。毎日が申し訳程度に掲載するだけであったが朝日が後追い記事を掲載した。事は俄かに信憑性を帯びてきた。自民党幹部、鈴木幹事長、萩生田幹事長代行、麻生副総理等は俺聞いていないよ・・・と怒りを露わにしているが腹芸が達者な政治家であるので本心は分からない。読売は誤報と言えば龍角散と言われるくらい2度の誤報を発信し流石に今回は裏付けが有ると考える。高市総理自身か官邸幹部のリークである。ネットで発表されたのが9日夜、その後3連休に入る。観測気球を上げ反応を見るのにはもってこいの日程であると考えた人間がいる。今井尚哉内閣官房参与であるらしい。安倍内閣では補佐官を務め安倍内閣の政策を継承する象徴として高市総理に請われて官邸幹部に名を連ねている。読みはあたったようだ。選挙が有れば現場の作業日程もギリギリである。総務省が全国の選管に準備をするよう通達を流した。各党代表も反応を示した。吉村維新代表は冷静を装い連立与党として準備を進めると発言した。一応閣外協力の形を取っているにも関わらず解散の話は全く聞かされていない。最早使い捨てカイロ状態である。待てば海路の日和あり状態は起きえない。国民民主の玉木代表は怒っている。178万の年収の壁を破ることの同意で予算案に賛成表明し連立への意欲を示していたが予算審議にも入れない状態になる。公明党と立民は全国で共闘方法を模索している。ここまで事が大きくなれば高市総理も解散を断行せざるを得ないであろう。頼みは自身の支持率の高さである。立民があまりにも力がないので自民は今よりは議席を増やすことは確実である。だが微増で党内の勢力地図が変わるかは疑問である。何よりこんな理不尽な解散をされて国民はもっと怒らなければならない。高市総理の首が繋がろうがすげ替わろうがわれわれには物価高の現実が待っている。

衆院解散の可能性

1月10日の読売新聞一面は「衆院1月解散を検討」であった。その後毎日新聞がかなり薄めた形での後追い記事を出しているが他の大手メディアは追随する様子はない。この手の記事が出ると想い出すことが有る。読売新聞2025年7月23日の石破総理退陣の大誤報である。この時は明らかにメディアの役割を逸脱した世論の扇動であった。今回は解散検討とある。検討は高市総理が政権に就いた時から常時行われている行為であって珍しがることではない。本当に解散するかどうかは競馬の予想より難しく素人が的中させる術はない。だがこの時期にする際の意義と影響は述べることができる。松の内が明ける前世論調査会社から電話が有った。今回の事と関係が有るのかもしれない。理由は良く分からないが高市内閣の支持率は恐ろしく高い。この支持率の高さをバネに衆院を冒頭解散すれば国会で裏金問題、韓鶴子逮捕による統一教会と自民党の新たな癒着問題を突かれなくて済む。公明党抜きで絶対安定多数の議席を獲得することも出来るかもしれない。そうなると今までの疑惑などすっ飛ぶ。だが予算審議の時間はほとんどない。責任ある積極財政の個別方針は全く筋違いとは思っているが予算が通らなければ施策ができない。高市総理は3月には日米首脳会談の為米国に行く。お土産は何か・・・。いも美でも兜でもないはずだ。意味のないミサイルを買わされ軍事費の増額を約束させられる。その論議が国会で全くされないことになる。マーケットはすぐさま反応し1ドル158円まで下がった。インフレはまだまだ続くと言う事である。衆院解散の大義は何か・・・。もっともらし看板は掲げられるだろう。だがその裏は自身の権力誇示と自民党勢力を伸ばせることができるかどうかだけのパワーゲームと化している。

カリブの海賊は誰か

カリブ海にはアメリカの艦船が頻繁に航行し空には戦闘機がこれ見よがしに航空ショーを繰り広げていた。
正月から餅がのどに詰まりそうな事件が起きた。アメリカがベネズエラに軍事介入しマドゥロ大統領夫妻を拘束しアメリカに連れ帰ってしまった。名目は麻薬取締であるが狙いは世界一の埋蔵量と言われる石油利権である。その裏には中国への警告が有る。中国はベネズエラの石油資本に投資している。だがベネズエラ経済は破綻しており効率的に運営はされていない。マドウロ独裁政権が中国と親密になる前に叩いておこうと言う魂胆であった。マドウロ大統領は不正選挙で当選したと言われる相当な人物である。・・・からと言って主権国家に土足で入り込み大統領を拘束するなど国際法上許される行為ではない。米国では軍隊を動かすのには議会の承認がいる。トランプはそれも無視している。というかそういう法規制が有ることを知らないのではないか。兎に角無茶苦茶である。ベネズエラは人口3000万弱の国家であるがその1/4は国外に避難している独裁国家であった。マドウロ大統領の拘束を喜ぶ風潮も国内には有るのが現実である。昨年のノーベル平和賞受賞者であるマリア・コリーナ・マチャドがトランプを賞賛しているのは痛し痒しである。トランプが二期目就任の時グリーンランドをよこせ・・・とかパナマ運河の利権をよこせと言っていたのはとち狂っていたのではなく本心であった事が今回の事件で分かった。トランプは最近G2という用語を多用している。東半球は中国にやる。その代わり西半球はアメリカのものだ・・・という宣言である。今回の事件もその方針に従ったものである。中国もロシアも表向きは今回の事を批判しているが裏では舌をペロッとだしている。ウクライナ問題も台湾問題にも口をはさむことは出来なくなる。日本政府と高市総理の反応はどうであったか・・・。批判的な表現は一切なく当たり障りのないラウンジミュージックの様な表現に終始している。付いて行きます・・どこまでも私はあなたの下駄の雪・・・と言う事である。アメリカは日本を守る気などさらさらない。もう安全保障環境を考え直す時期に来ていると考える。

2026年新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。昨年は自分のやり方では店はもたない言う事が改めて突きつけられた年でもありました。何とかカンパでしのぎました。知人の方の援助もありましたが「頑張ってください」さん他御礼の返信もできない方の援助もありました。この場を借りて改めて御礼を申し上げます。春先に会社で言う所謂増資によって暫くは存続可能かと思いますが根本的問題が解決したわけではありません。慢性的インフレによって原材料の高騰、光熱費など固定経費の高騰・・・だが簡単には値上げを出来る経済環境には無いような気がします。先日いつも使っているホテルから連絡が有りました。週末は年間契約割引は適用されずインバウンドなどの需要によって宿泊料金は変動するとの事です。昨年からなのですが一番高い時期は4倍、通常でも2倍から3倍になっています。lazy,groovyをやる前からjazzのライブは主催していましたがそれで一儲けしようと考えたことはありませんでした。普段の営業で補填出来る状況にない為特別企画は回数減らし開催期間を縮める以外に有効な手段が思い浮かびません。今月末渋谷のライブハウス琥珀で出張lazy birdという企画をやってくれます。僕も呼ばれています。lazy馴染みのミュージシャンが2日に渡って20人ほど出演してくれます。僕にとっては大勲位菊花賞を授与されたに等しいと考えています。支えてくれたお客さんとここに参集してくれたミュージシャンに恩返しをしたく今年一年頑張る所存です。

2025年を振り返る

2025年は歴史的に語られる時が来たらある変節点であったとされるだろう。日本でも健全な資本主義は崩壊し利益誘導型の縁故資本主義に変節し新しい産業は育たず過去の遺物である重厚長大産業にシャブを打ち続ける。ジェット機をまともに造れなかった会社が軍需産業としてゾンビの様に息を吹き返す。軍事費は毎年積み増しされそれに反比例するかのように高額医療費は自己負担になり生活保護費も減額される。憲法違反との判決が出ても是正されない。大学への補助金も毎年1%ずつ減らられいる。今年はそれがたまたま止まっただけで財務大臣が鼻高々になる。排外主義が横行しそれを党是とする政党が急速に勢力を伸ばす。外国人や弱者を叩く言説がSNSで横行しその切り取り動画が再生数を稼ぎ金に結び付く。政権与党もそれに媚びるように右傾化していく。そして元々能力の低い政治家が無頓着に発言し中国との外交問題をひき起こす。日本人は忘れやすい民族なのか。自民党を追い込んだはずの裏金問題、統一教会問題は忘れ去られ議員定数削減という全く別の問題にすり替えられ国民の目を誤魔化している。福島の原子力非常事態宣言はまだ継続中であるにもかかわらず新潟県柏崎刈羽原発の再稼働が決まった。その陰でこっそり北海道泊村の再稼働にも鈴木知事が認可した。それにお灸を据えるかのように翌日北海道では地震が起きた。10年続いたアホノミクスの後遺症で日銀の金融政策が機能しなくなっている。物価高で相変わらずの円安である。中国人観光客は減ったとはいえ相変わらずのオーバーツーリズムである。日本には素晴らしい観光資源は有る。だがこの観光ブームは安倍政権時代、成長産業が見込まれない事への目くらまし政策である。ホテル代は高騰し全国を行脚する旅芸人ミュージシャンには大打撃を与えている。その反面1杯3000円のラーメンを召しあがる外国人旅行者の為の御慰め音楽を提供する演奏家にはいい市場が出来たと言ってよい。だがこれは悪魔に魂を売り渡すファウストを連想させるのである。日本は確実に劣化している。質の悪い政治、それを直視しないマスコミ、それを許す国民。その相似形が音楽状況であってはならない。

リーダーの素質

この時期大学のjazz研首脳部の交代の時期である。先日も北大jazz研新3役が挨拶に来てくれた。開口一番学生から今年の予想は当たったかを尋ねられた。創立時期からのjazz研ウォッチャーなので外すことはめったにない。大雑把に言えば人柄か技術かあるいはその割合で選ばれているようである。谷に子供を落とすようなライオンのようなスパルタ方式を選ぶか羊の群れの様にみんな仲良く草を食む生活を選ぶかである。リーダーの考え方によって運営方法も微妙に変っているようである。僕にとってjazz研部員は将来の良質なリスナー予備軍と考えている。そういう部員が残ってくれるような運営をしてほしいと心で手を合わせているが学生サークルなので思いが届くとは限らない。まあ学生サークルであれば許せる範囲である。だがこれが一国の総理であった場合は話しは別である。高市総理は国会答弁で台湾有事に関する質疑でそれまでの日本政府が取ってきた考えとは別の考えを開陳し中国の怒りを買った。高市総理はプライドの塊である。外務省の回答集に指示されていた具体的な例にはふれないようにとの掟を簡単に破ってしまった。その後も意見を撤回することはなかった。中国はその後海産物の実質的輸入禁止、コンサートなど文化公演の中止、日本への渡航自粛、さきの自衛隊機へのレーダー照射へと一触即発の状況を招いている。色々な政治思想はあるかとは思うが総理たるもの国民の安全を担保し飢えさせない施策を取ることは最低の条件と考える。スーパーへ行くと分かるのであるが生活必需品の価格はうなぎ上り、オレンジジュース、卵などはまた品薄状態である。高市総理は積極的財政政策というフレーズをグラントグリーンのシークエンスフレーズの様に繰り返すばかりで物価を下げるとは絶対に言わない。物価対策の特効薬は円安の是正である。だがその施策を採用しないのは日本の財政赤字をインフレによって相対的に軽減させようという下心が見え見えである。軍事費だけが増大し三菱重工の株価が馬鹿あがりするような政策はやめてもらいたい。だが絶対聞いてくれるような人物ではない。辞任に追い込むべきと考える。

祝辞と記者会見、そしてjazz

ライブ中に全く関係ないことを思い出すことがある。
会社員時代よく結婚式の祝辞を頼まれることが有った。女性の多い職場であったので新婦側の立場で挨拶順は2番目が多かった。その時上司に言われたことは新郎側の挨拶より長くしゃべるな、上手すぎてもだめだ・・・という事であった。男性優位の風潮が色濃く残っている時代の話である。その時は珍しく新郎側来賓で2番目に挨拶する事になっていた。一番手は新郎の会社の社長であった。途中から明らかに様子がおかしい。しどろもどろになり同じフレーズを繰り返している。所謂飛んでしまった状態である。緊張すると覚えてきた原稿が真っ白になることが有る。その社長の長いソロが終わり僕の順になった。司会者の紹介が有り僕がマイクに向かって珠玉のソロを始めようとしたその時かの社長が「もう一度喋らせてください」と言って出てきた。僕はマイクを譲り席に戻って二度目の祝辞を拝聴した。ああ‥このフレーズを入れたかったのだろうな・・・と言う事はつぶさに分かった。挨拶で慎ましく原稿を読む事は悪い事ではないと思う。だがジャズのふりして中身は書き譜、さらに人のソロにも強引に乱入してくる3流のソニー・スティットの作法は流石に大人げない。場所は首相官邸に移る。木原官房長官の記者会見である。最初は記者クラブに加盟している大手メディアの質問である。抑揚から明らかに原稿を読んでいる。官房長官もどの答弁を読むかを見失わないように答弁書を目で追っている。記者と目を合わすことはない。新聞に記事を書くためのデティルに関する質問ばかりで問題の本質に切り込む討論は皆無であった。まさに三文芝居の出来レース。ジャズ的意思疎通はない。lazyでのライブでも開演直前まで練習している輩がいる。あるフレーズを何度も反復している。そのカッコ良いフレーズを何処かにぶっこめばいかしていると思っている節が有る。そのフレーズが相応しい瞬間は一生訪れないかもしれないのである。この練習マニアも大手メディア記者もかの社長もジャズをあまりご存じないようである。

団扇と扇子

高市早苗総理は自分の言葉で語ろうとする。国会答弁でも官僚の作成した文章を読み上げるだけでなく自分の言葉で語ろうとする。それは評価しよう。だがついつい本音が出てしまう時が有る。内輪
の会合であれば許されるが国会の場で外交問題である場合には許される問題ではない。外交センス
が欠如していると言わざるを得ない。台湾に戦艦が派遣された場合には日本の存立危機事態に該当するという見解を示した。日中友好条約を締結して約50年、歩みは鈍いが両国国民の総意を蔑ろにする発言である。そもそも台湾は国ではなく一地域である。その事実は日本もアメリカも承認している。失言に対してトランプからの援護射撃はないばかりか梯子を外される状態になっている。アメリカにとって中国はディールの大事な相手。日本は鉄砲玉の子分である。関税交渉を見ていれば分かる。中国も台湾が独立する動きを見せない限り武力介入などする気は1ミリもない。台湾の与党民進党も時折独立を口にするがその筋に対するリップサービスであり大半の国民も現状に満足している。アメリカも単独では中国と事を構えることなどない。基地提供を初めとする日本の協力が不可避なのである。となれば存立危機事態の鍵は日本自身が握っていることになる。中国総領事の発言も言語道断であるがSNSで再生回数を稼ぐ愚論には冷静に対処したい。中国政府は日本への渡航を再考する様国民に流した。観光面でも打撃であるがこれが経済面の交流に影響が出てきた場合には日本の経済は立ち行かないのは目に見えている。俳優菅原文太は生前政府の役割は二つあると言った。一つ、国民を飢えさせない事、一つ戦争を決してしない事・・・・文太兄貴総理なってくれ。