給付金と内部留保

給付金と内部留保
企業の内部留保が480兆円になる。960円のエビフライ定食を毎日食べたとしたら何年食べ続けられるか計算すると良い。僕には暇がないのでまだ計算していないが・・・。その原資は税制の直間比率の是正という名目で行われた法人税の減税である。そしてその穴埋めに徴収されたのが消費税でその75%を賄っている。福祉の為に使うと言う号令は真っ赤な嘘である。我々が豆腐買ったり醤油買ったり、時にはエロビデオ見たりしてコツコツ払った税金である。財務大臣は「経済を回す」という。だが消費税と言うのは消費することへの罰則と言う側面がある。煙草の例が分かりやすい。煙草をやめる理由は健康の為が一番多いがどんどん上がる金額にもある。1960年代の7,8倍の値段になっている。こんな体に悪いものを吸う奴には重税を課してやると言う戒めである。だから消費税には福祉の為と言う綺麗な衣装を着せて町の置屋に出しているのである。財務大臣は言う。「消費に回らず貯蓄に回った」10万円の給付金を出した際のコメントである。だが企業の貯蓄「内部留保」は手つかずで残っている。減税分は株式配当と内部留保である。株式など金融資産の運用で生活する富裕層はごく一部である。そしてそこには分離課税で最大20%までと言う税制の優遇がある。コロナ禍にあっても従業員の給与あるいは設備投資には全く回らなかった。経済が回る筈はない。
10月15日に緊急事態宣言が解除になり通常営業はできるようになった。
休業や時短営業の際は給付金が出る。Lazyの様な零細な店は一時的に給付金成金状態になる。ところが曲は簡単には終わらない。思わぬところにコーダマークが付いているのである。休業している時、収入はゼロである。それでも家賃光熱費など固定経費はかかる。それを給付金で補填して生活している。ここ二年店の営業収支は大赤字である。普通は給付金で補填して残った部分に課税されると思うのである。ところが営業収入の赤字はそれはそれとして・・・・給付金全額に雑収入としての税金がかかるのである。貧民層へのある意味で分離課税である。勿論国保、僕の年だと介護保険の算定基準にも関係してくる。今日のNHK日曜討論で立憲の福山幹事長がそのことに触れていてくれた。僕はここ一年半給付金を内部留保としない方針でやって来た。具体的に言うと月一回は東京のミュージシャンを呼び地元のミュージシャンとの交流の場を設ける。一回の企画で1週間単位になることもある。交通費、宿泊費が掛かる。その部分だけ考えると大赤字になる。何もしないで息を殺して生活するのが一番長生きできる方法だとは知っている。だが店の延命だけを考える生活は楽しくない。来年の4月の周年記念まで大催しのスケジュールは決めた。三年ぶりの米木康志、本田珠也のコンビネーションを味わい尽くす企画である。コロナ状況にもよるがここまで支えてくれた方々に恩返しをする日を作りたいと考えている。そこまでは何としても頑張るつもりである。店が桃色吐息状態になろうとも・・・。あれ色が違う・・青色吐息だ。最近目も弱って色弱傾向がある。