つい最近までガラ携を使っていた。少数民族の気持ちが少なからずわかる。
4日前思い切ってスマホに変えた。「来年の3月で現在使用している機器は使えなくなります」という案内が毎月来ていた。現在乗り換えるとそこそこのスマホ本体が無料になるらしい。電話とメールしか使わないのであと半年頑張っても良かったのだがここ一年半困ったことが時々あった。休業補償の申請をする際告知状況を写真で添付しなければならないのだ。毎回撮影班のM山に写してそれをプリントアウトして持ってきてもらっていた。税務署まで同行してもらい確定申告書類を写してもらったこともあった。温厚なM山は怒りはしなったが「写真くらい、自分でできないですかね」と顔に書いてあった。それがどうだ。今は自分で映してパソコンに転送してそれをUSBメモリーに移し替えコンビニでプリントアウトできるのだ。「散切り頭を叩いてみれば文明化開化の音がする」と言う経験を実感している。
最後まで添い遂げてくれた電話機はバッテリーが弱っていて電源がない所では使えなかった。持ち運びができる軽量の家電と言ったほうが適切であった。それが今なら外でも電話がかけられる。「今外から電話しているのだけれど・・・わかる」と思わず自慢したくなってしまう。
ガラケー携帯は契約から設定までT恵がやってくれたものなので廃棄できない。
T恵は15年前lazyを手伝ってくれた子で26歳で亡くなった。亡くなる直前のメールもその中に保存されている。