朝日新聞に裏金議員が公認される見通しだという記事が載った翌日、石破総理は一部の裏金議員の後任はしないとの会見を行った。国民の75%が裏金議員の処遇に不満を持っている。当たり前の対応うと思う。僕も記事に驚きコンビニで朝日新聞を買ってしまった。なぜこんな記事が載ってしまったか・・そしてその後の朝日新聞の対応である。現政権を揺さぶる勢力のリーク記事であるらしい。謝罪して訂正記事を載せるべきと思うが石破総理の会見後には仲間に鞭打つ対応と思わせる記事を載せている。購読者数が減るわけだ。有能な記者がどんどん辞めている。
本日の駄洒落
誤報と言えば龍角散,
誤報であってもすぐ拡散
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割りばし内閣
石破茂にはすっかり騙された。国家観の所から意見を異にするので積極的に支持をしたことはないがここ数人の首相よりは話が通じる人物として密かに期待していた。総裁選時には日米地位協定の改善、裏金議員の非公認など自民党支持でなくとも応援したくなる政策があった。所信表明演説を聴いた時それが全て幻想だと理解した。日米地位協定改善については一言も触れていない。沖縄県民に一途の希望を与えただけ罪が重い。12月に廃止される紙保険証については予定通り作業を進める。裏金議員の公認問題については全員非公認で選挙で信任されたとしたら復党もやもなしが原則の考え方である。あるところで線引きがされるされるで有ろうとは思っていたが比例復活も含めたうえでの公認であると朝日新聞にすっぱ抜かれた。当選人数は減るであろうが大量の裏金議員が戻ってきてしまう。経済政策はまだアベノミクスの継承である。いくら何でも酷すぎる。結局自民党はいつでも自民党でありワクチンの効き難い新株ウィルスに石破茂も感染しただけに過ぎない。支持率は選挙まで下がり続けるであろう。政権交代が興るところまで落ち込むとは思えないが議席数は減るはずである。党中枢はそこまで読んでの石破政権であると考えたほうが妥当である。支持率下がって議席数減らせば石破の責任にして首を挿げ替えればよい。友達のいない石破茂など使い捨ての割りばしである。
豹変 その2
豹変の由来は豹は秋に毛が生え替わりその模様がくっきり見えることから来ている。石破新総裁は総裁選の中で牙を抜かれた豹の様に変節していったと感じていたが本当にそうであったのか。むしろ豹変したのは自民党そのものでありトップが替わったくらいでは揺るがない新種に変化しつつあるのではないだろうか。それは石破茂の体に巣くうエイリアンの様である。2012年体制という用語が有る。政治学者白井聡の学説である。2012年は第2次安倍政権が発足した年である。その強権的かつ独裁的政治権力の在り方が確立した年であり実際安倍総理が退き亡くなっても続いているシステムの事である。石破総裁はそのシステムに取り込まれつつあるが密かに抵抗している姿も見て取れる。解散総選挙は誰が総理になろうが決定事項として準備が進められていたようだ。自民党地方支部への伝達など準備に勝るものはない。アメリカ大統領選挙の日程との兼ね合いもある。石破総裁はここでは自説を取り下げたようだ。
党要職の記者会見時、石破総裁も挨拶をした。通常総裁は出席しないものだ。石破総裁は弁が立つ。国会答弁でも原稿なしでやり取りできる。だがこの時は抑揚のない調子で原稿を読み上げた。こう言え
と言われています・・と言う事に抵抗している様であった。閣僚人事も党内基盤が脆弱である為バランスを考えた登用となって居る。高市早苗、小林鷹之へのポストの提案は断られることを前提としたパフォーマンスである。安倍総理を国賊呼ばわりした村上誠一郎を総務大臣に指名したのは安倍派への決別宣言でもあるが自民党自体安倍体制からの脱却を測ろうとしている証でもある。水面下では激しい権力闘争が繰り広げられている。麻生副総理はほぼ失脚し党は新しい支配体制を模索している。豹は毛が生え変わっても豹であり決して猫になることはない。
付記
どうでも良い事だがチータと豹の見分けが今でもつかない。40年ほど前lazyの近くにアマゾンと言うピンクキャバレーがあった。女の子は皆ヒョウ柄のミニドレスを着ていた。源氏名の名札をつけているのだが「チータ」と言う子がいた。本名が「水前寺」か「清子」であったのかもしれないし豹とチータの違いなど興味がなかったのかもしれない。
チータ
豹変
政治とは勇気と真心をもって真実を語る事・・・石破新総裁の座右の銘である。何度かこの名言を聞いた。
長い総裁選の渦中、石破茂の言説が変節していくのが感じられた。当初裏金議員は公認しないと明言していた。元々この総裁選、岸田総理が統一教会問題、裏金問題で政権が維持できなくなり出馬を諦めたことによる。この問題どうケジメをつけるかが焦点であったはずだ。ところがトーンはどんどん弱まりぼったくりバーの水割りの様に薄められていった。小泉進次郎は早期解散を掲げていたが石破茂は正論を訴えていた。最低政策を示し議論を重ねた上で判断材料を国民に提示する。そうして審判を仰ぐ。それなら一応筋は通る。石破茂とは思想を異にするが党内で干され続けられた人物なら刷新の狼煙を上げてくれるのではとひそかに期待していたがこんなに早く変節するとは思わなかった。衆院選の投開票が10月27にと総理の指名を受ける前に発表してしまった。新政権誕生のご祝儀相場のうちに選挙をやって今までの不祥事はチャラね・・・と言う事にしようとしている。誰かが入れ知恵したようであるが窮地に陥った時言説を変える人間は信用しないほうが良い。政治家でもミュージシャンでも・・・
座右の銘が泣いている。
付記
柳家喬太郎の新作落語で「座右の銘」というのが有った。キャバクラに行ったサラリーマンについたホステスが二人とも妹の娘であったという落ちである。「左右の姪」お後がよろしいようで・・・
斎藤元彦知事のメンタル
斎藤元彦知事のメンタル
パワハラ・おねだり疑惑の斎藤兵庫県知事が議会の全会一致の勧告を受け辞職を迫られた。鋼のメンタルをお持ちの様なので議会解散の手段に訴え16億の無駄金を使わせる可能性もあったがそこまではしなかった。結局辞職はせず失職の道を選んだ。ところが知事選に再出馬するという。須磨駅前で街宣する映像を見た。常人では計り知れないメンタルである。百条委員会での受け答えも表情一つ変えず同じフレーズを繰り返す。レコード針が飛んだかと思わせるグラント・グリーンの奏法に近い。元々この事件、公益通報者保護法に則って内部告発した情報に端を発している。この中には蟹やゴルフクラブをおねだりした件も含まれるが一番事件性が高い阪神オリックス優勝パレードにおける寄付金キックバックが疑惑が有る。この件は法曹関係者によると立件が可能であるらしい。斎藤知事は法律を犯していなければ責任を取る必要はないとの考えを持っている。裁判になった時の事を考え証拠と取られる様な発言をしないようにしていると考えたほうが自然だ。斎藤知事のお詫びの弁で机を叩いたこと、付箋を投げつけた事を反省しているようであるがそこではないでしょう・・・とツッコミを入れたくなる。そもそも総務省の官僚出身で公益通報者保護法をしらないものであろうか。知ってはいるがそれがどうした・・と顔が言っている。上級国民は超法規的な存在だと勘違いしている。政治が劣化している証である。
街角情報室 ブッキングの妙
バイトの利薫からピットインでこんなポスター見つけましたと言ってある写真が送られてきた。今年の周年記念の企画を珠也が気に入ってくれたようで同じメンバーで再演してくれるようだ。企画者冥利に尽きる。レギュラーグループできてもらうのももちろん楽しいがミュージシャンの音楽性を考えながら組み合わせを考えている時もたのしい。実際の音を聞いた時こちらの想像をはるかに超えたレベルのパフォーマンスになることがある。この時もそうであった。
立民党代表戦の印象
まあ、下馬評通り野田元総理が勝利した。今後の選挙のことを考慮し立民は刷新感より実利を取ったということだ。小沢一郎が野田佳彦が相談し若手候補の擁立を考えていたが枝野幸男が先に立候補し思惑が外れてしまった。枝野は立民単独で政権を取りに行く考えを明らかにしていた。現在の小選挙区制では夢物語である。枝野が結党当時の信念を貫いていてくれていたならとないものねだりをしたくなるのであるがすっかり財務省に魂を抜かれてしまった。そういう意味では野田佳彦も財務省の息がかかっている。だがここは鼻をつまんで野田佳彦と言うか小沢一郎に賭けるしかない。小沢一郎と大人同士で話し合ったのだ。渡世の義理は果たしてくれると信じたい。維新と組むのではなく維新とを分断して取り込む。国民民主、れいわと合流する。自民党の一部を取り込む。共産党と連携する。
清濁併せ吞む感覚で何があっても政権交代を実現しなければならない。ある利権のバケツリレーは途切れることになるはずだ。次の利権構造はまた構築されるであろう。その時はその時だ。そう思わなかったらやっていられない。野田佳彦が蓮舫の都知事選最終日の応援演説に出てきた時には立民終わったと思っていたがもう一回だけ付き合ってみようと思う。
高市早苗という悪夢
自民党総裁選でのトップ争いが目まぐるしい。コバホーク、小泉進次郎の人気は分からないでもない。だがこの機に及んで何故高市早苗なのか。我々一般市民は投票権がないので手を合わせてこの人だけはやめてくれと願うだけである。総務大臣時代、放送法の運用を巡って停波という印籠を翳しながら脅したという証拠文書を捏造と言ってのけた。捏造でなかったら議員も大臣も辞めると国会で発言した。その人間が辞めるどころか総裁選に出馬しているのである。高市早苗は議員成り立ての頃はもっとリベラルであった。安倍元総理に支持されると急速に右傾化していった。右傾化は票になるとふんだからである。ファッション右翼は従来の右翼とは一線を隔するものであるしより危ないと考える。バップを演奏していた者がフュージョンが流行りだすと急に安っぽいアルバムを量産する行為に似ている。総裁選に出馬するのには20人の推薦人が必要だ。そのうち13人は裏金議員、15人は統一教会関係者である。その中には杉田水脈という差別主義者も含まれている。そういう人物がもし総理になったとしたら裏金問題も統一教会問題も永遠に闇に葬られる事になる。人気が急上昇してきた経緯には自民党員になっている統一教会信者が暗躍しているとも聞く。経団連関係産業界はアベノミクスを継承するであろう高市を推している。一般国民の生活の豊かさとは無関係な株価を維持できるという理由による。20年間日本経済を凋落させた政策をまだ継承する後に来るものは・・・と想像すると空恐ろしい。おまけにアメリカからも睨まれている。対米自立というリベラルな観点からではない。靖国参拝を明言し中国を露骨に敵視する思想が日米韓の安全保障政策にブレーキを掛けるという見地による。靖国参拝は中国だけではなく韓国の国民感情にも影をさすことになり親日的な現政権を起こす事をアメリカ政府も歓迎していない。選択的夫婦別姓制度等は100万光年の彼方に遠ざかる。高市が総理になって良いことが有るのであれば教えて欲しい。
一つだけ評価するとしたら「早苗あれば憂いなし」のコピーは好きである。
街角情報室vol9 他人の空似
店から出て買い物に行くときのことである。S絵が前を横切っていく。声をかけようか迷よっていると
ちらっとこちらを見ると矛先変えこちらに向かってくる。両手を腰のあたりで振っている。あれそんなキャラだったかといぶかったが僕もそれに応えるべく両手を激しく振った。ハリウッド映画であれば再開を喜ぶ恋人同士のように抱き合うところだ。近づいてくると視力の衰えた僕でもあれなんか違うと気づいた。だいぶ若い。フィル・ウッズのソロと思って聴いていたが良く聴くとジーン・クィルだったという感覚に近い。手を振っている僕の脇を通り過ぎた。「しばらくぶり」と再会を祝う会話が聞こえた。気配は全く感じなかったが後ろに誰かいたのだ。
「今の人誰」
「知らない」
滅茶苦茶かっこ悪い
北大&商大jazz研1年生定期戦雑感
夏の終わりの風物詩北大&商大jazz研1年生定期戦暑い2日間が終わった。10年ほど前の事になる。当時の北大の部長と話していた。6月の学祭が終わると1年生部員が燃え尽きた症候群で大勢やめてしまうという。一年生の出番は秋の1,2年生ライブまでない。毎週末セッションはあるものの具体的目標がないと積極的に練習しょうと言う気が起こらないのもわかる。その対策路して生まれた企画である。縄抜けを許さない女郎屋の女衒のようであるが元々やめないで続けてねという清い乙女の祈りから始まったものである。一年生だけでバンドを組むと明らかに技量の違うメンバーが一緒にそれもその曲無理でしょう・・・という選曲で望むバンドもあった。やる方も大変だが聞く方も大変である。だが演奏のクオリテイティだけではない熱意のようなものが伝わってきて楽しいのである。出来るだけリハーサルも全部聞いている。音のバランス、何を決めて何を決めないか、終わり方、構成確認、MCなどなど・・・ジャズが抱えている問題の縮図を改めて考えさせらる時間でもある。何より緊張感がひしひしと伝わりこちらも何か落ち着かない。多分先輩たちからライブハウスのマスターは閻魔大王の様な存在だと脅されて来たに違いない。妙に気を使われている気がする。最初は北大、商大の学生だけで構成していたが年度によっては他大の助っ人も必要となる。今年も4人ほど助っ人がいたようだ。この関係がもっと広がれば違う企画が出来るかもしれないとも考えている。二日間で8バンド・・・色々準備もあるので午前中から店に入っている。体調があまりよくないこともあるが真剣に聴いていると流石にちょっと疲れた。御世話役も大変である。出演者の調整から当日のバンド転換の段取りまでやることが満載である。初日重役出勤してきた御世話役に声を荒げてしまった。2日間終わって御世話役の二人が笑顔で「お世話になりました」と帰って行った時にはこみ上げてくるものが有った。たった2日間ではあるが人間が一回り大きくなっているのである。あのスペースに50人近く入っていたのである。学生が帰った後もずっと熱気が籠っていた。グラスを洗いながら高校野球が終わった時の甲子園のグランドキーパーの心境もこういったものだよなーとふと思った。