国民栄誉賞

大谷翔平が国民栄誉賞を辞退した。まだ成長過程にあるとの理由であった。イチローは三度辞退している。若すぎる。現役の時は受けるべきだはない。・・・などの理由であった。三度断ると流石にお声が掛からなくなる。「仏のFaceもthree time」と言う諺がある。勿論辞退してもイチローは何も困らない。元々この賞は王貞治がホームランも世界新記録を樹立しそうだという時期、当時の福田総理によって発案された。「内閣総理大臣顕彰」なるものがあったがスポーツ選手が選ばれたことがないとの理由で新設された賞である。以来芸能人、スポーツ選手も多く受賞している。だがこの賞、勝負服を着て営業に臨むやり手のスナックのママの様に下心が見え見えである。授与する政府が対象人物の人気にもたれかかる相撲の「浴びせ倒し」の様な決まり手になっている。国民的ヒーローにおべっか使って好感度を上げるための賞は廃止した方が良い。実際世論調査でも支持率が上昇したという事実はないという。だが政権に着くとこの賞を出したがる。こういう立派な人を出した時代の政権担当の俺・・・偉くない・・・という感じなのであろう。
jazz界ではまだ受賞者は出ていない。候補は誰が考えても3人しかいない。渡辺貞夫、日野皓正、山下洋輔である。そして誰が考えても貞夫さんが最初の受賞者になるはずである。後の二人は私生活で立派でないところがある。
どうせどうでも良い賞である。思い切って伊藤宏樹に与えても良い。チンピラでも音楽で更生できる証となるかもしれない。明日27日は伊藤宏樹の久々のリーダーライブである。国民栄誉候補の仕切りを聴いてほしい。