3月31日の新聞の一面はオリンピック一年延期と志村けん死去のニュースであった。カラー紙面である。コメディアンの弔いとオリンピック仕切り直しが明るいニュースに見える演出効果である。五輪のおかげでコロナ対策は後手後手に回りここに至るまで隠されていた。オリンピック延期、中止の可能性の後の一年延期までの迅速性の裏にまた最重要課題
が後回しにされたことを思い出さなくてはいけない。
「ここ一二週間が最大山場」と言われ早二カ月。
病院作るわけでもなく、軽症者の隔離施設を整備するわけでもなく、マスクと消毒液を国民に要できる訳でもなく検査数も増やせず、自粛しろとは言うが保障もせず、
宮沢賢治の「雨にも負けず」の真逆を行く政策と言うか無策。
トヨタのアメリカ支社は生産ラインを人工呼吸器の変えた。トヨタはどこの国の企業であったのか。
ここに一枚の写真がある。
誰もマスクはしていない。大声も出している様子。密着して座っている。そして安倍総理が出席している。防衛大の卒業式である。
周知のように観光業界は大打撃を受けている。外出自粛を要請しながら旅行補助券なるアイディアが自民党の部会で提案があった。何故か。
一般社団法人 全国旅行業協会(ANTA)の会長を務めているのが自由民主党幹事長
二階 俊博だからである。
自粛要請など守るほうがあほである。
粛々と生きるのみである。