鬼滅の刃

菅総理は受けを狙ってこのアニメのセリフを引用して記者会見の答弁を行った。映画の興行収入も歴代一位になった。昨年の出版業界販売部数ベスト20はすべて鬼滅の刃1巻から20巻で占められる。出版業界の明暗を浮き彫りにする現象となった。コロナ禍をものともせず収益を上げる。まさしく自助の鏡である。
ここに官房機密費なる仕分けで現金が86億ある。支出に領収書はいらない。何をやっても良い会員制SMクラブのような存在である。只原資は税金である。この資金が先の総裁選の時期2週間で4800万減少している資料が国会で提示された。小池委員は「選挙に使ったのではないか」と切り込む。菅総理はいつものお題目を唱える。「お答えは差し控える」であった。
小池委員は「自助自助といいながら税金を使った公助ではないか」と詰め寄る。
考えてみると菅官房長官時代からマスコミのツッコミもより甘くなっていった。望月東京新聞記者も機密費の一部がマスコミにも配られているのでと論評している。
出川哲朗が出てきた。
「やばいよ、やばいよ」
「機密はやばいよ」

五輪神道

東京五輪が宗教行事化していると言う視点は卓見である。諸外国が「オリンピックの火」と呼ぶ大会演出の小道具でしかない火を「聖火」と呼んで有難がる。まさに神事である。菅首相は「コロナに打ち勝った証としての五輪」と言う詔を下知して庶民の安寧を願うふりをしている。それは中世に疫病、飢饉、災害が起きた時の為政者の神頼みⅡⅤフレーズである。勝利条件が全く提示されない。東京五輪中止と言う合理的判断が「コロナに負けた証」と言う間違ったメッセージになってしまう。精神論ではコロナにも鬼畜米英にも勝てない。
東京五輪の国内スポンサー全68社がコロナ禍の中で契約延長に基本合意したという。日本の大企業はそれだけ政府に依存している。金融緩和による高株価や企業優遇税制に支えられているのだ。逆らえるわけがない。
森喜朗委員長もバッハ会長もオリンピッククラスのイベントを開催したときの感染リスクには一言も触れたことがない。
五輪はもはや純粋なアスリートたちの祭典ではない。濡れ手に粟の人間が必ずいる。
企業栄えて国滅ぶ。
「怒り心頭」

参考文献 オリンピックの事を考えるために
「二つのオリンピック」ロバート・ホワイティング著
「黒い輪」ヴィヴ・シムソン著
「北緯43度の雪」河野啓
札幌オリンピックに参加した南国スキーヤーの感動秘話。札幌在住の方には親近感を持って読めます。

ローバータ・フラッグ

炉端焼きの店で火力が強くて大漁旗が焦げている店があるよね。これが日の丸だと罰せられるかもしれないのだって・・・・・
こんばんは、はらいちでーす
「火事場泥棒」 どさくさ紛れはいかんね
「送り狼」安心させといてパクッと言うやつね
「当て逃げ」バレなきゃ御の字というやつね
「やり逃げ」いるいる。酔わせておいてご馳走様と観音様に手を合わせるやつね。
「デレイドスチール」だいぶ離れてきたけど、タイミングをずらして次の塁を盗むやつ。
「パッシングデミニッシュ」もうわからなくなってきたけど、大事なコードに行く前の経過音に和音付けするやつね。注意してないと判らないよね
この猫の手だけではなく、ムカデの足も借りたいほど忙しいときに「日の丸の国旗を壊したり汚したりした者に罰則を課す刑法改正」に時間とエネルギーを注ぐ勢力がある。下村博文、高市早苗らの日本会議系国会議員たちである。馬鹿も休み休みにして欲しい。全力を尽くして医療機関への支援策を議論すべきと思う。
この連中が語る「国を守る」の「国」は国民でなく国家の権威だとよくわかる。
1989年の米最高裁の判例がある。その中でブレナン判事は良いことを言っている。「国旗はこれを侮蔑する者さえも保護するのだ。国旗を燃やす自由でさえ認められるときにその国旗の理想は実現されている」というとても凄まじい自由主義を高らかに宣言している。この点ではまだまだアメリカには敵わない。
村上春樹の短編小説に「蛍」と言うのがある。正体不明の財団が運営している寮で生活している主人公の物語である。その寮は君が代と共に国旗掲揚をする儀式で一日が始まる。村上春樹の言葉を無断借用する。
『どうして夜の間に国旗が仕舞い込まれてしまうのか僕には良く分からなかった。夜なかにだって国家はちゃんと存在しているし多くの人々は働いている。そのような人々が国旗の庇護を受ける事ができないのはどうしても不公平であるような気がした。でもそれは別に大したことではないのかもしれない・・・・・以下略』
村上春樹はさらっと国旗に象徴される国家の共同幻想の事を述べている。
この小説を読んだときある事件を思い出した。高校一年の事である。宿泊研修と言う名目で大雪青年の家に連れて行かれた。そこの一日も君が代と国旗掲揚で始まった。翌日全生徒の非常招集が掛かった。国旗を隠した輩がいると言う事であった。今返却すれば不問に付すと言う条件が出たが名乗り出たものはいなかったはずである。
翌朝何事もなかったように国旗が掲揚された。
ギターリストは替えの弦を持ち歩ているし青年の家は替えの国旗は用意していると言う事である。

1月29日

1968年1月29日東大医学部自治会が医療法改定に異議を唱え無期限のストに突入した。学園紛争の口火が切られその運動は全国の大学、高校に伝播していった。発端となる事件の事は覚えていないが一年後の安田講堂陥落の映像ははっきりと覚えている。その後学生運動は収束し一部の極左勢力の内ゲバ闘争に変遷していった。そしてその間に起きた事件に関わった人間と微妙に繋がっていることが後でわかる事となった。
最近映画にもなったが三島由紀夫と東大全共闘との討論の一部を聞いた。「君たちが天皇陛下の事に触れてくれたのなら私は君たちと共闘したであろう」と言う言葉に考えさせられた。同じ時期学生との大衆団交に臨み要求をことごとく撥ねつけ一週間ほど軟禁された骨のある教官がいたと言う事実は何となく知っている。去年「保守と大東亜戦争」という昭和の思想史の本を読んでいたら上記の教官の名前が出ていた。林健太郎氏である。あれ、どこかで聞いた名前であると思った。盟友米木の奥さん「さきく」さんのご尊父ではなかったかと思ったのだ。米木に問い合わせた。「そちらは、叔父」との答えであった。林健太郎氏はその後東大総長になった。「そちら」が有れば「こちら」もある。こちらのご尊父は慶大教授で退官後新設大学の学長になられた。そのご尊父から「米木君、校歌を作ってくれないか」と言われたそうである。「いや、俺そういうタイプでないからさ・・・アキコに頼んだよ」
僕は小山明子しか思い浮かばない。アキコと言うのは矢野顕子の事である。
学生運動の火は全国に広がり北大にも喧騒とした雰囲気が充満していた。図書館が学生に占拠されたと報道があった。支援しに行こうと思い立った高校生の僕は北大正門前で身動きが取れなくなった。信号機は金網で防御され機動隊の装甲車と隊員で学内には一歩も立ち入れない状態であった。その図書館の中に僕が引き継ぐこととなったgroovyのマスター、野川さんがいたと聞いたのもそれから20年くらいたってからである。聞いたのは本人からではないそういう事は喋らないというのがその業界の不文律になっている。
唐牛健太郎というカリスマ運動家がいたことを佐野眞一の「唐牛伝」で知った。唐牛は全学連の委員長になった人間である。そして唐牛は野川さんと同じ時期北大に在学していた。あの図書館の中で二人は希望と蹉跌の入り混じった空気を吸っていたのではと思うと胸が痛い。
二人とも故人になっている。聞く術はない

空耳アワー

国会中継を聴いていて耳を疑った。菅総理の答弁である。
「最後には生活保護がある」
おいちゃん、それを言っちゃお終いよ・・・。自助、自助、自助、自助、自助、自助。自助を二乗しても「至上の愛」には程遠い。ア!殺生(アセンション)と言うものだ。
乗っていた飛行機が太平洋の真ん中でエンジントラブルに見舞われた。機長の機内放送がある。「当機はハワイ沖200キロの海面に不時着いたします。当地の気温は28度、天候は晴れ。ご安心ください、最後には救命胴衣があります」
「救命胴衣があるなら安心だ。それまで、ジェットストリームを聴きながら一寝入りしよう」てなことになる・・・・・わけないやろ!!!!
機長の使命は乗客を安全に目的地に届けることのはずだ。
「政府を頼ってください」と国民に呼びかけるメルケル首相。一律10万円を渋り「後世への借金を増やすのか」と国民を恫喝する麻生財務相。菅総理、麻生財務相には疲弊する国民を勇気づけるメッセージがまるでない。GoTeGoTeの無策。無策は木を切る♪・・ヘイヘイホー。無策は人を斬る♪・・・ヘイヘイホー。
毎回の事であるが官僚の書いた答弁書を読み上げるのは止めてもらいたい。心に全く届かない。こういうのを台本営発表と言う。
Cjam bluesを譜面見ながら弾くプロがいたとしたらあなたはその人を信用するであろうか

日本映画探訪記vol13 修羅雪姫 怨み恋歌

5Gの時代になんとも昭和の裏街道を思わせるタイトルの映画である。梶芽衣子が匕首一振りで女ゴルゴ13を演じている。藤純子が演じる任侠物とも違う。原作はアニメで小池一夫が作者である。時代設定は明治時代である。時代変革を願う若者と女殺し屋が官憲に歯向かう同じ勢力として描かれている。この構図は60,70年代、学生運動が華やかし頃、高倉健主演の任侠映画をヘルメット片手に見に行く運動家たちのスタンスと同じである。鞘を捨て相手方の組に乗り込む健さんとゲバ棒抱えて機動隊に対峙する自分を同一視していた。そこに思想的な右も左もない。主演の梶芽衣子は殆ど喋らない。ポール・ブレイのソロアルバム「open to love」の音数よりも少ない。女囚サソリもののデビュー以来口数の少ない堪える女で人気を獲得してきた。口数の少ない女の良いところはミステリアスに見えることと下手な演技がバレにくい所にある。梶芽衣子が修羅場に赴くロングショットがある。縦じまの和服の裾が風でちょっと乱れる。肌の白さにドキッとするのである。監督は藤田敏八である。秋吉敏子を起用して「妹」などの昭和を代表する青春映画を撮った監督である。あれ・・変換ミスである。秋吉久美子の間違いである。秋吉敏子が妹だったらホラー映画になってしまう。
いたるところに黒澤明への敬愛の念がにじみ出ている。血が壊れた消火栓のように吹きだしてくる場面、手が藁人形の試し切りのようにスパッと切り落とされる場面は「用心棒」そのままである。タランティーノ監督がこの映画が好きだと聞いた。正直どこにインスパイアされたのかは僕のレベルでは分からない。マイルスがアーマッド・ジャマルにインスパイァされることもあるのだから、世の中分からない。
ぼくも007に刺激を受けている「いいスパイや」

ライブ持続化CD発売御礼

鈴木央紹、三嶋大輝を迎えての怒涛の6daysが終わった。お客さんが来なければ自分の首を絞めるし、満席になれば感染拡大の心配をしなければならない。前門の虎、後門の狼状態である。それがライブCDを買っていただくことで寂しくない客数でクオリティの高いライブを主催出来た。来ていただいたお客さん、CDを買っていただいたお客さん、商売道具である音源を販売することを許可してくれたミュージシャンにお礼を申し上げたい。ありがとうございました。月一度は頑張って東京のミュージシャンと札幌のミュージシャン、社会人、学生、そしてリスナーの皆さんとの交流ができる企画を継続的に主催したいと思う。何人かのお客さんからはモヤモヤした閉塞感が吹き飛ぶようなライブでしたとお褒めの言葉を頂いた。意味のある感染対策は全部してお待ちしている。

White room

あの騒乱事件をドキュメント映画にするならバックの音楽はクリームのWhite roomが似合う。トランプ大統領の扇動で一部勢力による議会占拠の事件があった。下院ではその責任を問う弾劾訴追の審議が行われた。共和党からも一部賛成に回った者もいたが反対支持を大多数であった。あれだけのほとんどクーデター未遂の事件が有ってもあの行為を結果的に支持する人間がアメリカを動かしていることにめまいを覚える。分断の溝は深い。そして民主主義を維持することの難しさを痛感するのである。事実に基づいて話す者と真理を探究している者は時として話がかみ合わない。真理と言えば聞こえはいいがカルトの経典と同じ場合がある。オウム事件を追及していたフリージャーナリスト江川紹子さんがツイッターでコリン・パウエルやA・シュワルツェネッガーが共和党を割らないでほしいと書いていた。コリン・パウエルは統合参謀本部議長でシュワルツェネッガーはその指示で地球を守った人である。相性は良い。シュワちゃんもいろいろ問題もあったが州知事時代きちんとした政策を出した人物である。志と異なる組織に所属して辛いと思うけど中に残って正してほしいとエールを送っていた。昔英語を習っていた時、ジャーナリスト志望のアメリカ人、ジュディが「レーガンを大統領に選んだことが恥ずかしい、あなたもタモリが総理大臣になったらいやでしょう」と言っていたことを思い出した。ジュディは今のトランプ大統領の発言を聞いたら白装束に身を固めて切腹してしまうかもしれない。その時僕は横山ノックが大阪府知事になったことを恥じていないとは言えなかった。
付記
最新トピック欄をご覧の上ご支援よろしくお願い致します。

Waltz for debby

「Waltz for デビ夫人」この駄洒落の作者は自分だったか臼庭潤だったかもう忘れてしまったがこの曲を聴くと白塗りの顔をしたデビ夫人の思い出す事になり困った。
そのデビ夫人がやってくれた。日本のGDPが少し拡大した。大晦日都内の一流ホテルで90人のセレブを集めてパーティを主催したのである。コロナ禍を懸念するマスコミの取材を受けて「コロナの心配は一切関係ない方ばかりでしてよ・・・おほほほホ」と答えた。コロナ禍の社会的問題を映し出している。金融資産で稼ぐ富裕層はステイホームで身を守りながらサロンに集まって戯れる。「我、泣きぬれて金と戯る」豚木
危険でも働かねばならぬ人、あるいは劣悪な家庭環境いる人とは別世界の話である。富豪7人と下層階級36億の金融資産が同額であると言う格差社会の末端部分を見る思いである。
デビ夫人は反論するであろう「あなた達もご自分で稼いでごらんあそばせ・・オホホホ」と相好を崩す。その顔には築50年のモルタル造りの家にあるようなひびが入っているはずである。
GDPが25%以上も縮小する中、株価は年末最高値を付けた。最早株価は経済の実態を反映してはいない。安倍元総理が株価は好調と自分の経済政策を擁護するためだけに使っていた指標である。年金を受給すると実感するのであるが毎年微妙に減っていく。我々の年金、郵貯の国民資産が株式市場に運用されて目減りしていく。そこに日銀も手を貸し偽装相場を形成していく。売却益はどこに行くか。デビ夫人のような富裕層、外国人の機関投資家たちにである。
「私たちのような人間がお金を使わないと日本経済は破綻する」とデビ夫人はおっしゃった。
その顔には築50年・・・以下同文。
簡単な方法が有る。金融資産に大幅課税をして国民に給付金として配ることである。企業の内部留保金も400兆ある。法人税の減税によるものである。その原資は我々が日々負担している消費税なのである。諸ドイツなど外国では経済を回す方法として消費税減税が取られている国が有る。
直接給付、税制改革どちらも今の政権が最も嫌う政策である。そういう階層に支えられている政権と言う事だ。困ったことにそちらに行きたがる若者がという事実が有る。
付記
最新のトピック欄もご覧の上ご支援よろしくお願い致します。

自由平等

小学生の頃書道の時間に「自由平等」と書かされたことを覚えている。子供心に何か大切なことなのだなあと思っていた。
今アメリカの民主主義が危ない。義理と人情を秤にかけりゃ義理が重たいのは日本であるが、「自由」と「平等」を秤にかけないのがアメリカである。トランプの支持層は貧困層の白人たちである。彼らは平等を求めない。富裕層の私財を公共に託し再分配すると言う事は自由の侵害だと思っている。その事によって恩恵を受ける立場であっても平等を拒む。
トランプは平等の実現には何の興味もない。もっと自由な国にしたら「再び偉大なアメリカ」が戻ってくると考える人が数千万人いてトランプのか掛け声一つで国会議事堂を占拠してしまうのである。
アメリカは独立宣言で市民の革命権をはっきりと認めている。国会議事堂に乱入した人間は
「生命、自由、幸福追求の権利」の追求する権利を行使していると考えている。
彼らは「アメリカの正統性」の側にいると信じている。乱入者の中には極右勢力Qアノンのジェイク・アンジエリ、ネオナチのジェイソン・タンカースリーもいたと言う事だ。そんなこともあって共和党がようやく正気に返った。ジョージア州の上下院選挙で共和党現職議員二人が落選したことが大きかった。今回はトランプを裏切らないと次の選挙が危なくなったので掌を返した。トランプはこの場に及んで「ペンス副大統領は自分の為に仕事をしていない」と難詰している。憲法修正25条では、閣僚の過半数の同意が有れば、副大統領が大統領の執行不能を宣言できるとしている。ペンス副大統領は煽動したトランプの権力を停止する英断ができるか注目している。ぺロシ下院議長は統合参謀議長とトランプが核のボタンを押す暴挙に出た時の対応策を話し合っている。アメリカも二流国になりつつあるが「仮定の質問にはお答えできない」とする何処かの二流国よりは危機管理のシミュレーションはできている。かつてニクソンがウォーターゲート事件で疲弊したときも同じシミュレーションしたと聞く。S・キューブリックの映画「博士の異常の愛」が現実のものとして起こらない事を祈るばかりだ。こんなトランプとゴルフをしていたマブダチは今どうしているのでしょうか。言いなりでスティルス戦闘機を買ったり米軍のお手伝いをする法律を通したりした人です。ホテルの明細書は企業秘密なので出せないと言った人です。トランプに貢いだ金額を今の対策に使えていればとつくづく思うのである
付記
最新トピック欄もご覧ください