3days

ゴールデンウイーク恒例となりつつあるT造の3daysのライブが終わった。今年でもう三年目になる。初日は本人の弁ではもう少しで脂が乗る中堅の先輩たちとスターンダード中心に疾風のごとく、二日目は頭の悪いマブダチと8ビートとフアンク系をのりのりに、最終日は札幌の大御所とオリジナルも交えてシリアスにといったところだろうか。初日のMCの「もう少しで脂が乗る」発言には笑ったが最終日の大御所連には『脂が出きった」とは未だ言えないらしい。今年のコンセプトはワンホーンで吹ききると言うことであったが、どのセットでもそれが出ていて気持ちがよかった。三日間トランペットでリーダーでバンドを引っ張ると言うのはさぞかし疲れるのだろうと思うが、
体力的は意味合いだけではなくて気も使うという。せっかくやるからにはお客さんもたくさん来てほしいと言うことで集客にも気を使ってくれていた。演奏する側と場を提供する側が共生していることが再確認できてうれしかった。数年前は楽器はそれなりにうまいがチャライ若者と言った感が否めなかったが、I哲といい、T造といい
大御所に教えてもらうべきことはまだまだあるが確実に成長していてそれを時系列的に見続けていられるのは幸せなことだ。最終日は例によって居酒屋で軽く打ちあがる。
店があって僕がまだ生きていたら来年もやることを確認して3daysの棺桶の蓋を閉めた。
なんまいだ、なんまいだ。
『お愛想お願いします、いくらですか」
『・・・千295円です」
『千円札でなんまいだ」