参拝の是非

立憲民主の泉健太代表が乃木神社に参拝した。乃木将軍は軍神と呼ばれ大日本帝国の象徴的存在である。泉代表は乃木神社を参拝したら軍国主義に追随することになるのかと憤っている。「思想信条の自由」「信仰の自由」などを持ち出して低次元な論点をすり替えるネット住民が大勢いる。問題は政治家が乃木神社に参拝すると言う事が国民には政治メッセージと映る危険性が有ると言う事である。タモリが徹子の部屋で今年はどんな年になるかと問われ「新しい戦争前夜」と表現した。そうした大政翼賛会的な政治枠組みになりつつあるのに立憲はその抑止力にはなり得ないのではないのか。
「203高地」という映画が有った。乃木将軍を仲代達矢が演じている。主題曲はさだまさしの「防人の歌」である。すべてのジャンルでさだまさしだけは受け入れがたい。この曲でも大日本帝国の価値観を見事に表現している。そして油断すると感動してしまったりする。こういう素地が自分にもあるのだと言う事を認めたうえで騙されないように日々目を見開いて生活している。