少子化対策

岸田総理が異次元の少子化対策を行うと宣言した。勿論具体的な施策はない。大体異次元とつく対策は「異次元の金融対策」でバレてしまったがどこか胡散臭い。出生率を見れば30年前から分かっていたことだ。大晦日近くになってから正月の準備をしても間に合わない。この対策の説明するにあたって「将来的に」とかいう表現が多い。国葬や軍備増強は即断するのにだ。やる気を演出しているとしか思われない。そしてこの財源の話題になった時甘利元幹事長がぺろっと言ってしまった。「消費税増税」も考慮に入れるべきだと・・・。化け猫の正体見たり・・だ。そもそも消費税導入時は社会保障費に充当するという触れ込みであったが、実情は法人の減税の補填に使われた。そもそも少子化は将来への不安に起因するところが大きい。この物価高の折、戦争危機を煽り軍備増強する中子供を育てたいという若者が増えるはずはない。相対的貧困化が進む中それに拍車をかける消費税増税を進めておいて「だけど子供は産んでね」などとどの口で言うのだ。少子化はいつ始まったのであろうか。第二次ベビーブームの子供達が結婚を考える時代にバブルが弾けた。就職氷河期と呼ばれた。この時期出生率はガクッと落ちている。そしてあの竹中平蔵が労働派遣法を施策し世の中に大勢の非正規労働者を輩出させてしまった。自分が生きるだけで精一杯の人間が子育てを考える余裕などない。竹中平蔵がこの問題のA級戦犯と考えている。この人間「若者には貧困になる自由がある」などとシャアシャアと言ってのけ自分はパソナに天下りしオリンピックやコロナ対策の中抜きで蓄財している。You Tubeで少子化を議論しているのプログラムを見た。軍備増強に使われ額を去年生まれた子供80万人に配分すると一人3000万円になるとの試算をしていた(聞き覚えなので数字が違っていたらすいません。兎に角びっくりする額ではあった)これくらいの事をやれば異次元の少子化対策と言ってよい。僕だって一頑張りする。