なんとなくvol4

札幌の軽音楽サークルのコンサートを聴きに行った。会場は市民会館。満席であった。歌舞伎や歌謡ショウには連れていかれたことはあるが、自分が興味持っている音楽のライブは初めてであった。二部構成なっていて一部参加者全員によるステージ(これは後から知ったことだが)二部はいろいろなバンドが出た。ブルーグラス、フォーク、オリジナルのロックやるバンド、jazzもあった。それぞれがレベルが高かった。その後の札幌の音楽シーンを牽引していく人が何人もいたのだ。このコンサートが終わってからしばらくしてPPM仲間のO沢から連絡が入った。
O沢も行っていたらしい。Oはその団体、(名前をSING OUTと言う)に入るからお前もどうだと言われた。月2回ほどの全体リハーサルに参加すればいいだけで会費も安かった。取りあえずバックコーラス隊員として全員参加のステージには参加できる。一緒に参加することにした。
並行して学校ではキングストン・トリオの様なフォークグループと今は小学校の校長をしているY田とサイモンとガーファンクルの真似事もしていた。昨年部下を連れて来た時この話になった。部下はぜひ聞きたいという事になって僕も「サウンド・オブ・サイレンス」くらいなら何とかなりそうな気がしたので余興としてやる気になっていたが校長先生は歌詞を忘れたという。多分やらない方がよかったのだろう。
そして1969年のウッドストックの洗礼を受けることとなった。志向は急速にロックに傾いていく。1969年はマイルスがビッチズ・ブリューをリリースした年でもあるがまだ本丸には届いてはいない。
ブルース・ロックの方からもう一方はプログレッシブロックの方からjazzの阿片窟に近づいて行った。