時評

時評
熊本地震から二十日ほどたった。今も大きな余震が続く中被災された方には心よりお悔やみを言いたいと思う。ただ地震一色の報道がなされる中、国の命運を決めるような事がどんどん既成事実として作られていく。オスプレイを使った輸送活動など完全に政治ショーに利用されている。激甚災害に指定されたタイミングも北海道5区の衆議院補欠選挙の前日で遅きに失しているにもかかわらず災害対策を遂行する与党は批判しづらい。結果も与党が辛くも逃げ切った。次回の国政選挙に課題を残した。アメリカに自国民の幸せまで差し出して自分の歴史認識やら存在感を主張するお坊ちゃま総理には絶対やめてもらわないといけない。僕は自民党を支持したことはないがそれでも昔は骨のある政治家がいてだめなものはだめと言う風土は残っていたと思う。TPPなど市場拡大と効率化をうたう政策は要はあなたもこちら側に来れば金持ちになれる可能性はありますよと恫喝しているようなものだ。国は断じて株式会社になってはいけない。潰れてはいけないのだ。ケイマン諸島や、バージン諸島に会社を移して国民から絞り上げたものを自分たちのために使うことは阻止しなくてはいけない。
音楽とて無関係ではない。何時の間にか著作権が延長され、在庫を抱えるCDショップは大手と言えども縮小の一途だ。札幌をjazzの町にすると言ってはじまったcity jazzも演奏者の低年齢化と経済効果だけが取りざたされるイベントになってしまった。音楽の質が問われる構造にはなっていないと思う。
呑み屋で政治と宗教の話はご法度だと言われるが呑み屋の親父も言いたいことはあるので真面目に書いてみました。明日からは面白い事書きます。