新年のご挨拶 2024

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
ここまではクリシェのフレーズである。
2023年は劣化し分断され凋落する日本をまざまざと見せられた一年であった。2024年も厳しい現実を突きつけられる年と腹を括って新年を迎えた。幸い元旦は穏やかな天候で気休めではあるが良いこともあるかなあとウトウトしていた矢先能登半島の大地震の一報が入った。能登半島は原発銀座である。現在稼働している原発はない。ネット上でも原発のトラブルは報告されていない。直接被害にあわれた方には申し訳ないが最初に考えたことはその事であった。不幸中の幸いである。自然災害であるが今年日本に起こる事の象徴の様な気がしてならない。
身を落としていく吉原の女郎の様な日本で今年もライブを主催して生計を立てて行くことになる。自分は店をいつしかコモンと考えるようになった。演者と聴衆が交わる共有地である。その事を理解してくれる人を増やすことを目標に今年も臥薪嘗胆生活を送るつもりである。健康優良爺で怪我、病気知らずであったが昨年流石に体に変調を感じた。まあ年相応の老化と考えればくよくよすることでもない。僕は古希、店は20周年を迎える。月1回ほどの企画も6月まで決定している。決めたところまでは頑張る所存である。