乱暴怒りのアフガン

アメリカのアフガニスタン撤退の仕方が乱暴者極まりない。食べ放題の焼き肉屋で食い散らかしていくお馬鹿男子の様である。
アフガン情勢を語るだけの知見も情報も無いがアメリカのアフガン統治失敗は「あること」が旨く行き過ぎたことの弊害であると考える。「あること」とは日本の占領統治である。日本は原爆を投下されても喜んでアメリカの支配を受け入れた。この従順さが世界基準だと勘違いした。まずベトナムで間違う。あんな小国があれほどまでに抵抗するとは考えなかった。ベトナムはまず中国、フランス、そして大東亜共栄圏を謳った日本に侵略され異民族支配へのアレルギーがある。その事を過小評価した。日本以外では失敗続きの理由を考えるうえで天皇制を存続させたことが重要と考える。天皇に対する従順さをアメリカへの従順さに移行させる行為がものの見事にはまったため、以後日本の国民性・民族性を深く研究して戦争の準備をした作業を手抜きしている。太平洋戦争時は「菊と刀」の著作を残したルース・ベネディクトを中心に占領後の青写真を想定して戦争に突入した。ブッシュ元大統領の写真をしばらくぶりに見た。もともとこの人が正義のカウボーイ気取りで始めた戦争である。もうそんなことは大体の人が忘れている。
後一般論だが大事なものを戦闘で奪われるとその喪失感を憎悪で穴埋めしその憎悪が血肉化し自己の存在意義にまでなり和平の道が遠のくことになる。