延命措置

「臨時国会開催が見送られた。野党反発」と新聞に記事が載った。まず新聞のこのスタンスが問題なのである。衆参両院いずれかの4分の1以上の要求で内閣は臨時国会の召集を決定しなければならない。憲法上の義務であって見送る自由は政府にはない。マスコミこの行為は憲法違反であると論陣を張らなくてはいけない。
加藤官房長官の答弁である。
「召集時期については憲法で具体に何ら触れられておらず、内閣に委ねられている」詭弁である。「法律の専門家の解釈は適切な準備期間ののち開催しなければならない。」とのことである。当たり前だのクラッカーである。
国会でコロナ対策の不備を追及されて支持率を下落させることを嫌っての方針である・
そしてこの場に及んでの内閣改造である。二階幹事長をおろし総裁選での岸田候補との争点をぼかす。閣僚ポストは総裁選での支持を餌に振舞われるであろう。仔細に渡って安倍元総理に相談していると言う事だ。自分の延命措置しか考えていない。僕が映画監督で延命装置がエクモであったなら「すいません。次使う人が待ってますから、外しま~す、おやすみなさい」と職務を遂行する医師の涼しげな顔のアップで終わらせる。