復活の日

同名の映画もあったが今日は水泳の話である
池江璃花子選手の復活劇は素晴らしいものであった。尊敬する。道新も大きな紙面を割いて報じていた。道新もスポンサー企業なのだ。だが一選手の復活劇と国民全体の健康にかかわる問題を同列に扱うこと自体間違っている。このことを政治利用しようとする輩が必ず出てくる。そして声高に叫ぶのである。
「池江選手に向かってオリンピック開催反対と言えるのか」
「お国のために死んだ英霊に申し訳ないと思わないのか」同じ論法である。NHKは「火のリレー」を何度も報じる。いかにも健康そうな若いランナー、それを応援する人のよさそうな老人たち。周りでは反対とは言えない雰囲気が醸し出される。大阪では最大の感染者数が出ている。組織委員会はアメリカのいちゃもんが付かない限りこのまま押し切るつもりだ。
日本人の同調圧力に弱い国民性は戦後も変わっていない。
「震災の犠牲になった遺族の前で同じ言葉が言えるのか」
「演奏を終えたミュージシャンにつまらなかったと言えるのか」
「蒲焼にされたウナギの気持ちがお前に分かるのか」
「リンゴの気持ちがわかるのか」ポールは歌うであろう「林檎の気持ちは~よくわかる♪」
付記
「悪徳プロモーターに騙されてロックと昭和歌謡を唄うジャズうシンガーの気持ちがあなたにはわかりますか」
その答えを今週の木曜、金曜に聴くことができる。外出を自粛している方の為にライブCDRも期間限定で販売させてもらう。トピック欄をご覧の上ご支援いただきたい。