フルート奏者のハービーマンの話ではない。禿の話である。新聞の雑文によるとロシアの権力者は毛髪がフサフサの人とツルツルの人がほぼ交互に努めてきたということだ。「ツルフサの法則」という。レーニン(ツル)スターリン(フサ)フルシチョフ(ツル)最近はゴルバチョフ(ツル)エリツィン(フサ)今はツルのプーチンということは次は又フサのメドベーチェフということでしょうか。いまの権力構造を考えると「ツルの一声」出決まりそうだが。唐突だがロシアンジョークを思い出してしまった。
まだソビエト連邦と呼ばれていたころ一市民が「フルシショフはバカだ」といったところ翌日にKGBが来て逮捕されてしまった。その市民は「罪状は名誉棄損か」と尋ねたところ係官は小声で「いや、国家機密漏えい罪だ」と答えた。フルシチョフを安倍晋三に置き換えると今の日本でも起こり得る。ジョークでは済まないかもしれない。
話は戻る。昔僕が子供のころ毛生え薬を発明したらノーベル賞もらえて億万長者になれるといわれていた。
今養毛剤などの毛髪関係の市場規模は年間4400億円規模で頭皮細胞から毛髪を再生する臨床研究も始まっており一度の治療で毛が生え続ける可能性あるという。僕がこの研究に一途の望みをかけていっるということでは全くない。今の歳で毛が生えたからと言って今後の人生に影響が出るとは思えないし急に毛が伸びだしたらホルモンのバランスが崩れたのではとそちらのほうが気になる。ではなぜ男性は禿を気にするか・・・・・・・。そうです禿だと女性にモテないからです。少なくともそう思っている人が多いということだ。だが統計的には女性は禿を毛嫌いしているわけではないらしい。僕は懐疑的だ。年収、身長、学歴、容姿、X力、ギターテクニック,駄洒落のセンスが全く一緒であれば禿よりもフサフサ髪があった方がいいという人が圧倒的だと思うのだが・・・・・・。
僕が知る限り一回だけ禿ブームがあった。村上春樹の「1Q84」が出版された時だ。主人公の女性「青豆」が禿が好きだということで「マスターその髪型にあってるし、今年はブームに乗ってもてるよ」とよくいわれた。勿論そんなブームはやってこないし、大体禿はワンレン、ソバージュのような髪型の名前ではありません。
ソフトバンクの孫正義が名言を残しているらしい「髪の毛が後退しているのではない、私が前進しているのだ」と。だがこれは狡い。金持ちのセリフだからだ。キャバ嬢100人に聞いてみるがいい。「禿でモテるのは金持ちだけ。ただの禿・・・・・・超キモイ。同じ禿ならオラウータンのほうがかわいい的な感じ。」と言われるに決まっている。
最後は綺麗に戯れ歌でしめます
世の中は澄むと濁るで大違い
刷毛に毛があり禿げに毛がなし。