東京五輪組織委員である高橋治之容疑者が贈賄で東京地検に逮捕された。組織委員は「見なし公務員」に当たるのでAOKIからのコンサルタント料5100万が贈賄罪に当たる可能性が有るとの判断である。次にオフィシャルスポンサーになるにあたっての金額が高いと言う事でアオキが高橋容疑者に相談したところ2億5000万負けてくれたそうだ。これが電通経由で2競技団体に回されているが総額が合わないのと金の動きがおかしい。スポンサー料は総額のみで個別には守秘義務を盾に開示されていない。東京五輪のスポンサー料総額は歴代1位である。それまでは各業種1社だったものが高橋容疑者の提案で電通勤務時代に変更になった。その根拠は「スポンサー料が少ない場合赤字分は税で補わなくてはならない」という一見もっともらしい説明がなされている。ここが「中抜き」の温床になった。東京が招致活動で一度リオに負けてから積極的にIOC委員の囲い込み運動に走った。特にアフリカの委員に攻勢をかけた。直接金を渡すのはご法度だがお土産はいいらしい。セイコーの500万ほどの時計がばらまかれたと聞く。「そんなことほっ時計」と言っている場合ではない。この金はどこから出たのか・・・捜査はここまでは及んでいない。どこまで解明されるかは不透明であるが多分高橋容疑者が立件されてお開きになりそうな予感がする。高橋とて一匹の蜥蜴である。尻尾を斬られるくらい電通にとっては痛くも痒くもない。なぜコロナ禍の逆風の中オリンピック開催にこだわったか考えてみたい。スポンサーあるいは放映などの利権もあっただろう。だが最大の利権はオリンピックにかこつけた東京の再開発であると考える。オリンピックが終了してから神宮の樹が伐採されていると時々小さな記事を見る。静かに確実にそれが始まっている。ちゃんとした総括をする前に組織委員会は解散してしまった。そんな中、秋元市長が秋に招致活動であの「ぼったくり男爵」に会いに行くとの記事が道新に載っていた。お土産は「白い恋人」程度にしてほしい。東京の二の舞になるのはごめんこうむりたい。
付記
来週からの一大イベントのお誘いと来られない方の為のライブCDRの販売の告知がある。トピック欄をご覧の上ご支援を賜りたい。