大阪万博の醜態 vol4

能登地震被災地避難所への生活必需品の配送が運転手不足を理由に2月いっぱいで廃止される。それに引き換え大阪万博インパール作戦は無駄な税金をたらふく消費しながら死の行進を続けている。毎週、毎週、松本人志の性加害疑惑のように新ネタが出てくる。
能登被災地ではトイレが不足している。大阪万博では2億のトイレが建設される。大屋根リング設計者、藤本壮介発案によるコンペテション方式である。上限金額がいくらで依頼されたか、そして設計料も不明である。そのトイレが8か所ある。大屋根リングの予算が145億だったものが350億まで跳ね上がった。問題の構造は同じである。世界からお客さんも来ることだし日本のトイレの素晴らしい所を一つ見てもらいましょうや・・・予算・・気にせんでええ・・税金だし・・と言う事である。この問題はパビリオン建設時も出てくるはずだ。その海外パビリオン、19か国がまだ建設業者も決まっていない。万博委員会石毛事務総長は建設完了時期を3か月後ろ倒しにした。その時期大屋根リングが出来上がってくる。資材、重機はどこから搬入するかと言う事である。これを懸念しているのが日本建設業連合会会長の宮本洋一である。その辺の野次馬の発言ではなくいわば仲間内の発言である。藤本は完成後も5か所の作業用通路は確保していると言うが建設業者との意思疎通が全く出来ていない。藤本もSNSで発言するだけで記者会見には絶対顔を見せない。誰が考えても奈良の大仏を作ってから大仏殿を作るものである。
この手の行事にはつきもののボランティアの募集が始まった。4月末まで2万人集める目標である。現在4000人が登録している。東京オリンピックの時もそうであったが不足すると有料のバイトが集められる。それを仕切り中抜きしたのがパソナである。バイトには有料であることをボランティアの人間には言わない様口止めした。大阪ではボランティア管理にJTBが14億で契約している。そんな金有ったらバイト代に回せやと言いたい。どうしても手伝い人はもう少し待った方が良い。必ず不足して有料バイトになる。
ここに新たな疑惑が生じている。会場夢洲は当然大阪市の土地と思っていた。ところが上組(神戸)
山九(九州)という2社がカジノ建設予定地に土地を所有していることが市民団体の情報公開請求で判明した。そこは地下鉄駅建設予定地で平米6万で購入したものが高騰している。取得年度は2013年まだカジノ建設の話が出る前である。競争入札ではあるが取得目的は黒塗りで伏せられている。
付記
ボランティアの話を書いているうちに忌々しい想い出が蘇ってきた。札幌市のCITY JAZZの立ち上げの時実行委員を務めていた。この時もボランティアを募った。弁当は出ていたと思う。僕も結果的にボランティアになってしまった。その時lAZYと Groovy2店を経営していた。打合せ、1週間の開催時期バイトを入れるか店を休むかして参加していた。当初実行委員なので最低の日当は出るような話であった。協賛金集めに奔走したりコンサートの中身を企画立案したりするのである。何らかの報酬は有って良い仕事内容であった。終了しても何の反省会も無く放り出された。運営内容でプロデューサーと意見の齟齬が生じ詰め腹を切らされたことも有った。そのプロデューサーYは業務上横領の罪で組織を追われた。jazzには興味も愛情もない人間であった。