チェロキチ

10年ほど前になるのだろうか・・・・。北大祭でピアニストのTがストリングス従えてマッコイ・タイナーの「 fly with the wind」を演奏していた。大掛かりな企画である。譜面を作るだけでも大変だったとろうと想像できる。一回だけでは勿体ないのでlazyで再演して貰ったことが有る。そこでチエロを弾いていたのが北大オーケストラにも席をおくOであった。仲良くなったOに仕切ってもらってクラッシックの室内楽のコンサートを何度かやったことが有る。その日だけは下々の平民が口にする「いも美」は封印しマールを飲んでいた。気分はルイ14世である。
今年も学祭に顔を出した。そこでチエロが入っているバンドを聴いた。それがKである。弦楽器の事は良く分からないが技術は水準以上と思った。その時Oの事を想い出した。ジャズとクラシックの懸け橋的存在になってくれるのではとお節介心がもたげてきた。月1回クラッシック音楽を中心にソロピアノを弾いている鹿川の演奏を聴いてもらい話し合う機会を作った。チェリストKもドビッシーが好きだという。曲の打ち合わせをしている時にはブラームス、ラフマニノフ、鳥の歌の名も出ていた。こう言う時には僕はメンデルスゾーンの弦楽4重奏の第2バイオリンの様に節度が有る聞き手になる。Oからリクエストを聞かれたときカッコをつけてヤナーチェクを聞きたいなどと言って後悔したことが有る。ショパンと言っておけばよかった・・・と。
話はKがチェロを始めたきっかけの話になった。物心ついた時にはチェロが遊び道具であったという。普通そんな家庭は日本にはない。子供する遊びと言えばかくれんぼかお医者さんごっこである。祖父がチエロに興味を持ちその弾いている姿を見て父親もチェロに傾倒し大学のオーケストラに入りそこで母親と知り合いKが生まれる。兄弟3人ともチェロ弾きだという。誰かがバイオリン弾いて誰かがビオラを弾けば家族で弦楽4重奏が楽しめたのにある意味では残念だが話としてはこちらの方が面白い。鹿川がジャズ研では何と呼ばれているのかと聞いた。下の名前の翔太郎と呼ばれているとの事であったが僕は良いあだ名が浮かんだ「チェロ吉」だ。テーマソングは勿論「チエロキー」である。必ずや流行らせて見せる。拡散の方法は都知事選の石丸に教えてもらった。
本日の駄洒落 クラシック編
「爆笑の湖」チャイコフスキー
「ピーターとおかま」プロコイエフ
「剣の二の舞い」ハチャトウリアン
今日は寒いね。本当に「シベリウス」
おっぱい「ボロディン」