確率論
4月2日の深夜、東京の米木から電話が入った。東京の街が様変わりしているという。ライブハウスも閉店するところ、休業するところ多数。その代わり深夜の国電はガラガラ、
飲食店もガラガラ、縞模様の蛇もガラガラ。
4月7日からの15周年記念ライブはやるのかと聞かれた。勿論やると答えたが聞かれたこと自体意外であった。そうか、米木はまだ余裕があるのだ。一年先まで予定が入っているベーシストである。危険を冒してまで演奏したくない。正確に言うと演奏に集中するために心配事を抱えるべきではない。もっともである。
周年記念にかかわらずライブはやるのかと聞かれる。自分が感染する確率は宝くじが当たる確率より低いから休まないと答えている。本心ではない。確固たる保証があるのであれば半年でも一年でも休む。ほかに生活手段がないから多少の危険を冒しても営業するのだ。似た境遇の人は世の中ごまんといるはずだ。
自粛は要請するが補償はしない
安倍政権は庶民に対してはケチで厳しい。半面自分の外遊やお友達を招く桜を見る会、大企業支援には大盤振る舞いする。一般庶民には一家にマスク二枚なのだ。ないよりはいいだろう・・・・そうかもしれない。だが問題の本質はそこにはない。200億の税金使うのならもっと有効な使い道があるだろうと誰しも考える。それを考えるのが指導者の役目と思うがどうだろう。
今日も粛々と店を開ける。中島弘恵の復活ライブである。