お正月にもらうものと言えばお年玉であるが今年は違うものを貰ってしまったようだ。
元旦、正月気分を味わおうと雑煮を食べた。のどに痛みが走った。最初やけどでもしたのかなあと思ったが勿体ないので一応全部食べた。食べた後が特に痛い。唾をのみ込んでも口を開け閉めするだけでも痛い。熱も咳の症状も全くないのでコロナでもインフルでもないとは思ったが風邪薬を飲みながら三ヶ日を我慢した。物を食べると喉が斬り付けられたように痛むので食事は一日一回にした。流石に腹が減る。空腹を取るか激痛を取るかの悪魔の二択を日々迫られている。増税か赤字国債かの二者択一に似ている。診察が再開する日耳鼻科に行った。病院に行くのは30年振りである。国家にご迷惑をおかけしない健康優良爺である。ファイバーを鼻から入れて喉を見るのだ。右の喉の奥が猿のけつの様に真っ赤かだ。「これは痛いでしょう」と医者は言う。「食事の30分前に鎮痛剤飲んでから食事してみてください」とのアドバイスをもらった。だが鎮痛剤は麻酔やモルヒネとは違う。頬っぺたをつねれば痛いし、食事を取るとそれなりに痛い。1週間で良くなるはずですと言われた。降りやまぬ雨は無いと言う事である。臥薪嘗胆。欲しがりません、豚カツまでは・・・・。
食事も痛いが話すのも辛い。余計なことは喋るなと言う啓示である。まだ何日かは口数少ないが悪しからず。