Farewell my number

[Farewell my lovely]R.チャンドラー作に捧ぐ
マイナンバーカードが錯綜している。僕はまだ作っていない。出来るだけ先に延ばそうと思っている。マイナー保健証も紙の資格証明書で粘るつもりである。色々な問題が出てきている。他人の情報が出てきたりする。13万件・・・これが多いと思わないほうが良い。新しいシステムに移行する時の税金みたいなものである。車が増えれば交通事故が増えものだ。河野大臣が言うようにヒューマンエラーである。ポイントと言う惚れ薬を嗅がされた国民が一気に申請した事にもよる。デジタル省の肩を持つわけではない。本質は別のところにある。韓国の例である。個人情報が漏洩した件数・・・・1億2000万件である。一人当たり4件の漏洩率である。日本が韓国よりIT産業が進歩しているわけではない。このシステムを受注したのはNTT、富士通、日立等のITゼネコンの連合体である。みずほ銀行のATMが使えなくなった事故が有った。請け負ったのは富士通である。日本の産業が衰退しているがIT企業も例外ではない。一度受注してしまえば毎年運営費が黙って入ってくる。日々技術を磨くことを怠り衰退していく。世界レベルでは1周遅れである。ではなぜこんなに拙速な取得を国民に強いるのか・・・。色々な分野への紐付けも急いでいる。ここが利権の巣窟になっているからだ。上記のITゼネコンは各省庁からの天下り先でもある。厚生省は保険証に紐付けを・・、財務省は預金通知に・・、警察庁は免許証に・・・文科省は学生証に・・・。しっかりしない土台の上に建て増しした色々な部屋が続く九龍城の様な建付けになっている。時代の流れではあるのでカード自体全否定するつもりはないが一から制度設計をし直すべきと思う。こんな中途半端な制度にもかかわらず政府は事故の際補償はしないと言い訳の様に書いてある。ここから得られるビックデータは意図的に拒否しない限り利権企業に流される。そしてこの情報は米国のクラウド上に保存される。ご自由に閲覧してください・・・とはなっていないが米国がその気になれば簡単に出来ることである。胡散臭い商品を信用できない政府が押し付けてくる。昭和には存在していたゴム紐を売りに来る「押し売り」を思い出す。