山下達郎の発言

プロデューサーの松尾潔がジャーニーズ問題について発言をした。時々松尾潔がディスクジョッキーを務めている「メロウな夜」というラジオ番組を聴いている。一言で言うと至極真っ当な人と言う印象を持っていた。この問題関しても真っ当な人が真っ当な提案をしていると思った。ところがその数日後所属事務所スマイルカンパーニーから契約の打ち切りを言い渡された。その事務所への所属には山下達郎の口利きが有ったという。そしてスマイルカンパニーの社長と山下達郎、ジャニーズ事務所の藤島家は家族付き合いもある親密な関係で有った。松尾はこの件に関し山下は了解しているかどうかを弁護士を通して問い合わせた。答えは「yes」であった。松尾はこの事実をSNSで流し山下が絡んでいると言う事でネット界隈で話題になっている。SNS等はやっていない山下は自分の意見を述べる場としてレギュラ番組のラジオ放送を選んだ。7月9日2時FM放送を聴いていた。巷では憶測でものをいう意見が飛び交っていると言う。裁判で性加害は有ったとの判決も出ているしBBCの番組放映後顔を出して発言している人物もいる。憶測ではないことはあきらかである。山下は裁判の事実も知らないという。その後滔々とジャニー氏の功績を述べる。そして時々性加害を認めるものではないというフレーズを挟む。ジュリー社長と同様で事実として認めていない。松尾の契約打ち切りに関しては社長の判断であるがこの業界縁と恩が大事であるとの考えを述べている。勿論縁と恩は大事である。僕もそう思って生きている。義理と人情を秤にかけりゃ・・・義理が重たいこの世の定め・・背なで泣いてる唐獅子牡丹の世界は嫌いではない。だがこの場合義理と犯罪の秤は別である。山下達郎は次のフレーズで発言を締めている。「この考えが忖度あるいは長い物には巻かれろというものから出ていると思う人がいるならそれでも構わない。そういう人に自分の音楽を聴いてもらう必要はない・・・」と・・・。何と不遜な態度であるか。自分の人気を盾にフアンに踏み絵を迫るものである。つくづく山下達郎のフアンでなくて良かったと思った。同じ音楽界に影響力が有った坂本龍一と比べると人間の大きさに圧倒的な差を感ずる。