巣籠日記その4

4月27日。接触者数0、買い物も行っていない。完璧な巣籠生活だ。毎日一度は店に行っている。ネット環境が自宅にはないのと、感謝意味を込めて少しずつ店を片付けている。日曜日の10時過ぎと言う事もあって車はほとんどいない。信号が虚しく点滅している。海底のように静謐である。信号を渡る時思わぬ方向から車が来た。一方通行を逆進している。対向車がいないので気が付かないのだ。店の近くに行くと元気なソーラン節が聞こえる。二軒隣のビルの居酒屋が営業している。何の張り紙もない。通常営業だ。色々な営業方針がある。角でタクシーがい一台客待ちをしている。営業をしている店がないビルの前だ。長年の感なのかもしれない。
政府は、「検査をやりすぎると医療崩壊が起こる」として検査を絞ってきた。要はベッド数に応じた検査しかしないという方針だ。外出自粛はそのための時間稼ぎだ。接触者数を減らすことが無意味と言っているわけではない。基本戦略を見せてほしいのだ。今日の時点で6日以降の外出自粛延長は慎重に検討すると言っている。これは延長再試合と明言しているに等しい。早稲田実業と駒大岩見沢の試合なら歓迎するが安倍総理とコロナ投手の投げ合いはもう勘弁してほしい。
韓国、台湾はドライブスルー方式で早期発見に努め感染拡大に歯止めをかけている。変なプライドは捨てて成功例は取り入れてほしいものだ。アメリカはドラッグストアでPCR検査ができるまでになっている。
市中感染の蔓延と院内感染の多発が医療崩壊の原因だ。この事実を直視し、大量検査にはっきりと舵を切り替えるべきと思う。
予算はマスクの400億とオリンピックの3000億があったではないか。