爆弾発言 その2

麻生副総理が台湾有事の際、自衛隊を派遣する可能性について言及した。「ああ、又減らず口爺さんが口滑らした」と思っていた。ところが随行した外務官僚が政府内で意見交換しての発言との発表が有った。すり合わせ先が外務省なのか防衛省なのか官邸なのかは述べてはいなかったがこの発言の意味が違ってくるのである。岸田総理はこういう発言は出来ない人である。官僚はエディ・ロックジョー・デイビスのホンカーフレーズの様な一部のフアンには受ける危ないソロを麻生副総理に依頼したと言う事だ。「任しておけ」とばかりにダークトーンで大向こうを唸らせ、海の向こうの中国まで反応させた。冷え切っている日中国交正常化45周年の記念行事に完全に蓋をする結果となった。だがこれはアメリカべったりの確信犯の仕業である。麻生副総理は「戦う覚悟」について確認している。誰に確認したのか・・・アメリカである。「ミサイルもいっぱい買ったし・・親分一緒にぱぁっと一戦交えましょうや・・・」と言う事である。まず派兵自体、重大な憲法違反である。その上で述べるのであるがアメリカは台湾には派兵しない。外交問題はBe bopスケール程詳しくはないが断言しても良い。間違ったなら頭を丸める。本質は米中半導体戦争だからである。その前哨戦に混ぜてもらって粋がっている半ぐれが日本の姿である。アメリカはベトナム戦争以来自国の兵士を死なせる戦略は避ける傾向がある。何処かのチンピラが替わりに戦ってくれるのが好都合なのである。「仁義なき戦い」の「代理戦争」を見るとわかる。アフガン戦争然り、ウクライナ戦争然り、台湾有事が例外になることはない。この発言一部のネトウヨには受けている。ある種の炎上商法である。