連続殺傷事件

川崎で19人殺傷事件があった。勿論痛ましい事件である。こういう連続殺傷事件が後を絶たない。行政側は児童の通学路の安全確保と言ったお決まりのコメントを出す。だが親が付いていようが、地域と連携しようが、警察が見回りしようが、自暴自棄になって殺意を持った人間がいれば事故は防げるはずがない。
また、違った方から犯人への誹謗中傷が後を絶たない。
「一人で死ねばいいのに」
この発言が内包する問題そのものがこういった犯人を再生産する社会を形成している。
一人で落ちこぼれ、一人で引きこもり、社会から脱落していく。よくある自己責任論が闊歩し、努力が足りないと意見される。
誰かがちょっと手を差し伸べれば防げる死もあるはずである。
この事件は利益をお友達だけで分け合う今の社会の代理コードである。