適材適所の裏側 その4

閣僚人事ではないが国民感情を逆なでする人事が2件あった。アイヌ侮蔑発言で札幌法務局から人権侵害に認定された杉田水脈が環境部会長代理に起用された。もう1件は税金でパリ観光旅行をしたエッフエル姉さんこと松川るいが副幹事長に抜擢される人事である。テレビ父さんとしては怒り心頭である。女性活躍推進を演出しているともいえるが本質はもっと陰湿である。貴方たちがいくら騒いだって僕ちゃんには何も響いていないからね・・・という岸田総理からのメッセージである。このウィルス攻撃は国民に無力感を植え付ける。対処方法はめげない事である。駄目なことは駄目と反対の意思表示をし続けることである。
2001年9月11日の同時多発テロ以後米国は終わりなき対テロ戦争に突入した。当時米議会で武力行使を認める決議にただ一人反対した女性議員がいた。バーバラ・リー議員である。記者から「一人だけ反対しても無意味だとは思わなかったか」と質問され次の様に答えた。
「確かに議会では私一人である。だが反対する私の姿を見て職場で、学校で反対する人が出てくるかもしれない。その時私は一人ではない。」