土壺にハマって その2

NHKの7時のニュースを聞いていた。テレビはないので見てはいない。自民党と統一教会の癒着の話題は爪の垢ほども出てこない。ラジオでも出ないものはテレビで取り上げられるはずがない。ところが民放のミヤネ屋では連日この問題が取り上げられている。視聴率が稼げるからという痛し痒しの問題はあるがNHK,朝日新聞が全く触れない問題を取り上げると言う事は注目している。ワイドショーにとっては宝の山かもしれないが国民にとっては腐臭漂う屍の山である。これ程腐りきっていたのか・・・と絶句する。統一教会が日本に進出したのが1954年マイルスのバグスグルーブが録音された年である。今の様に毛が無い僕が生まれた年でもある。話が横道にそれた。文鮮明が安倍総理の祖父岸信介の後押しでエセ布教活動に入る。岸は大の共産嫌いである。巣鴨拘置所仲間である右翼の大物笹川良一、児玉誉志夫と結託し統一教会の下部組織である勝共連合を立ち上げる。毎年確定申告に行く北税務署の向かいに事務所がある。一昔前右翼の街宣車と勝共連合の街宣車が札幌の中心部を練り歩いていたのを思い出す。金丸信、竹下登の金屏風事件の頃だと記憶している。話がまたそれた。笹川良一は日本船舶振興会のドンであり日本で最初の公営賭博であるボートレースで巨額の利益を得ている。昔船舶振興会のテレビコマーシャルで「人類皆兄弟」というフレーズが流れていた。このフレーズは統一教会の家族観と同質のものである。ここで腰を抜かす映像を見た。アメリカの統一教会の例会で笹川良一が挨拶をしている。「私は文鮮明の犬である」と発言しているのである。
当時の統一教会のアメリカ支部のトップ、アレン・ウッドが当時を回想し「これで世界を手に入れることができると思った」・・・・・と