腹立ち日記vol21

1月28日の国会中継で驚くべき答弁を聞いた。「桜を見る会」のツアーに安倍総理の後援会は関与していなかったのかとの質問に「参加者を募集したのは旅行代理店であって後援会は参加者は募ったが『募集』はしたことはない」ご飯論法ここに極まれりだ。
こんな馬鹿々々しい国会中継など見るに値しないとチャンネルを変えた人も大勢いたのではないか。道新の読者欄にも「何、同じ桜の事ばかりやっているのだ」という声も頻繁に聞かれるようになった。だがこれは安倍総理の戦略ではないのかと思う。国会の存在を貶め、
ここでは何も議論されず合意形成もされない無意味な制度なのだと。「国会なんかいらない、閣議決定でいいのでは」という独裁制のほうが手っ取り早いのではという意識が国民の中に蔓延していく。憲法の拡大解釈も、最近の自衛艦の中東派遣も密室での閣議決定で決められた。ドイツのワイマール憲法も合法的になし崩しにされた歴史的事実を思い出したい。
ラジオではピート・シーガーの「花はどこに行った」が掛かっている。