政権交代という幻想

投票日まで10日を残す時点でなんとも予想しがたい情勢となってきている。国民の70%が裏金問題に怒りを覚えている。だがその事が選挙情勢に反映されていない。自民党は議席を減らすのは明らかである。公明党も多少落ち込むであろう。自民単独過半数は難しかもしれないが自公連立過半数は維持できるのではないか・・・という予測が主流である。もし自公で過半数維持できなければ大臣ポストを餌に国民民主党に秋波を送れば多少枠組みが変わるが政権は維持できそうである。こういう情報が国民に行き渡ると投票先をまだ決めていない50%の国民がどうせ選挙に行っても変わらないんだと言って棄権してしまう。棚から牡丹餅が落ちてきているのにみすみす足元に落として鼠に持っていかれるようなものである。何でこんなことになったのであろうか。戦犯は立民野田佳彦代表である。選挙前には「政権交代前夜」などと咆哮していたが野党共闘の枠組みを整えることを何もしていない。そればかりか安保法制に反対する共産党を逆なでする発言をして怒らせてしまった。共産党は候補者擁立を控えていた地域にも擁立し野党乱立の構図になってしまった。政権交代は多分起こらないであろうが立民の議席は相当増えるはずである。それでなくともデカい顔の野田代表が議席増を理由にまだデカい顔をするかと思うと腹が立つ

レイジーバードリユニオン


きょう10月18日はピットインでレイジーバードリユニオンという企画のライブが行われている。本田珠也がリーダーで壼阪健登、楠井五月がメンバーである。鈴木央紹は治療の都合で参加できなくなった。この企画今年の4月5日6日にlazy 20周年記念で行ったものである。今でもそのサウンドが頭で鳴っている。その時は若い壺阪にリーダーを任せたが珠也がこの企画を気に入ってくれてピットインで再現してくれる。11月6日には吉祥寺サムタイムでも予定が入っている。在京の方は是非聴いていただきたい。珠也から今日このメンバーでやらせてもらいます。ありがとう・・・とメールが来た。レギュラーグループできてもらう楽しみもあるが東京でも聴けない組み合わせを考えるのも楽しい。出演者の音楽性を深く理解し愛し頭の中でサウンドを鳴らしシュミレートしたうえでお願いするのである。勿論断られることだってある。今回のようにミュージシャンが気に入ってくれて勿論お客さんも喜んでくれるのが店側としては一番の喜びである。また頑張る気力が湧いてくる。珠也のメールにどう返事するか考えた。「サイコロ振って決めた組み合わせだから、軽い感じでやって・・・」と返そうかとも考えたが又ドアーをけ破られると困るので再演してくれてありがとう・・・。央紹に元気になってもらってまたやりたいです。・・・と本音で返信してしまった

朝日新聞の誤報

朝日新聞に裏金議員が公認される見通しだという記事が載った翌日、石破総理は一部の裏金議員の後任はしないとの会見を行った。国民の75%が裏金議員の処遇に不満を持っている。当たり前の対応うと思う。僕も記事に驚きコンビニで朝日新聞を買ってしまった。なぜこんな記事が載ってしまったか・・そしてその後の朝日新聞の対応である。現政権を揺さぶる勢力のリーク記事であるらしい。謝罪して訂正記事を載せるべきと思うが石破総理の会見後には仲間に鞭打つ対応と思わせる記事を載せている。購読者数が減るわけだ。有能な記者がどんどん辞めている。
本日の駄洒落
誤報と言えば龍角散,
誤報であってもすぐ拡散

割りばし内閣

石破茂にはすっかり騙された。国家観の所から意見を異にするので積極的に支持をしたことはないがここ数人の首相よりは話が通じる人物として密かに期待していた。総裁選時には日米地位協定の改善、裏金議員の非公認など自民党支持でなくとも応援したくなる政策があった。所信表明演説を聴いた時それが全て幻想だと理解した。日米地位協定改善については一言も触れていない。沖縄県民に一途の希望を与えただけ罪が重い。12月に廃止される紙保険証については予定通り作業を進める。裏金議員の公認問題については全員非公認で選挙で信任されたとしたら復党もやもなしが原則の考え方である。あるところで線引きがされるされるで有ろうとは思っていたが比例復活も含めたうえでの公認であると朝日新聞にすっぱ抜かれた。当選人数は減るであろうが大量の裏金議員が戻ってきてしまう。経済政策はまだアベノミクスの継承である。いくら何でも酷すぎる。結局自民党はいつでも自民党でありワクチンの効き難い新株ウィルスに石破茂も感染しただけに過ぎない。支持率は選挙まで下がり続けるであろう。政権交代が興るところまで落ち込むとは思えないが議席数は減るはずである。党中枢はそこまで読んでの石破政権であると考えたほうが妥当である。支持率下がって議席数減らせば石破の責任にして首を挿げ替えればよい。友達のいない石破茂など使い捨ての割りばしである。

豹変 その2

豹変の由来は豹は秋に毛が生え替わりその模様がくっきり見えることから来ている。石破新総裁は総裁選の中で牙を抜かれた豹の様に変節していったと感じていたが本当にそうであったのか。むしろ豹変したのは自民党そのものでありトップが替わったくらいでは揺るがない新種に変化しつつあるのではないだろうか。それは石破茂の体に巣くうエイリアンの様である。2012年体制という用語が有る。政治学者白井聡の学説である。2012年は第2次安倍政権が発足した年である。その強権的かつ独裁的政治権力の在り方が確立した年であり実際安倍総理が退き亡くなっても続いているシステムの事である。石破総裁はそのシステムに取り込まれつつあるが密かに抵抗している姿も見て取れる。解散総選挙は誰が総理になろうが決定事項として準備が進められていたようだ。自民党地方支部への伝達など準備に勝るものはない。アメリカ大統領選挙の日程との兼ね合いもある。石破総裁はここでは自説を取り下げたようだ。
党要職の記者会見時、石破総裁も挨拶をした。通常総裁は出席しないものだ。石破総裁は弁が立つ。国会答弁でも原稿なしでやり取りできる。だがこの時は抑揚のない調子で原稿を読み上げた。こう言え
と言われています・・と言う事に抵抗している様であった。閣僚人事も党内基盤が脆弱である為バランスを考えた登用となって居る。高市早苗、小林鷹之へのポストの提案は断られることを前提としたパフォーマンスである。安倍総理を国賊呼ばわりした村上誠一郎を総務大臣に指名したのは安倍派への決別宣言でもあるが自民党自体安倍体制からの脱却を測ろうとしている証でもある。水面下では激しい権力闘争が繰り広げられている。麻生副総理はほぼ失脚し党は新しい支配体制を模索している。豹は毛が生え変わっても豹であり決して猫になることはない。
付記
どうでも良い事だがチータと豹の見分けが今でもつかない。40年ほど前lazyの近くにアマゾンと言うピンクキャバレーがあった。女の子は皆ヒョウ柄のミニドレスを着ていた。源氏名の名札をつけているのだが「チータ」と言う子がいた。本名が「水前寺」か「清子」であったのかもしれないし豹とチータの違いなど興味がなかったのかもしれない。
チータ

2024.9.27 山田丈造Quartet


山田丈造(tp、fl)武藤勇樹(p)古木佳祐(b)高橋直樹(ds)
ここんとこ考えさせられるワードは”若手”だ。「生のいい」という言われ方もするし、LBのライブを通じて彼等らの熱気を存分に体感しても来た。ジャズ史に話を振ってみると、名演と評価されている作品の相当数が、”若手”時代のものであることが容易に窺える。”若手”とは人の生涯で言えば、序盤から中盤に届くかどうかを指すが、名盤はそこから生み出されている。するとライブで目の前にいるこの世代を呑気に眺めている訳にはいかんなという思いが迫ってくる。彼らが自らをどう考えているかは預かり知らぬが、筆者は彼らが第一次黄金期の状況下にいると見なしているのである。今年もそれに対応するライブに巡り遇っているが、この山田丈造Quartetを聴いていて、その思いが益々強まっている。何と言っても各自が持ち味を引き出し合いながら、全体をバランスさせていく様子には冷めている余地がない。そして抜いた感じのひと下りが絶妙にコントロールされていて成熟を感じさせる。どの世界でも声を大きくしたからといって必ずしも相手に伝わるものではないのだ。ふぅ~う、もはや”若手”以外の適切なワードを見つけなければならないな。Thanks丈造、Thanksメンバー!。演奏曲は、「I Concentrate On You」(C Porter),「Scissors」(Takezo)、「Upper Manhattan Medical Group」(B Strayhorn)、「Glad To Be Unhappy」(R rogers)、「Funky Boy」(Takezo)、「Night Mist Blues」(A Jamal)、「Sail Away」(T Harrell)、「Little Girl Blue」(R Rogers)、「 Wail」(B Powell)、「That Old Feeling」(S Fain)。今回は丈造を始め古木、直樹について触れることも考えたが、多言を排してじっくり噛みしめて置きたい心境にある。何故なら”若手”について「今夜は再考」の日にしておきたいからである。
 このライブで初めて聴いたのはピアノの武藤 だった。 演奏中に彼のバック・グラウンドや影響を与えたミュージシャンを想像したが、そのオリジナリティーについては逃さず捉えさせて頂いた。東京のシーンでのピアノはニュージャージー州のような激戦区だと思うが、途切れることなく活躍することを願って止まない。
(M・Flanagan)

豹変


政治とは勇気と真心をもって真実を語る事・・・石破新総裁の座右の銘である。何度かこの名言を聞いた。
長い総裁選の渦中、石破茂の言説が変節していくのが感じられた。当初裏金議員は公認しないと明言していた。元々この総裁選、岸田総理が統一教会問題、裏金問題で政権が維持できなくなり出馬を諦めたことによる。この問題どうケジメをつけるかが焦点であったはずだ。ところがトーンはどんどん弱まりぼったくりバーの水割りの様に薄められていった。小泉進次郎は早期解散を掲げていたが石破茂は正論を訴えていた。最低政策を示し議論を重ねた上で判断材料を国民に提示する。そうして審判を仰ぐ。それなら一応筋は通る。石破茂とは思想を異にするが党内で干され続けられた人物なら刷新の狼煙を上げてくれるのではとひそかに期待していたがこんなに早く変節するとは思わなかった。衆院選の投開票が10月27にと総理の指名を受ける前に発表してしまった。新政権誕生のご祝儀相場のうちに選挙をやって今までの不祥事はチャラね・・・と言う事にしようとしている。誰かが入れ知恵したようであるが窮地に陥った時言説を変える人間は信用しないほうが良い。政治家でもミュージシャンでも・・・
座右の銘が泣いている。
付記
柳家喬太郎の新作落語で「座右の銘」というのが有った。キャバクラに行ったサラリーマンについたホステスが二人とも妹の娘であったという落ちである。「左右の姪」お後がよろしいようで・・・

B・フリゼール オーケストラズ


ビル・フリゼール関連だとチャンタルアクダとか言うsswの前はこの2枚組になるがBフリはともかくドカドカ仕事する人だからもう何かだしてるかも知れん Bノートからの4枚目でMギブスとのセッション録音でブリッセルフィルとウンブリアJOと言うこれはビッグバンドとの2枚であるがブリッセルPOの方はRガリアーノのコンチェルトを1枚だけ持ってるがウンブリアの方は知らない MギブスとBフリは10年ぐらい前にNDRビッグバンドで演っている 今比べてみたらモニカジェーンしか同じナンバーはないのが少し意外な気がした 似てる記憶だからだがそれはフリゼールが自分の音楽をどこでもちゃんと演ってるからなんだろう それとMギブスのアレンジのせいなのだろうか?と思ってMギブスのレコードをちょっと聞き返してみようかと思った ところがアナログが2枚とCDも2枚しかない MギブスとMウエストブルックを団子にして記憶しているのに今になって気付いた トホホな話だが調べたらウエストブルックはギブスの弟子らしい MギブスにはGエバンス作品集と言うアルバムがあったと思うだが見つからない 多分買わなかったのだろう このディスクの献辞ではカーラ・ブレイの名が挙げられてる 
ブリッセルの方の後半でギブスのヒット?ナンバーのスィートレインが入ってる そしてフリゼールのアバンギャルドなリヒターになって最後はフォスターで終わる いつものビルフリ音楽世界である オーケストラに飲まれるところも全全ないのはギターコンチェルトではなくバンドとの競演という形のせいもあるかも知れない
 さてウンブリアJOの方だが常設ではなくウンブリアJフェスでのプロジェクトオーケストラで都度色々な企画をやっているようだ ここでは11人だからラージアンサンブルに近い指揮者がアルトSで弦が1人(VC)入ってる ピアノレスでブラスセクションにはホルンやチューバも入ってるからオーケストラぽいサウンドになる こっちのディスクもモニカジェーンに続けてウイシャルオーバーカムで終わる アメリカーナフレーバーなのだろうがコレって日本で当てはめるとコンサートの最後を故郷とか明日がある なんかでしめるみたいな真似なのかなぁ それってジャズにならない気がするがつまりそんなジャズモードのジャズはとうに卒業している訳だろう ここでは今迄のアルバムからの言わばビルフリ名曲集でプレイも如何にも彼の定型的となったので此の後は更なる冒険を試みる事になるのかもしれない
by 山の実

斎藤元彦知事のメンタル

斎藤元彦知事のメンタル
パワハラ・おねだり疑惑の斎藤兵庫県知事が議会の全会一致の勧告を受け辞職を迫られた。鋼のメンタルをお持ちの様なので議会解散の手段に訴え16億の無駄金を使わせる可能性もあったがそこまではしなかった。結局辞職はせず失職の道を選んだ。ところが知事選に再出馬するという。須磨駅前で街宣する映像を見た。常人では計り知れないメンタルである。百条委員会での受け答えも表情一つ変えず同じフレーズを繰り返す。レコード針が飛んだかと思わせるグラント・グリーンの奏法に近い。元々この事件、公益通報者保護法に則って内部告発した情報に端を発している。この中には蟹やゴルフクラブをおねだりした件も含まれるが一番事件性が高い阪神オリックス優勝パレードにおける寄付金キックバックが疑惑が有る。この件は法曹関係者によると立件が可能であるらしい。斎藤知事は法律を犯していなければ責任を取る必要はないとの考えを持っている。裁判になった時の事を考え証拠と取られる様な発言をしないようにしていると考えたほうが自然だ。斎藤知事のお詫びの弁で机を叩いたこと、付箋を投げつけた事を反省しているようであるがそこではないでしょう・・・とツッコミを入れたくなる。そもそも総務省の官僚出身で公益通報者保護法をしらないものであろうか。知ってはいるがそれがどうした・・と顔が言っている。上級国民は超法規的な存在だと勘違いしている。政治が劣化している証である。

街角情報室 ブッキングの妙


バイトの利薫からピットインでこんなポスター見つけましたと言ってある写真が送られてきた。今年の周年記念の企画を珠也が気に入ってくれたようで同じメンバーで再演してくれるようだ。企画者冥利に尽きる。レギュラーグループできてもらうのももちろん楽しいがミュージシャンの音楽性を考えながら組み合わせを考えている時もたのしい。実際の音を聞いた時こちらの想像をはるかに超えたレベルのパフォーマンスになることがある。この時もそうであった。