日大事件の裏表

元々の問題は安倍元総理のお友達の藪本氏が深くかかわる日大病院の建設費流用問題であった。補助金を出したのは萩生田元文科相である。モリカケ問題と本質は同じ縁故資本主義にある。ところが妻の経営するちゃんこ料理屋で見つかった隠し金2000万円、自宅で見つかった一億円で脱税容疑にすり替わってしまった。所詮田中前日大理事長は小物である。やりすぎて尻尾を斬られたと言う事だ。この事件には別の側面がある。今も日本学術会議が岸田総理に6人の任命を求めて面会を申し込んでいる。頓挫した政権による大学支配を復活させようと搦め手から攻めて来ている。最高決定機関を理事会から評議委員会に移し少数の評議委員が重要事項を決定し理事の選任解任も評議委員会が行う改革案が進められている。ここに送り込まれてくる政官財からの評議委員は効率優先の所謂実務家と称する人間達である。ご当地札幌でも北大で名和前学長が解任された。これを主導したのも文科省から送り込まれた職員である。パワハラがあったらしい・・・と言う事しか分からない。現在も係争中である。学生に聴いても全く知らないという。何かきな臭い。どちらにしろ教育、医療、ライフラインに関することに効率を持ち込むことは国力を落とす元凶とみている。
付記
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