マスコミの矜持

菅総理は「G7で全首脳から五輪支持を頂いた」との国内メディアの報道があった。僕が聞いたNHKラジオニューでは「バイデン大統領の支持を得た」とあった。どうやら声明文に五輪条項を含めるように各国首脳にお願いしたと言う事らしい。ドイツのメルケル首相の賛同は得られなかった。酒の席の自慢話の如く菅総理が話を盛ってしまったと言う事らしい。それをNHKテレビはそのまま公共の電波に乗せた。新聞の取り扱いも結びで五輪条項が載っているがいかにもコロナ問題やら環境問題と対等の扱いで取り上げられている。実際は最後の3行弱、30語のみの表記なのである。共同声明全文は1万4000語ある。明かに印象操作である。それを機に各マスコミ報道もオリンピックネタに一気に傾いていく。ラジオでもサッカーの日本のメダル獲得予想やら、オースラリア女子ソフトボールの公式練習の話題など具体的な報道がされだした。今日の道新は「火」が北海道に来ていたこともあって見開き2ページ「火」特集である。色々な美談が語られる。スポーツだろうが戦争だろうが美談は落ちている。まさかこんな状況でもオリンピックやるなどとは思わなかった。NHKのプロパガンダ映像の動画バージョンを見た。開催反対の意見を徹底的に無視し情緒的な言葉を並べて国民を同じ方向へ誘導する。あの戦争に国を挙げて突き進む状況を想い出さざるを得ない
付記
こういう状況であるがミュージシャンは演奏をし店はその場を提供するのが使命だ。20日で緊急事態が全面解除なるとは思えない。生活圏の範囲で経済を回したい。トピック欄をご覧の上ご支援を賜りたい。