ご飯論法

安倍総理の答弁は論点すり替えの「ご飯論法」である。ご飯論法と言うのは子供の頃には皆一度は経験がある。「朝ごはん食べましたか」と質問されたときパンを食べていても「食べていない」と答える論法である。加計理事長が総理と食事をしたり食事代を支払うこと自体が問題ではないかと問われ総理は「別に食事をごちそうしてもらいたいから戦略特区で特別にやる。焼肉をごちそうしてもらいたいからそんなことするって考えられないですよ」と反論する。総理は説明責任という言葉の意味を取り違えてる。説明責任というのは、自分たちのやったことが正しいことですよ、間違ったことはやってないと、文書とか資料でひとつひとつ示すことである。総理は何回も説明することを説明責任だと思っている。一部の安倍総理よりの識者がモリカケ問題ばっかりやっていると非難する。
こちらだって同じことを何度も言いたくはない。だが言い続けないと今の政権は「しめしめ」とばかりにまたの国民をを愚弄し続けるに違いない。森友問題に関しては「関与していれば総理も議員もやめる」と言っていたのにやっぱり関与してたけど、贈収賄には関与していないから問題ない」と言い、麻生大臣は「改竄してたけど、悪い改竄じゃないから問題ない」と言う。いつの間にか「関与していたら」を「贈収賄」にすり替えてしまった。だがこれは金銭の授受はないが便宜を図ったという事を自白したことにはならないか。大手メディアはなぜ批判しない。日本の民主主義は一気に何十年も後退している。