ウラジーミルの印象

ウクライナ問題全般を語るだけの見識は持ち合わせていない。只嘗てのプーチンは政治家としてはかなりのやり手であるとの印象を持っている。「やり手」と言う意味はいい目に出るか、悪い目に出るかは保証しない。勿論今回は最悪の目である。だが絶対権力を手にしてからは一気に無能になってしまった。さもありなんだ。ちょっと脅せば何でも手に入ることになれば有能である必要はないからだ。落語に「目黒の秋刀魚」と言うネタがある。初めて庶民の味、秋刀魚を食した殿様がもう一匹食べたくなって家来にその準備時間を与えるために「もう一度、後ろを向いていようか・・・」と言った話である。ウクライナのゼレンスキー大統領は秋刀魚は用意しなかったと言う事である。
ロシアが行っている行為は紛れもない侵略であるが大義名分は「親ロシア派住民」の保護である。このセリフは1939年ポーランドに侵攻するときの大義名分「白ロシア人とウクライナ人の保護」と同じフレーズを平行移調したものである。
プーチンの事を「ウラジーミル」と呼ぶとパーカーの事を「チャーリー」と呼ぶくらい違和感がある。そしてどうしてもあの人の事を想い出してしまう。
「ウラジーミル。君と僕は同じ未来を見ている。…ゴールまでウラジーミル。駆けて駆け、駆け抜けようではありませんか」
晋三君である。27回会談して北方4島に3000億プレゼントしている。確か秋田犬も進呈している。合計3000億4万5000円になるはずだ。2014年のクリミア併合時には安倍政権は北方領土問題でプーチンと交渉しているつもりであったので経済制裁には加わらなかった。今回岸田政権は経済制裁に加わった。国際社会は日本は北方領土を諦めたとみなす。せめて秋田犬だけでも返還してもらおう。
僕は音感が良くないので「ウラジミール、共に駆け抜けよう」に聴こえたが「共に抜け駆けよう」だったのだと思う。ウクライナ侵攻があった日、晋三君は民放に出演し支援者からウラジーミルと友人だったら侵攻を止めるよう助言してくれとの依頼が多数あったと嬉々として喋っていたとの事である。
プーチンはああ見えて洒落者である。お洒落な人間は見えないところに金をかける。
「裏地、見る・・・」
金がかかるとこは脅せばよい
付記
You tubeライブハウス放浪記に取り上げてもらった。その際多くの方からカンパを頂いたようである。製作者より先週頂いた。お名前をお一人づつ挙げるのは控えさせていただくがこの場をお借りして御礼を述べさせていただきたい。
ありがとうございました。
松島&岡クインテットのライブがマンボウに加え大雪で大打撃。メンバーの帰りの航空券繰り替え費用の一部に充当させていただきます。尚、火野正平氏は気を良くし「もう一本取ろうや」と言ってくれているが製作者は今回限りで・・・と言う事であった