10月からインボイス制度が導入されようとしている。断固反対である。署名活動にも参加した。50万人の署名を岸田総理は受け取り拒否した。国民の声を聞く耳はないということを表明した。「聞く力」とは利権集団の声を聞くことであった。インボイス導入は実質上の増税である。我々のような零細事業者は有無を言わせず売り上げ分の消費税を納めなくてはならない。今までは我々が支払った消費税を懐に入れていたのでしょう・・・という人がいる。全くの濡れ衣である。消費税の納税義務は売り上げ業者であって消費者ではないという事は国会答弁でも裁判でも明らかになっている。消費税は預り金的性格を持つが預り金ではない。商品の対価である。スーパーで豆腐を買えば8%の消費税という印字がある。あれは何かということである。転嫁できる業者は8%乗せてもいいですよ・・という意味であそこまで販売価格なのである。lazyでは取ってもいないし払ってもいない。インボイス制度は輸出産業に有利に働くよう制度設計がされている。輸出の際、国際競争に勝ち抜くため免除されている。折からの円安でトヨタなどの輸出産業は史上最高益を出している。インボイス制度での増収見込みは2400億である。トヨタこそ益税の恩恵を受けているのではないのか。そこから捻出すれば事足りるのではないのか。また食いっぱぐれる何万人もの無名戦士の墓名碑が増えることになる。
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jazz研一年生定期戦
北大と商大のジャズ研一年生のライブを2日間に渡って執り行った。10年ほど前の事になる。当時の北大の部長と新入部員が6月の学祭の後に辞めるケースが多いという事実について話し合ったことが有る。学祭で一度燃え尽きた症候群になる事と12月までの1.2年生ライブ発表会まで目標がないことに起因しているのではないかという結論に至った。それで夏休み時期に他大も絡めて発表の場を作ることとなった。部員の少ない商大は上級生、他大の学生も駆り出して3グループ、全7グループの熱演が繰り広げられた。入学してから楽器をはじめ、それからジャズを聴き、人前で演奏するのは初めてという部員も数人いた。尚且つライブハウスには鬼の様なマスターが竹刀をもって待ち受けていると先輩に脅されてもいるのであろう。がちがちに緊張しているのが分かる。心でキリストとアラーと親鸞に祈りを捧げながら聞くのである。どうかつつがなく終えさせてください・・・。終われば手が痛くなるほど拍手したくなるというものだ。愛情を持って聴ければどのレベルの演奏でも楽しいし感動さえする。どうか頑張って続けてね・・・と声をかけたくなるのである。このうち卒業後何人戻ってくるかが我々業界の生命線である。でもその遡上率は鮭よりも低い。
残念なことにも気が付いた。一年生は責任者以外皆初対面であった。昔はこの時期までには先輩が後輩を引っ張って連れて来ていたものだ。若者のコミュニティの在り方は良く分からない。後これは重要なことであるが良く分からないレベルでライブの場に出されてしまうとジャズは即興で尺を埋める音楽だと勘違いしてしまう。慣れると小節数だけは間違わずに埋めることは出来るようになる。それがソロだと思ってしまう。社会人にも時々そういうレベルの人間が居る。そういう人は聞く時間、それもちゃんと・・の少ない人に起きる。英語が話せない原因は聞く時間が短いからである。ジス イズ アペンでは通じない。経験で語るものは愚かしい。歴史に学べである。
付記
リハから付き合うので午前中から店に出ていたので昼寝ができず僕のほうもリズムが乱れた。出演予定の学生が高熱をおして来た。38度以上あるという。危ない北朝鮮の領域である。安全を期す為遠慮してもらった。出演者も多いので店内はラッシュ時の山手線状態である。危機管理は今の内閣よりできている。後片付けをしていると一組のサンダルが揃えて置いてあるのを発見した。火曜サスペンスでは東尋坊の崖に履物がそろえておいてある場合は海に水死体が浮かぶことになっている。
適材適所の裏側 その3
高市早苗が経済安全保障大臣に再選された。あれ、まだいたの・・・という感じである。2023年放送法の解釈をめぐる総務省の内部文書が流失しそれを「捏造」と言い放ちもし間違っていれば大臣も議員も辞めると宣言した。あれから随分と大人しい。閣内という檻に入れておいたほうが安全と考えたのだろう。いざというとき檻から出して噛みつかせようと考えているのかもしれない。安倍総理の手法である。防衛費GDP2%に増額も安倍総理の指示で高市早苗が世論誘導を行った。安倍政治の露払い的役割を担っていた。安倍政治の哲学は一言で言えば「国民はバカである」という理念に基づいている。1.怒っていても時間がたてば忘れる。高市早苗がまだいたことも忘れそうになる。
2.オリンピックやら不倫スキャンダルなど餌を与えれば気がそれる。3嘘から出た実のように繰り返し断定口調で叫べば信じてしまう。我々はそんなにバカでない事を証明するためここに記すものである。
付記
高市早苗は軽音サークル出身のヘビメタ好きのドラマーであった。新コーナー「わが青春の13枚」の執筆を依頼する誘惑にかられる。
ジャニーズ問題の新事実
アサヒビールがスポンサーから降りることを発表してから実業界が雪崩を打って撤退し始めた。勿論大打撃ではあるはずだが隠し玉がある。1200万人加入しているフアンクラブの存在である。日本国民の10人に1人が加入している計算になる。これに加入していないとライブのチケットが手に入らない仕組みになっている。これだけで入会金と年会費で500億の売り上げがある。記者会見を見ていていくつか納得のいかない点があった。ジュリー社長は辞任したものの取締役には残るとした。これは具体的な方策は発表されなかったものの自分は会社に残り被害者の救済に専任すると情に訴えたのだ。だがこれが真っ赤なウソだったとばれてしまった。事業承継税制という制度があって2025年まで会社に残れば相続税なんと860億が免除になるのであった。それは石にしがみついてでもやめないはずである。記者会見が終わった当日その足でハワイに命の洗濯に向かったそうである。被害者の気持ちを逆なでする行為である。
全く関係のない数字であるが10月から導入されるインボイス制度での増収は2500億である。ため息が出る。
適材適所の裏側 その2
安倍内閣時代日本語が瓦解する音が聞こえた。大臣のスキャンダルが有って任命責任を問われたとき「適材適所と考えている」というどの料理にも使えるマジックスパイスの様なフレーズをよく聞くようになった。盛山正仁が文部科学大臣に任命された。盛山正仁は2016年灘中学が採用した歴史教科書に従軍慰安婦の記述があるとし政治的圧力をかけた人物である。就任の記者会見で「教員志望者減少への対処法」はと聞かれて「正直、名案はない」と答えた。その程度のビジョンしか持たない人間がそもそも大臣以来を受けるべきだはない。忘れ去られようとしていた統一教会問題が紙面で取り上げられるようになってきた。解散請求をいつ出すかと言う事である。選挙対策の起爆剤的に扱われているがこの所轄官庁は文科省である。盛山正仁は統一教会との関係が取りざたされていたことは忘れ去られようとしている。統一教会には間違ったメッセージを送ることになる。豚が肉屋の経営方針を決めるようなものである。
適材適所の裏側 その1
変わり映えのしない内閣改造と言ってのけるのは簡単である。ちょっと斜に構えて「おいら、こんなつまんないことに関わり合うのはごめんだぜ」と立ち去るほうがカッコよい。だがそこに萌芽している芽の毒性を説明しておくことは意味のない事ではないと考える。外務大臣が上川陽子に変わった。この人事が発表される数日前、前外務大臣林芳正が経済筋を連れてウクライナに飛んでいる。来年から本格化するであろう復興支援の話を取り付けるためである。通信関係では楽天の三木谷社長が同行している。NTTでも富士通でもない十両級の会社である。三木谷社長の一橋の同窓に木原正裕という人物がいる。みずほフィナンシャルグループの新社長である。楽天のメインバンクはみずほである。木原という名前・・・最近よく聞くと想い出した貴方2ポイントゲット。木原官房副長官の兄であり木原誠二も三木谷社長とは仲が良い。木原官房副長官は次回の選挙では落選する可能性がある。愛人宅も含めて二つの家庭を維持するのは大変である。誰が面倒見るのか・・・その見返りは・・と考えると見えてくるものがある。林芳正外相はゼレンスキーに復興支援を約束している。戦争期の支援より利益が上がる一大利権である。この話を纏めた帰りの飛行機の中で更迭の事実を知ることになる。普通は驚きで椅子からずり落ちる。ところがそうはならなかった。林外相は岸田派の議員である。女性登用を謳ってみたものの派閥の力学で目玉のポストがない。そこで岸田総理は将来の総裁候補と言う人参をぶら下げ派閥の取りまとめを要請し更迭を説得した。抜擢された上川陽子は法相時代、オウム真理教事件の死刑執行を行った人間である。実務的な人間であるが外交問題に関しては素人である。岸田総理にとってはその方が都合が良いのである。岸田総理は外交の舞台で目立ちたいと考えている。大臣が素人であれば官僚も自分に直接お伺いをたてに来るはずだと踏んでいる。外交と言う名の衣をつけた「外遊好き」のばらまきメガネの本心である。
内閣改造の内情
下手なプレィヤーの循環コード曲が続くセットリストの様に全く代り映えのしない人選であった。唯一の目玉は女性閣僚を今までで一番多い5人にすることだけであった。だがそのうち3人は世襲議員。小渕優子は選対委員長に選ばれた。もう馬鹿な国民は例の疑惑を忘れているだろうと高を括っている。政治資金規正法に抵触するような接待行為を繰り返し東京地検のガサ入れの際証拠隠滅のためパソコンをドリルで破壊した。選対委員長は不透明な資金を使える立場にある。公職選挙法に抵触するような行為が発覚した際には自民党のパソコンにまたドリルがねじ込まれるだろう。渦中の木原官房副長官は普通の男のに戻りたいとキャンディーズの様に身を引いたかのように見えた。甘い・・飴のように。国会では追及されない党の政調会長、幹事長ダブル代理という異例の人事で今後も岸田総理を支えることになりそうだ。選挙になった際週刊誌の砲撃から少しでも避難させようという目論見だ。岸田総理は実現したい政治目標はない。総理の座にどれだけ長くとどまれるかにしか興味がない。そのための人事異動であった。
誰のための内閣改造か
今日にも内閣改造があるらしい。支持率が下がった時の気休め程度のお薬が内閣改造である。永田町の住人しか興味を持っていない。こういったときには新聞が喧しく書き立てる。いやでも目に入ってくる。麻生副総理も河野大臣も松野官房長官も茂木幹事長も留任らしい。もはや木原官房副長官の去就だけが目玉商品である。この人事のどこが内閣改造なのだ。自民党内の閣僚待機組の差配だけが政権維持の栄養ドリンク剤と化している。派閥による閣僚の椅子取りゲームである。人事異動したとしてもマイナンバー問題も汚染水放出問題も少子化対策も何も解決しない。国民置き去りの町内会のお祭りに等しい。内閣改造を助走にし統一協会解散と石油のトリガー条項導入による値下げを起爆剤にして衆議院解散の目もあったが予想されるこの程度の改造ではこの時期は無理と考える。お祭りは町内会だけにしてもらいたい。無意味な解散はごめん被る。
ジャーニーズ事務所記者会見雑感
4時間にわたる長丁場であった。出席しないのではと思われた藤島ジュリー社長も出席した。だがアリバイつくりの感が否めない。性加害を認め謝罪したところまでは評価できる。だが国連人権委員会から指摘された同族経営の歪み被害者救済賠償の具体策の提示はなかった。藤島ジュリー社長は退陣しジャーニーの秘蔵っ子、元少年隊の東山紀之が社長に就任する。ジャニーズの金看板を背負ってスター街道を驀進してきた人物がコンプライアンスの改革ができるとは到底思えない。藤島ジュリー社長も取締役に残るという。名目は被害者救済に専任するということだが具体的な提案はなかった。上場していないので株式を100%所有したままだ。売却し資金が尽きるまで被害者救済に充てるべきと思う。だが物言う株主として院政を敷く意図も見える。かつて梨元勝という芸能レポーターがいた。いつしかテレビから姿を消した。ジャニーズ事務所を批判したためだ。所属を離れたタレントは徹底的に排除されそれを批判する者は干されメディアはジャニタレを回してもらえなくなる。テレビ局は視聴率がすべてである。この期に及んでチェックできなかった我々にも責任があるなどと・・・10周遅れのコメント出す局やタレントは悪くない・・今後もジャニタレを使うと明言する会社もある。会社名もそのまま残す意向である。独立系メディアの参加者から「ヒットラー株式会社」でいいのかと突っ込まれていた。キムタクがshow must go onというジャニーの口癖をもじってコメントしていた。能天気の極みである。アサヒビールなどコンプライアンスの厳しい会社が「人権方針」に反するとしてジャニーズ事務所のタレントをCMで使わないと明言している。この動きが加速するかどうかでジャニーズ事務所の明暗が分かれると考える。最後にもう一度言うがこの問題は半分はメディアの体質の問題である。
付記
会社員時代テナントに山野楽器が入っていて新人タレントがキャンペーンに来ることがよくあった。「シブがき隊」が来たことがあった。屋上でミニライブをやる企画だ。開店前から長蛇の列ができ社員は皆警備に駆り出された。店舗の周りにはメーターを倒したタクシーが多数駐車している。空港まで「シブがき隊」の車を追っかけるためだ。僕は若いお客さんを先頭で屋上まで誘導する係になった。「絶対走らないでください」と連呼しながら屋上まで上った。今なら足がつるがその時は「シブがき隊」とそんなに年は離れていなかったので職務を全うした。ライブが始まる直前マイクにトラブルが発生した。ステージで調整してほしいと依頼があった。お客さんは今や遅しと「シブがき隊」の出番を待っている。僕がステージに上った瞬間「キャー」という歓声がひときわ大きくなった。そのあと「違う」という罵声が屋上に飛び交った。殺意を感じた。ジャニタレは人気あると実感した瞬間であった。
8月31日
8月31日西武そごうの池袋本店で買収による雇用継続を巡って業界62年ぶりのストが敢行された。ちょうどその日札幌では駅前の商業施設エスタが45年の営業に終止符を打つことになった。奇妙な縁を感じた。学生4年目の年、人並みに就職活動をしていた。第一志望は西武系のパルコ、パルコ劇場を持ち糸井重里、山口はるみを起用し消費によって個性を表現する時代の最先端を疾走しサブカルチャーのインキュベータ的会社であった。札幌での一次試験には200人以上いたと思う。その試験を潜り抜ける二人に選ばれた。二人で渋谷に行った。もう一人は高校の同級生で誰が考えても僕の方が向いている。面接官は堤清二の片腕の専務か常務の肩書の人でよくテレビに顔を出していた。履歴書の趣味か何かの欄にjazzと書いたのだと思う。その役員からjazzを聴いてよかったこと・・・は有りますかと質問された。おお絶好球が来たと思った。jazz とポピュラー音楽のとの関係性、サブカルチャーに果たした役割についてスタン・ゲッツの様な滑らかなフレーズで答えた。北海道から渋谷まで来て二人とも落とされることなない・・・これで当選確実と思った。だが役員が言ったセリフが気になっていた。「入社後適正がない人は西武百貨店の方に出向してもらうこともあります」と言ったのだ。もう受かった気でいたので百貨店はいやだな・・と思っていた。ところがである、二人とも落とされたのである。僕はもう一社内定を貰っていたのでそこに行こうと思っていた。そんな折千葉出身の大学の友人が悪魔のささやきで言ったのである。千葉にそごうという百貨店が有って地元では一流企業で通っていると・・・。
札幌駅前で工事しているキーテナントである。店舗ができた時の1期生を募集している。1期で入社するのなら行ってみるかと思って試験を受けた。結局そごうに入社し20年勤務した。その後そごうも経営を縮小するため札幌は閉店した。ひょっとしたら西武に行っていたかもしれなかったがライバル社のそごうに入りM&Aで西武とそごうが合併しストを打った日エスタビルも閉店した。因みに一緒にパルコを受けた同級生Mは最近亡くなったと店に来た他の同級生に聞いた。
付記
最近ストはめっきり見かけなくなったが70年代春闘の時期ストは春の風物詩であった。汽車もバスも良く止まっていた。あまり文句を言う人もいなかった。62年ぶりのストである。連合の芳野会長はこういう時でも顔を出さない。