White room

あの騒乱事件をドキュメント映画にするならバックの音楽はクリームのWhite roomが似合う。トランプ大統領の扇動で一部勢力による議会占拠の事件があった。下院ではその責任を問う弾劾訴追の審議が行われた。共和党からも一部賛成に回った者もいたが反対支持を大多数であった。あれだけのほとんどクーデター未遂の事件が有ってもあの行為を結果的に支持する人間がアメリカを動かしていることにめまいを覚える。分断の溝は深い。そして民主主義を維持することの難しさを痛感するのである。事実に基づいて話す者と真理を探究している者は時として話がかみ合わない。真理と言えば聞こえはいいがカルトの経典と同じ場合がある。オウム事件を追及していたフリージャーナリスト江川紹子さんがツイッターでコリン・パウエルやA・シュワルツェネッガーが共和党を割らないでほしいと書いていた。コリン・パウエルは統合参謀本部議長でシュワルツェネッガーはその指示で地球を守った人である。相性は良い。シュワちゃんもいろいろ問題もあったが州知事時代きちんとした政策を出した人物である。志と異なる組織に所属して辛いと思うけど中に残って正してほしいとエールを送っていた。昔英語を習っていた時、ジャーナリスト志望のアメリカ人、ジュディが「レーガンを大統領に選んだことが恥ずかしい、あなたもタモリが総理大臣になったらいやでしょう」と言っていたことを思い出した。ジュディは今のトランプ大統領の発言を聞いたら白装束に身を固めて切腹してしまうかもしれない。その時僕は横山ノックが大阪府知事になったことを恥じていないとは言えなかった。
付記
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