松島啓之の渾身の5dsysが終わった。唇も切れよと吹いてくれた松島に感動した。ライブレポーターの牛さんがショパンの事情で来れなかった為自分がライブレポートを書かなくてはと思っていたのだが、巷では日本の将来の方向性を決めることがコッソリ採決された。今回はそのことを怒りをもって言っておきたい。共謀罪が衆議院を通過した。テレビ放送すらない、NHKは相撲放送を放映していた。幹部職員に忖度するよう指示があったのは見え見えだ。僕も相撲ファンだがこんな時は稀勢の里より重大なことがあるでしょうと言いたい。そうこうしているうちイギリスで自爆テロがあった。勿論イギリスには共謀罪がある。なお監視カメラの数は世界有数を誇る。という事は共謀罪など体張ってテロをする人間にとっては全く無力であるという事だ。。殺人罪があっても殺人件数は減らないし、風営法があっても売春はなくならない。ヤマハ音楽教室に通ってもjazzの本質などわかるはずもない。増毛剤で禿が減ったという話も聞かない。魂胆を見抜かなくてはいけない。音楽もそういう動きには意外に無力である。C.ミンガス」が「フォーバース知事の寓話」吹き込もうが、CSN&Yが「オハイオ」を歌おうが、レノンが「イマジン」で愛を訴えようが支配階級にとっては良いガス抜きとしか思われていない。日本がアメリカの属国だからといってjazzミュージシャンもRockerも文化的に自分は安泰だと思わない方が良い。1969年ウッドストックでジミヘンがアメリカ国歌をデフオルメして演奏した。その二番煎じで日本でも「君が代」をデストーションを利かせて演奏する頭の悪いロックグループがいた。この法案が通ればそういう行為は解釈によってはクーデターと思われてもおかしくない。伝統芸能の落語でさえ戦争に傾きだしたとき廓話、艶笑話は不謹慎であると禁止されていた事を忘れてはいけない。