東京都知事選の行方

静岡知事選で自民党が敗れた直後、蓮舫が東京都知事選に立候補すると表明した。静岡知事選の結果が最後の一押しになったという。政策に関してはまだ準備不足の感があったが反自民・非小池の意思を明確に打ちだした。8年前反自民で船出した小池都政はいつの間にか自民党に取り込まれてしまった。蓮舫は小池の思い付き公約7つのゼロを検証するという。誰が考えても満員電車0,花粉症0など土台無理だ。裏金に塗れた自民党に支えられている小池都政をリセットするという。かたや小池百合子氏は29日の定例都議会で出馬表明をする予定であったが蓮舫に先を越され機会を逸してしまった。都下の全世帯に防災手引きを配布したがそこには小池知事の顔写真がでかでかと掲載されている。告示前の選挙活動とも取れる行為である。蓮舫が出馬表明をした日小池は都下の首長連名の出馬要請を受け取るというセレモニーを行ったがこれが噴飯ものであった。首長が自主的に行った行為ではなく小池知事が暗に圧をかけたものであることがこれに同意しなかった保坂展人世田谷区長の証言で明らかになっている。この構図は学歴詐称問題で小池がエジプト政府に働きかけ卒業証書を獲得した行為に類似している。学歴などどうでも良いではないかと言う輩がいる。だがこの嘘は小池が今日までこの地位に上り詰める一歩となった嘘である。小池にとっては小さな嘘かもしれないが都民にとっては大迷惑な嘘であるとアームストロング船長ならいう筈である。長嶋茂雄が名前だけ書いて立教を卒業したのとは訳が違う。小池も自民党も苦慮している。小池は公明党と連合が頼りである。裏金塗れの自民に応援してもらう事が得策化と天秤にかけている。自民党も小池を押して破れたならその影響は全国に広がるであろう。今後の動きに注視したい。