コロナ5類移行

政府が春をめどにコロナを季節インフルエンザと同様の5類に移行させる検討とあった。現在は緊急事態でもまん防でもないのであまり報道されていないが死者も過去最多である。ただ感染しても若年層は軽症で終わる事が多い。亡くなっている年齢層は圧倒的に高齢者が多い。昨年の12月から1万人である。死亡者数の1/6はここ1カ月での数字である。こういう状況で5類に移行させる意味を考えてみたい。Lazyの近所にも無料PCR検査所が有る。今月の31日で閉鎖される。僕も一度お世話になった。野戦病院みたいなテントの検査所であった。唾液を出すためのレモンのイラストは無かった。なかなか唾液が出ないので係りの人に何か酸っぱいものを思い浮かべてくださいと言われた。僕は初恋の事を想い出した。R・カークではないが「あふれ出る唾液」が出た。結果は幸い後白河上皇と同じく「院政」であった。まずこういった検査所が廃止される。医者のコメントが載っていた。5類に移行すると罹ったかな…と思って病院に行くと検査と薬で最低1万はかかると言う事だ。Withコロナで日常生活に戻すと言う事は公的を援助はすべてなくなると言う事を意味する。政府側に立ってメリットを考えてみる。
1. 検査費用がなくなる
2. 休業補償、医療関係の補助金がなくなる
3. 無くなっているのは高齢者である。ここで医療費が浮く
4. 高齢者が亡くなるとここが一番大きい。年金が浮く。
3.4は半分冗談で考えていたがイエール大学の成田悠輔なら言うかもしれない。なぜこの時期なのか。防衛費増額、少子化対策で財源が必要である。支出は減らさなければならない。経済界からは見せかけでも良いから普通の生活に戻せと圧力が掛かっている。そして4月の統一選挙に向けてマスクなしの生活と言った明るい話題を提供したいと考えている。国内では症例は多くはないがオミクロン株の変異株も出てきている。これが流行する前に第2類から移行させなければ時期を失ってしまうとの見方だ。大体この3年の対策は何だったのだろうか。原因が飛沫からこっそり空気感染に変わった。対策もワクチン接種の一本足打法から換気の重要性に軸足が動いていった。政府お抱えの御用学者からは疫学的な説明はない。現在も医療は逼迫している。足を折っても救急車は来ない。しかし具体的な改善策は聞けない。
義理と人情を秤にかけりゃ義理が重たい・・・・♫のは兄弟仁義である
経済と命を秤にかけりゃ経済が重たいのが今の日本である。