火事場泥棒

火事場泥棒
5月3日憲法の日である。現政権はどさくさ紛れにコロナウィルス感染対策として憲法に「緊急事態条項」を盛り込もうとしている。断じて阻止しなければならない。国会議員の任期を伸ばすことができ、今の政権が一生続くことも理論上可能になる。現在の感染拡大は憲法の不備が原因ではない。安倍政権の対策のまずさがすべてである。韓国では新規感染がゼロになっている。感染者数が日本よりはるかに多い欧米でも韓国方式を取り入れ一部経済活動を再開できるまでになっている。混雑の達成率や不要不急狩りの行動抑制だけでは社会維持のための行動での感染は防げない。5月6日までの営業自粛期間が伸びるようである。うつりたくないしうつしたくないので指示には従うが緩めれば元の木阿弥の対策をいつまで続けるのか。検査なき8割方式は社会的に止められない分野で感染が拡大していく。実際今のクラスターは医療現場であったり福祉施設であったり、家庭でさえある。徹底検査をし残りの2割を潰し込んでほしい。
「メルケルを466億で雇いたい」という時事川柳があった。
彼女は東ドイツでの生活が長かったので、自由の尊さを知っている。だから国民への制約は「絶対的な必要性がなければ正当化し得ない」としつつ、命を守るために「家にいてくれ」と演説をした。心に届く演説には「信頼」「論理」「感情」が不可欠であり政治は言葉である。
彼女であれば信頼してついていこうと思う。