臨時ニュース

昨日5月20日の11時ちょっと前。ラジオのバラエティー番組を聞いていた。突然臨時ニュースが入った。GDPが年2.1%増、2期連続プラスになったという事だ。多分良いニュースなのだろう。だが臨時ニュースを入れるほどの内容なのか。あと数分すれば定時のニュースの時間だ。時間をちょっと早めることでビックリ度を操作しているように思う。
フランス映画の「フローベール夫人とパン職人」やソフィー・マルソー主演のああ・・タイトルが思い出せない・・・・ランデブ・ーイン・パリであったろうか・・・の一場面。主演女優が男を訪ねてくる。トレンチコートを着ている。この後は定例のベッドシーンになるだろうと想像できる。ソフィー・マルソーが悪戯っぽい表情でコートを脱ぐ。服は着ていない。ランジェリー姿だ。おお・・・と思う。どうせあと数分で脱ぐのに。臨時ニュースだ。
いいニュースであるはずなのに、僕ら庶民には全く実感がない。またお役所の統計操作かなと思っていたが今回は手品だった。消費と設備投資は停滞している。それに伴い原油や天然ガスの輸入が減っている。この数値が計算上プラスになる計算式になっている。
数字はランジェリー姿のように見掛け倒しであるが政府には安堵感が広がっている。「アベノミクス」への批判を避けられ10月の消費税増税の再延期論も収まると踏んでいる。
この雰囲気を醸し出すための「忖度」された臨時ニュースであったに違いない。