Jアラートの意味

10月4日の早朝、けたたましい目覚ましの音で飛び起きた。半分寝ぼけながら今日は早起きしなければならない用事が有ったろうか・・・と考えていた。多分アラームを間違って設定してしまったのだと思った。スマホに変えて約一年Jアラートなる機能が設定されていることを初めて知った。北朝鮮のミサイルが日本の上空を通過し排他的経済水域に落下したと言う事であった。翌朝の新聞はこの記事が大きく報道されていた。そして抱き合わせ販売的に防衛力の拡充の議論を加速させる必要性が与党内で説かれている。このミサイル成層圏の上を飛んで行ったものである。こんなものの落下物を心配するならこの近くの丘珠空港から飛び立つ飛行機、今はオスプレイも来ている・・・の落下の方が確率的には高い。生活感覚で言うと自宅付近は円山に帰るカラスの通り道になっている為糞の落下の方が現実的である。防衛予算がGDPの2%まで引き上げるべきとの議論がある。たとえばこのミサイルの飛んだ位置情報でさえ正確には補足されていない。ミサイル防衛システムは真剣白刃取りの様に神業に近いという。ほとんど宝の持ち腐れに近い防衛装備を安倍総理の時代にトランプの言われるままに購入することを約束してしまった。それが防衛費増額の理由である。防衛費がすべて無駄だとは思わない。自衛隊員の成り手が不足し末端の銃弾すら不足する中で敵基地攻撃を前提とした装備を購入することは専守防衛を謳う憲法に違反していると今でも思う。そして日本海側にずらっと並んでいる原発発電所が攻撃される可能性について考慮すらされていない防衛構想はほとんど無意味である。北朝鮮のミサイルは日本を攻撃することなど考えてはいない。アメリカに私の事をもっと評価してという三流ミュージシャンの馬鹿テク誇示に過ぎない。外交努力での安全保障の道を探るべきと考える。