メルカリとメルケル

「世の中は澄むと濁るで大違い刷毛に毛があり、禿にけがなし」と言う戯れ歌を想い出した記事があった
高市早苗議員の著書『美しく、強く、成長する国へ』が未使用新品を含め大量にメルカリに出品されている。この手の事は良くある。安倍晋三のヨイショ本がアマゾン売り上げNO1になったこともある。そして支持者に配られほとんど読まれずにメルカリに流れる。金がある陣営は特定の本を爆買いしアマゾンや大手書店のランキングを操作する。本屋に行くと判るのだがその手の本が平積で目に付くところに配置されている。今の様な選挙間近になると金がある陣営の不自然な規模の広告を目にする。何となくその陣営が有利である様なデジャブ現象に陥らせる。公共電波を使っての自民党総裁選の報道も、もはや宣伝である。
自民党総裁選の勝者が国会で首班指名されるだろう。それをメディアが軽々に「次の首相を事実上決める自民党総裁選」と報じることの「既成事実」感、刷り込み効果こそ政権側の術中。その「不自然さ」に気づけるかどうかが、知性だと思う。
2005年に首相に就任以来、16年在任したメルケル。16年首相をやっても、不正や権力私物化の話が全然出てこない。これが「先進国の首相」。身内優遇やりたい放題の日本の現首相や前首相とは潔癖さが全く違う。世の中は澄むと濁るで大違いとはこのことだ。
著作物がメルカリに流れることなどないメルケルは35年間言論の自由の無い東ドイツで育った。だから人一倍自由に議論を出来る場を大切にしている。河野太郎議員のようにツイッターをブロックすることも無い。科学者でもあったので専門的知見に基づいた政策を打ちだす。緊急事態宣言が9月で一応終わる。なんか良く分からないが感染者数が減ったからである。良く分からない理由で減ったので又増えるかもしれない・・・と言う事で北海道の時短はまだ続くようだ。お御籤ひいて決めてるのかと言いたい。
昔「監督があほやから野球できへん」と言った阪神の選手がいたが我々もそろそろ「総理があほやから生活できないべやー」と声を上げても良いのではないか。
僕もマスターがアホやから仕事ができないとミュージシャンやバイトから言われないようにそれなりに努力はしている。それなりに・・・